ふくしま浜街道トレイル/みちのく潮風トレイル@原ノ町〜名取
2024年4月13日〜14日で開催された「名取トレイルセンター Trail Days 2024」に参加するために、3日間トレイルをしました。今回は贅沢に、ふくしま浜街道トレイルとみちのく潮風トレイルを歩く計画。
今回のルート
こちらは計画段階のメモ。友人が東京都三鷹市にあるHiker's Depotの土屋さんにアドバイスをいただいてまとめてくれました!福島も歩きたいし、みちのくも楽しみたい。。。という私達のわがままを叶える形でルートを選定。
<確定したルート>
1日目:原ノ町〜鹿島駅
2日目:深山・四方山〜亘理の宿
3日目:岩沼駅〜名取トレイルセンター
持ち物
4月上旬で気温も20℃前後だったため、防寒具をあまり持たずに行きましたが、夜は寒くダウンを持っていけばよかったと後悔しました。
また、今回の旅で気付いたのは、行動食は甘い・しょっぱい・すっぱいなどあらゆる味を持ち歩くべし。ということ(笑)飴やチョコだけでは飽きてしまって途中しんどくなったので、ポテトチップスやナッツ系があるといいのかもしれません。
今までは雨が降ったとき用にザックカバーを持ち歩いていたのですが、ビニール袋に衣服などはまとめていれることで少しでも軽量化したほうがいいとアドバイスをいただき、そのようにしました。
1日目
原ノ町〜鹿島駅(16km)
原ノ町駅からスタート。しばらくは町中を歩くため、お店も車通りも多く安心の道のり。途中、朝早くからやっているワークマンに寄ってサングラスを購入。日差しが強かったので助かりました。
途中、桜井古墳公園に立ち寄り桜を堪能しました。川沿いに咲く桜がとにかくきれいでトイレもあります。休憩地としておすすめ。
このあたり唯一のコンビニで調達を済ませ、少し進むと大きな遊具がある公園が。わんぱく城というらしいのですが、、、
チューブスライドを滑ったのですがスピードが出すぎて怖すぎました。気になる方は是非、挑戦してみてください。
海水浴場・火力発電所を超えて「真野川」の川沿いをひたすら歩く。バリエーション豊かなベンチがたくさんある、面白い場所でした。
ただ、風が強すぎて堤防の上を歩いているのが辛すぎたので、ルートから1本外れた下の道を歩きました。
強風を抜けて、「コクリヤ」さんで休憩。温かいコーヒーと美味しいスイーツで回復しました。オープンしたばかりのようですが賑わっていて、とても雰囲気がいいお店でした。
この日は「ゲストハウスmawari」さんにお世話になりました。相馬市はみちのく潮風トレイルとふくしま浜街道トレイルが重なる場所ですが、先に開通していたみちのく潮風トレイルのスタンプを集めることができます。
mawariさんはシーリングスタンプでスタンプを配布しているそうで、初めての体験でとてもわくわくしました!
焼き肉と温泉で1日目を締めて、ぐっすり睡眠。
2日目
明通峠〜亘理の宿(9.8km)
この日は午前中仕事があったため、友人と別行動をして山の途中で合流する計画。亘理駅にコワーキングスペースがあるので、事前に予約をして席を確保。
ゲストハウスを出発しようと思ったら、財布が無いことに気が付き、昨日の夜歩いた道を探すはめに。。。(結局見つからず)
亘理駅にある「悠里館」というお城みたいな場所で仕事をして、タクシーで明通峠まで。3500円くらいかかりました。まさか、山の途中で合流する人なんていないだろうと思っていたら、タクシーの運転手さんいわく結構同じ動きをしている人がいるそう。
友人は深山から明通峠に向かって歩いてきていたのですが、電波も問題なくつながったため連絡を取り合いスムーズに合流。四方山展望台まで歩いて一休み。
四方山は尾根沿いをひたすら歩く感じで、ゆったり木漏れ日の中を歩くことができました。海も、山も眺めることができるロケーション。歩いていれば問題ないですが、休憩でとまると少し寒かったのでやはり防寒着があっても良さそうです。
途中、フンがあったり動物の気配がしたので熊ではないよな…と思いながらも、「通りまーす」「食べても美味しくないですよー」とか言いながら歩きました。
