23/2/27・28

2/27
記憶なし


2/28
YUKIのニューアルバム『パレードが続くなら』があまりにも良すぎる。
YUKIのアルバムはリリースされればとりあえず聴いていたつもりで好きな曲もいくつかあるけど、ここまで自分の中で大きなものになったのは『WAVE』(2006)以来かもしれない。(と思いつつ本人のHPで公開されているインタビューを読んだら『WAVE』の頃に近い作り方をしたアルバム、という旨を語っていて驚いた)
まずシングル曲の「MY VISION」多くのファンが既に指摘している通り後期ジュディマリ時代を想起されるようなバンドサウンドに合わせてYUKIが老眼(!)について歌っていて、ジュディマリとその時代、20年前と現在の自分とを身体性をもって意識させられる。

「Oh!いとしのベンガルガール」ベンガル猫のオス?がメスに片思いをしている、という内容の歌詞

テリトリーを侵害させて

君のセンスで俺を呼んで

という一節がすごい。愛すること、相手を求めることとはどこまでいってもお互いの領域を侵害しあうことであり、
名指すこととはそれ自体象徴的に対象を奪うことだ
〈浸食〉でも〈侵犯〉でもなく〈侵害〉だ。愛し合うこととはお互いにけものとして爪を立てあうことだ
何度も聴いているけど何度も泣ける

『Dreamin'』峯田和伸:作詞作曲。これまでも銀杏に客演で参加していたりと交流はあるのは知っていたけど、とうとう曲提供までになるとは。
内容は峯田がYUKIに「ぽあだむ」をやらせたような(というかシンセの音色とか展開などまんまなパートがある)な曲調で暴力的に良い。
ラスサビで「だいすきー!」と叫ぶパートは本作で一番YUKIの少女性が極まっていてもはや怖い。

他にも良い曲ばかり。誰が読んでいる日記なのかわからないけど、良ければ聴いてみてください。

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