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コツコツ稼ぐコインロッカー副業

最近、街中で見るコインロッカーには、鍵の受け渡し用のロッカーだったり、発送と受取ができるロッカー(PUDO)だったりと、さまざまな種類がありますよね。ほんと、便利な世の中になりました。

そんな、みなさんが普段何気なく使うコインロッカーですが、実は副業の一種としてだんだん注目されて始めているんです。

今回はそのコインロッカーを用いた副業について、みなさんに魅力を十二分に伝えるべく、そもそもなぜ副業が流行り始めたのか、というところからコインロッカービジネスの概要、メリット、デメリット、調べて思った僕の意見などお話したいと思います。

1.コツコツ稼ぐ必要性 

去年、金融庁が「厚生年金以外に老後に2000万円の貯蓄が必要」と発表したことが話題になりましたね。これは「人生100年時代」を踏まえて、男性65歳以上、女性60歳以上の夫婦が年金だけで生きるには毎月5万円が不足すると計算しました。そして、そこから20年生きると1300万円不足、30年生きるとすると2000万円が不足する、という問題でした。

これにより若いうちから資産運用をする、または貯蓄をする必要性が生まれたわけでしたね。「老後」なんて遠い先のお話ではありますが、必要な額は2000万円です。簡単に余分に稼げる、貯めれる額ではないため、悠長にしている暇はありません。

そこで今回はコツコツ稼ぐためのコインロッカー副業(ビジネス)について、簡単に魅力をお伝えしたいと思います。

2.意外と簡単なコインロッカービジネス

実はコインロッカービジネス、意外と簡単にできるんです。コインロッカービジネスには、2種類の開業方法があり、①フランチャイズ契約②個人経営があります。

①フランチャイズ契約とは、コインロッカーの運営会社にフランチャイズオーナーとして加盟するものです。だいたい25室(5×5)のコインロッカーを設置するための初期費用として、コインロッカー本体を購入するほか、加盟金等の支払いや電源装置、バッテリー制御装置、テントやのぼり等の販促費で合計300万円程度かかります。

②個人経営とは、自分でロッカー本体を購入し、設置場所等も自分で開拓する必要があります。だいたい10室(2×5)で15万円前後、15室(3×5)で20万円程度が相場であり、個人経営だと初期費用30~50万円程度で始めることが可能です。かなり低コストで始めることが可能ですが、場所探しから設置、清掃、集金、苦情対応までを全て自分で行わなければならず、かなりの手間が掛かることは間違いありません。

今回は①フランチャイズ契約に絞ってお話を進めていこうと思います(②個人経営の内容がテーマのコツコツ稼ぐとはズレていると感じたため、、)。それでは、メリットとデメリットをご紹介しましょう。

3.手堅いビジネス形態

このコインロッカービジネスは手堅くローリスクであると言われています、なぜか。大きく3つのメリットがあるからです。

①三位一体なロッカー運営方式
このビジネスではロッカーの売り上げを土地所有者、運営会社、オーナーの3者で分配するシステムが主に採られています。この3者それぞれが利益を上げるためにさまざまな努力をする、つまり、土地勘や運営ノウハウなどに長けた協力的なパートナーがいるというメリットがあります。

②土地代は固定額ではない
土地所有者に支払われる毎月の土地代は固定額ではありません。先述した通り、売り上げの分配で支払われるため、月の利益が土地代を下回り月単位で損をした…なんてことが起きないのです。

③初期費用以外のコストほぼなし
ロッカー本体のリニューアル費用がかかりますが、それも10年に1度ぐらいの頻度で、だいたい初期費用の15%ほどです。これ以外には基本的にコストはかからないので、ローリスクと言えるのではないでしょうか。

