毎朝5分の自分語り 2020/01/08
後ろの中年の女性がスマホ片手にガン見で運転してて怖かった。
バックミラーを注視してしまった。
車の運転というものはとてもハードルが高い。
そして自分にとっても周りの人にとっても大変危険な行為である。
免許を取得するのに何十万円もかかったり、何ヶ月もかかったり、何十時間もかかったり、何度も怒られたりして自分の出来なさに打ちのめされながら、たかだか4つの車輪がついてる箱を前後左右に走らすだけなのに苦労することになる。
そして、実際に公道で運転してみると、沢山のことを認識しながらリアルタイムに判断することになる。
しかし、経験を積んでいくと「意外に大丈夫だった」「意外と平気だった」という成功体験を積んで油断を呼ぶことになる。
負の成功体験だ。
人は能力を節約する能力を持っている。
一度〜数回気にしなくても大丈夫だったことに関しては、気にしないという節約をする。
そのため自分の認知側を節約の状況に合わせて危険ハードルを下げることになる。
その結果がスマホ注視の運転になる。
細い路地での運転も同じだ。
周りの車はいつ歩行者が飛び出してきてもおかしくない死角の多い路地で結構なスピードで走っている。
どんどん引き離される。
そのスピードで運転してて飛び出されたら止まれないのに。
おそらく何度も平気だったという経験を積んでいるのだろう。
しかし危険な状況が起きたらほぼ確実に自分と被害者の人生を台無しにする。
成功体験は自己肯定感の醸成に有効だが、知らぬ間に負の成功体験を積んでいないかを振り返るのはもっと大事だと思う。
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