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田舎暮らしはお金が掛からない?


「田舎って家賃とか安くていいですね!」

って会社の方にたまに言われます。
でも、 

「いやいや、田舎暮らしって結構お金掛かりますよ?」

って毎回訂正してます。

家賃はたしかに街中で住んでいたときより格段に安くはなったが、トータルで考えるとお金は街中暮らしよりも掛かっているなーというのが本当のところ。

まずお金が掛かるのが、日々のガソリン代。

田舎の移動は車が基本。徒歩圏内にスーパーはないし、一番近いコンビニでさえ4㎞以上ある。自分が主に利用している最寄りの駅までは約20㎞。。。当然通勤にも自動車が必須になる。嫁さんにも車がいるので2台持ちだ。街中は1台で十分済んでいたから保険や維持費も倍になっている。

子供が通う小学校までは1.5㎞くらいなので、子供がまだ小さいうちは良かった。でも中学校に通うようになり、生活スタイルは一変。

長男が通う中学校は家から8㎞くらい離れているので、とてもじゃないが徒歩は難しい。県道、バイパスを通らないといけないので自転車通勤は危険なため禁止されている。約2㎞離れた最寄りのバス停からスクールバスが出ているが、クラブの朝練、夕練、土日の活動などがあるときは親が送迎する必要がある。
同級生の家に行くのも基本は車。長男の希望でさらに遠くにある塾にも通っているので、ほぼ毎日送り迎えをしないといけない。時間も拘束されるのでかなりの負担になる。(親が送り迎えしないと友達と買い物やデートもままならない子供も不憫だが、、、)

旅行に行っていないのにガソリンがどんどんなくなるのが田舎の日常。地球環境的にも大変よろしくないなといつも思う。

水道代も街中よりずっと割高だ。住民の数がとっても少ないのに上下水道を整備したため、月々の水道料金はビックリするくらい高い。(しかも基本料金は世帯単位ではなく、世帯人数で掛かってくる始末)

光熱費も高い。ガスは当然のようにプロパン。崖の上のポニョのように災害時にも使えるのは大きなメリットだけど、料金はやっぱり高い。
古民家ならではだが、密閉性、断熱性は壊滅的。夏場は涼しくていいけど、冬場は暖房が付けてある部屋しか温まらない。空気が乾燥するエアコンが嫌いなので石油ストーブが基本でこちらも灯油代が掛かる。(もったいないので料理にも使っているが)しかも山間部だから、冬の期間が街より長い。例年5月くらいまで普通にストーブが付いてたりする。

古過ぎる家をリフォームすれば、少しは住みやすくなるんだろうけど、賃貸なのでいつか返却することを思うと、お金を掛けたリフォームはやりたくない。

田舎暮らしは楽しいけど、たいへんなことも多いな~と。





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