毎朝5分の自分語り 2024/04/28

みずほ銀行の本の話がXに出ていた。

何でもDFDをトラブルになってから作るという話だった。

確かに、今までどうやって作ってきたんだ?案件なんだが、そんなに浮世離れした話なのかと言えばそうでは無い。

例えば私の近くの例だとPOCで効果が確認できたから本番運用に進むというフェーズに入ったものだ。

私はそのプロダクトの開発メンバーではなかった。

だが、心配だったので口を出した。

基本的にはPOCは捨てて設計しなおした方が良い。

だが、さまざまな事情で捨てられない。

基本的にはお金の問題だ。

開発コストをかけられないのと、効果確認出来たのでいち早く市場投入してお金を得るフェーズに移行したいという要求からだ。

お金以外にも人情がある。

実証実験が成功した時には早く投入していきたいと思うのは人情だろう。

他者の台頭も心配になってしまう。

だが捨てずに本番運用に使おうとするのはなかなか無理がある。

POCはPOCがゆえに細かいところまで設計せずに作る。

基本的には「動くだけ」という状態だ。

だがこの「動くだけ」が厄介だ。 一見このままで本番も行けそうに見えてしまうからだ。

そしてPOCと本番運用に耐えられるアプリはコストも期間も桁違いだ。

つい比較してしまう。

そして何がしか流用したくなってしまう。

確かに流用できる部分もあるだろう。

それをキチンと冷静に判断できるかがカギになる。

本番用アプリだったからといって潤沢にコストと期間があるわけでは無い。

コストをキチンと切り詰めるのはどのフェーズでも行われるが、POCから本番運用への切り替わりでは様々なしがらみと思惑を振り切らなければならない。

ソフトウェア開発はベンダーロックインが起こりやすい。

POC→本番運用であっても同様だ。

偏見で言わせてもらえば、開発要員や会社には得意不得意がある。

POCのように動くこと重視で作る事が得意な人もいれば、本番運用のように様々な運用上のトラブルを想定・対策する事が得意な人がいる。

そしてこのタイミングでベンダーロックインに捕まると目も当てられないのは自明だ。

最初に作るところでそうやってつまづくと立ち直るのに非常に大きなカロリーが必要になる。

単に工数や期間だけで無く、お金の工面にも苦労する。

今まで雑にやってきたところの負債をまともなところに依頼すると法外な価格に見えるし、業者を変えてノウハウが無いからという風に見えやすい。

#毎朝5分の自分語り #スーパーエンジニアへの道

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