ハゼノキ育成記録②
みなさんこんにちは!
今回は前回に引き続きまして、我が家の「櫨の子成長期」をお届けします。前回は播種から発芽までの記録を書いてみました。これまで14個の種が発芽してくれましたが、はたして順調に育つのか!?
その前に、前回の発芽までの記事はこちらから!実は書いた後にお聞きしたのですが、全く発芽しなかった砂質壌が発芽に適していた土壌だったりとか……なかなか不思議な発見もありました!
これまでの経過の記録
発芽までは結構うまくいくようになっていたハゼノキ育成。しかし発芽してからが本番でした。まずは播種から実は結構な数が途中で枯れてしまっています。他の育てられている方の話を聞いてみましたが明らかにウチの生育状況が悪い……と言うことで、これまでの3ヶ月をちゃんと振り返ってみましょう!
現在に至るまでのタイムラインがこちらになります。問題点は大きく3つあったと思っています。①種の殻問題、②根が育たない問題、③日射と水はけ。③に関しては住んでいる場所の都合なのである程度仕方がないのですが、、、今後も抱えるかもしれない問題点①、②を考えてみます。
問題点1:種の殻問題
最初に困ったことは「種の殻問題」でした。発芽は当然種の殻を割って双葉と幼根が出てくるのですが、種の殻が外れない。。。写真はまさに根が張って双葉が開きかけてるところなのですが、この殻が双葉が開いた後もずっと茎に残ることになります。
実は双葉が開いた14個の内、実に9個がこの殻付きのまま成長を始めてしまいました。しかもかなりがっちり噛んでしまっていているので外せない。。結局1個無理に外そうとして茎ごと折ってしまいました……
それ以降は怖いので「種の殻」はそのまま育てる事にしました。結果的にこの判断を誤っており、現在順調に育っている櫨の子達は種の殻が早期に外れています。
問題点2:根が育たない問題
「種の殻問題」と並んで厄介だったのが「根が育たない問題」です。これは双葉が開いて以降、ある日突然しおれてしまったり、自重を支えきれなくなってしまい結果枯れてしまう。という症状を生み出してしまいました。
また、根が伸びる以前の問題として最初から根が丸まってしまし伸びないという症状も散見されました。写真の4つは脱脂綿で発芽をさせた種になりますが、右下以外の3つは根が種から出てきた時点で丸みを帯びてしまっており、結果として短命に終わってしまいました。
「根が育たない問題」はもう1つ発生していました。根が丸まっている時点でなんとなく短命か、育つかの判断はできるようになったのですが、途中で根が枯れてしまう子も出てきました。成長した苗と途中で枯れてしまった苗の比較が下の写真になります。途中で枯れてしまった方(右)は主根から側根がほとんど成長せず根毛も弱々しい印象です。
この状況で種の殻を付けたまま上に伸びようとするので、自重を根が支えれなくなるようです。順調な左の苗は複数の根が分かれています。根がうまく育たない理由は「水はけ」かな?
やっぱり順風満帆とはいかない!
そして苗は全部枯れてしまった……
とはならず、現在3本が残っています。そのうち2本は非常に順調です!問題点とは別で気になるのは発芽時期。現在順調に育っているのは7月に双葉が開いた苗です。通常ハゼノキは春蒔きが3月ごろなので、これでもかなり遅いのですが、残りの種は7月末から8月にかけて発芽したので時期がかなりずれていたことになります。これが実は成長性に起因している?という仮説も成り立ちます。最初に発芽した苗が結局順調に育っているのは偶然でしょうか?
失敗は成功の母!
最後に③の話を少し。ハゼノキを育てる条件として「日当たりがよく水はけが良い」と言う条件があるのですが、「日当たり」に関しては、我が家はこの時期日射時間が午前中の4時間ほどになります。「水はけ」に関しては、培養土下に軽石と赤玉を鉢底にある程度使って良くしていました。これは結果論ですが、夏場でもバスタオルは1日干しても乾かない事がある我が家のベランダではもう少し水を控えたほうが良かったのかもしれません。
とはいえ、順調に育っている子もいます!残念ながら!今年の播種はほとんどが枯れてしまいましたが、今回得た知見は来年以降の播種に必ず活かしていきます!
しかし残った子もいます!今年はこの子達をしっかりと育てて行こうと思います!!
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