毎朝5分の自分語り 2020/06/12
私はバブル崩壊後、氷河期の入り口で就職した、いわゆるロスジェネ世代(序盤)だ。
幸い私は運が良く、まともな職場にめぐり合い、経験を積み、成長し、好景気時に転職し、分不相応な立場を得る事ができた。
しかしながら運が続くとは思えない。
昨日も言ったが、年功序列は制度として守られてはいないが、社会はそれを意識した市場形成が成されている。
だが、それも長くは続かない。
いつかハシゴは外される。
年寄りの高給は若者の薄給に支えられている面がある。
それは歳をとったら給与が上がるという暗黙の了解で薄給を受け入れるという形だ。
だが、多分上がらない。
そればかりか職場で求められる存在になれず、逆に老害扱いされかねない。
我々の世代は全体としては不運だ。
第二次ベビーブームで人が多いので受験戦争は激化の一途を辿り、バブル崩壊で就職難、不景気、望まない非正規労働者を多く産み、機会に恵まれない人は、自己責任で突っぱねられる。
少子化も我々の世代が産まないからと罪すら背負わされている。
確かに戦争していた時代と比較すると、時代の困難さは比較的楽に思えるくらいだ。
食糧難で人が死ぬことも少ないし、衛生的に公害的にも、人権的にも進んで過ごしやすくなっている。
しかし、当事者としてはキツイ。
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