毎朝5分の自分語り 2022/02/20
テスラなどのBEVが環境イメージの後押しもあって盛り上がっている。
従来の車と比較して
これが出来ていない
あれが出来ていない
製造品質が悪い
ユーザーを実験台にしている
実は環境に良くない
寒冷地はバッテリーに厳しい
などなど
そりゃあ色々あるだろう。
ただ、このような話は何度か目にしてきた。
iPhoneが出てきた時のガラケーなんかが近い記憶か。
ワンセグ放送も見れなければ、おサイフケータイにもなれなかった。
機能の数で言えば圧倒的にガラケー優位だった。
しかし時代はスマホを選んだ。
最初は洗練されていない。
しかし、そのうち洗練されて市場を席巻することになる。
その最初の洗練されていない状態でも市場投入されていて、それを選ぶユーザーは居る。
1ユーザーから見た場合は洗練されていないものを新しいという価値だけで将来よりも高い値段を払って買うわけだ。
冷静に見れば決して賢くない選択だ。
いくらソフトウェアファーストだからと言ってもハードウェアの限界を超えることはない。
塗装の品質がよくなったりはしないし、ダサくてまとまりのない内装が変わったりはしない。
しかし発展途上のプロダクトの成長過程を共にするという体感、ライブ感がある。
そういう体感にこそ価値があり、どちらが優れているという価値観でお金を払うものではない。
こういう顧客を得た企業にはパワーがある。
現にトヨタよりも販売規模も市場規模も純利益も圧倒的に小さなテスラが時価総額でトヨタを抜く形になっている。
時代はめぐる。
その時までテスラもトヨタも生き残っているかはわからないが。
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