毎朝5分の自分語り 2024/04/06
昨日togetterで見た件が衝撃だった。
日本の生産性が低いというのは数年前から言われていた。
その要因は日本は長時間労働が蔓延しているためだと言われていた。
なんとなくだが、とても不思議というか腑に落ちない感じがしていた。
ビジネスに役立つ色んな機器やサービスが登場し、それらを使いこなし、少しでも良いものを安く提供する。
そうやって市場で勝ち、利益に繋げる活動を多くの会社が行ってきた。
そうでない会社は淘汰されていくという正しい循環が行われていたはずだからだ。
これで生産性が上がっていないはずがない。
だが、生産性が低いと言われている。
なぜだろうか?
こういう時は原点に立ち返るのが良い。
確か生産性の測り方は 生み出したモノの価値÷労働量 だったはずだ。
これをマクロで見ると
GDP÷総労働時間だ。
物価変動分が考慮されているか否かは分からない。
GDPは付加価値の合計なんだが、簡単にいうと付加価値というのは販売価格-仕入れ価格のことだ。
追加された価値というのは必ず価格に転換されるという理屈を根拠としている。
デフレの時代には 低価格こそ価値という価値観が蔓延し、それは誰にも止められない。
特に民間企業には止めることは出来ない。
誰か1人が躍起になったところで意味はない。
単純に考えると、デフレの時代には価格が安くなる。
そうしないと売れないから。
そして価格を安くするための努力は、生産性を下げることになる。
価格を安くするための仕事(残業すると尚更)が1番労働生産性を下げるという結果になる。
さらにそのための長時間労働もすることになるのでダブルパンチだ。
価格を下げるということが行える人材というのはあまり多くない。
仕事というのは仕事がデキル人のところに集まる傾向がある。
当然価格を下げるための仕事もデキル人の領域だ。
その人が長時間労働を行うことによって労働時間は伸び、名目の生産性は下降する一方だ。
一般的な 無駄な長時間労働によって時間あたりの生産性が低い という解釈は間違っている。
これのことだ
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