同値分割法とは

同値分割法とは、テスト技法のひとつで、膨大なテストケースをグループ分けし、代表となる値をテストすることでテストケースを網羅する技法です。

例えば、1~100の入力が正常値で、それ以外がエラーとなる場合、すべての入力パターンをテストすることは工数コスト的に賢くありません。
したがって、ある観点でグループ分けをして代表値をテストすることでテストケースを網羅したとします。

■例) 1~100が正常、それ以外が異常になる場合のグループ
① 0以下を1つのグループ
② 1~100を1つのグループ
③ 101以上を1つのグループ

グループ内のそれぞれ任意の代表値、例えば①が「-10」、②が「50」、③が「110」をテストします。
用語として、同値分割法で分割したグループのことを「同値パーテーション」または「同値クラス」と呼びます。
また、先の例のように正常値(②の場合)、異常値(①③の場合)が明確な場合は「正常同値パーテーション」「異常同値パーテーション」と呼んだりします。


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