毎朝5分の自分語り 2023/08/08
フールプルーフというのは日本語で言うところの「ばかよけ」だ。
設計的にフールプルーフを設けるのはとても大事なことだ。
物理的な機械であれば失敗が怪我などにもつながる。
ソフトウェアが怪我につながることは少ないが、ユーザーの経済的損失や個人情報漏洩に繋がったりする。
軍事的な目的で利用されるソフトウェアの場合は命に関わることもある。
一方でフールプルーフに思いを巡らせる時は徹底的にユーザーを馬鹿にする必要がある。
こんな失敗普通に考えればやらんだろー というようなことは大概行われる。
市場に公開されたものは当然様々な有象無象に使われるため当然失敗が顕在化する。
だが、一般ユーザーとは違い業務知識がある社内向けのシステムでも同じことが起こる。
それどころか同じだけの専門知識を持ち、同業者しか扱わないはずのライブラリでも起こる。
もっと言えばチームメンバーどころか自分で設計した制約にすら引っかかってしまう。
人を、そして自分を徹底的に馬鹿にして設計しなければならない。
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