この日は夕飯に「はらこ飯」を食べる!と決めていたので張り切って山を下り、旅館に荷物を置いて夕飯処へ。
ですが、はらこ飯は9月~とのことでホッキ飯をいただくことに。絶品でした。
コンビニでデザートを買って、お尻で歩く練習をして就寝。
(このトレイルの裏テーマが「お尻で歩く」こと。長距離はそうしたほうが疲れないそうです。)
3日目
岩沼駅〜名取トレイルセンター(23.4km)
この日から2人合流して、名取トレイルセンターまで歩きました。ひとりは岩沼駅から。岩沼駅からトレイルのルートまで少し離れているので、阿武隈川を目指して歩きます。
途中、陸橋から見えた山肌?みたいなものが気になりつつ、進みます。
サイクリング道路でもある阿武隈川の堤防を歩いていると、先程見えた山肌がだんだんと大きく見えてきました。
蔵王山でした。
圧巻の景色。ここを歩くならば春がベストかな、と思いつつ、他の季節はどんな顔をしているのか気になり、別のタイミングでも来たいねと話していました。
ひたすらひたすら堤防を歩き、鏡ヶ原神社・公園でふたり目が合流。1日目に宿泊したゲストハウスmawariのオーナーがフットワーク軽く、急遽参加してくれました。
どこかにバイクを置いてトレイルをしようと計画していたのですが、なかなかいいポイントがなく結局名取トレイルセンターまでスーパーカブを手押しして運ぶことに(笑)15kmくらいそうしていた彼が凄すぎました。
途中、いくつかの丘がありました。千年希望の丘というらしく、帰ってきて調べたところ、津波の力を減衰させる役割があるほか、いざという時の避難場所として整備されたことがわかりました。
このあたりまでほぼノンストップで歩き続け、お腹も空いてヘトヘトに。仙台空港近くのお蕎麦屋さんでお昼を食べると決めて、そこまで歩きます。この時間が一番つらかった…
※本来のルートは海沿いなのですが、川沿いの堤防を歩くものおすすめだよと教えてもらい、ルートを外れて歩いています。
このあとルートに復帰して暫く歩くと、ケロケロの杜といういちご狩りができる施設が!キッチンカーやショップもあるのでおすすめです。トイレも使用可能。
ビニールハウスが立ち並ぶまっすぐな道を歩きます。
名取トレイルセンターまであと少し。
到着!!!
よくみるあの看板の前で記念撮影。
この日はイベント1日目だったのですが、到着が16時位だったのでほとんどの催しは終わっていました。
夜はイベント参加者と交流会があったので、近くのスーパーで買い出しをしてキャンプスペースでお話し。そこで買ったはらこ飯が美味しすぎたのでおすすめです。
とーっても疲れましたが充実した3日間でした。
TRAIL DAYS 2024
日曜の朝は閖上地区の皆さんと、ゴミ拾い。私たちは遅刻したのでタバコを数本拾い終了。かなりの参加者が集まっていて活気がありました。
ゴミ拾いのあとは日曜しかやっていない朝市へ!
これが最高でした。
仙台名物のせり鍋をはじめ、はらこ飯・ホッキ飯、韓国料理、海鮮焼きBBQなどなど。立派なお野菜も売っています。
イベント2日目はふくしま浜街道トレイルの紹介からスタート。友人が話し手でした。
予定があり少ししか聞けませんでしたが、ハイカーさんたちが歩きにくるきっかけになれば嬉しいです。
終えて
財布をなくしましたが、怪我もなく歩ききれてとてもリフレッシュできました。相方に感謝。
みちのく潮風トレイルはスタンプ制度があったり、ルート沿いにゲストハウスをつくる方がいたり、トレイルですか?と聞いてくれる宿の方がいたり。開通からもう少しで5年ということもあり、たくさんの方に大切にされている道なのだということが体感できました。
ふくしま浜街道トレイルはまだまだこれから。実は、ふくしま浜街道トレイルの運営組織が有志で立ち上がり私もメンバーに入れてもらいました。地元に起きたこと、これから起こること、いま起こっていることなどをゆっくりと歩くことで知っていただけたら嬉しいです。
今回の旅でお世話になった皆さま、ありがとうございました。
ふくしま浜街道トレイル Instagram
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