また、売り上げの具体的な分配については、土地所有者が40%(土地代)、運営会社が10~15%(管理費)、オーナーが45~50%で分けるのが主だそうです。

4.ロッカー移設リスク

では、コインロッカービジネスの2つのデメリットについてロッカーの移設リスクの観点からお話します。

①環境リスク
土地開発などにより人の流れが移ってしまった場合、収益が激減する恐れがあります。この場合、ロッカーを移設するか畳むしかありません。

②土地所有者問題
土地所有者が土地を手放したり、新たに建設物を建てるという理由で、ロッカーの移設をせざるを得ない場合です。とはいえ、ロッカー設置時には数年以上の設置の合意を土地所有者に得るので、ある程度の期間に関しては保証されています。

高利益を上げているロッカーほど移設は痛いでしょう。ちなみに、ロッカー移設にかかる費用は10万円ほど。再設置の期間も1か月ほどで済むそうです。

5.これから熱いビジネス

では、メリットとデメリットを理解してもらった上で、なぜこのビジネスが熱いのか2つの観点からお話します。

①東京オリンピック需要
新型コロナウイルスの影響により、東京オリンピックは来年に延期になることが決定しましたが、いずれ来たる東京オリンピックでは、今より多くの方に利用されることが間違いありません。それゆえに、キャリーケースも収納できる大型のコインロッカーの導入も多いそうです。また、4か国語(日本語、英語、中国語、韓国語)の説明文をロッカー本体に張るのがオススメだそうです。

②手軽でローリスク
このビジネスはコインロッカーを設置するだけであり、たとえば自動販売機の運営のように在庫管理や仕入れなどの作業も一切ありません。また、簡単に移設ができることやロッカー本体の値段が安いことを考えても、副業ブームが来ている中で、他の投資に比べて誰でも手が出しやすい、手軽でローリスクなものと言えるでしょう。

さて、コインロッカービジネスについてイメージが沸いてきましたでしょうか。具体的にどのようにコツコツ稼げるのか、25室(5×5)のコインロッカーで、1室の料金が300円という前提のもと、オーナーの利益の分配率50%でシュミレーションしてみましょう。

稼働率100%の場合、
25室×300円=7,500円/日となります。
一か月に換算すれば、
7,500円×30日=225,000円/月となります。
ここから利益の分配が行われるので、
225,000円×0.5(50%)=112,500円/月がオーナーの利益です。
稼働率75%の場合、
18室×300円=5,400円/日となります。
一か月に換算すれば、
7,500円×30日=162,000円/月となります。
ここから利益の分配が行われるので、
162,000円×0.5(50%)=81,000円/月がオーナーの利益です。
稼働率50%の場合、
12室×300円=3,600円/日となります。
一か月に換算すれば、
3,600円×30日=108,000円/月となります。
ここから利益の分配が行われるので、
108,000円×0.5(50%)=54,000円/月がオーナーの利益です。
稼働率:すべてのボックスが1日1回使用された場合、稼働率は100%となります。また、すべてのボックスが1日2回使用されると稼働率は200%になります。

順調にいくと相場では4年~6年で初期投資額を回収できるそうです。このように手間がほとんどなく、知識や経験も要らないという点で、副業を始めるにはピッタリのビジネスではないでしょうか。

6.やってみたいと思いました

今回この記事を書いた経緯としては、「コインロッカーってなかなか良いストックビジネスなんじゃないか」と、このビジネスに興味があったからでした。

実際に調べてみて、「やってみたいな」という思いは強まり、デメリットも正直あまり感じませんでした。再三ですが、利益率が低いとはいえ、ここまで手軽でローリスクなのは、副業の一歩目としてかなり良いものではないかなと思ったからです。もちろん配置場所によっては儲からない可能性は十二分にありますが、それはコインロッカー経営に限るものではなく、ビジネスをやる上で大前提の選択の失敗としてあることだと思ったので。笑

また、フランチャイズ契約の場合、コインロッカーの管理はすべて運営会社に委託できるので、コインロッカーは投資商品という扱いになって会社員の副業として認められやすく、だからこそ副業として認知され始めているそうです。

今後も気になったことについて書いていきたいと思います。ご覧いただきありがとうございました!

7.参考文献

「コインロッカー投資」で、いくら稼げる?-楽得



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