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みちのく潮風トレイル@牡鹿半島
石巻に仕事へ行くついでにみちのく潮風トレイルを歩いてみようとなり、12月に5泊6日で行ってきました。ロングトレイルの一部を歩くことを「セクション」と言うらしい。
スルーハイキングが、ロングトレイルの全区間を一度に通して歩くことを指すのに対して、そのトレイルの一区間を歩くことをセクションハイキングと言います
ロングトレイルという世界を知って日が浅いし、実体験も少ない。だからこそ、記録をとっておこうと思います。
今回のルート
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初めはこんな計画。
1日目:石巻〜田代島〜綱地島〜鮎川港泊
2日目:鮎川港〜金華山〜鮎川港泊
3日目:鮎川港〜福貴浦泊
4日目:福貴浦〜女川〜石巻泊
5日目:帰宅
ただ、鮎川港〜金華山行きの船に乗ると、滞在時間が1時間40分しかないとゲストハウスの方に教えていただき変更。
1日目:石巻〜女川〜金華山〜女川〜鮎川港泊
2日目:鮎川港〜田代島〜綱地島〜鮎川港泊
3日目:鮎川港〜福貴浦泊
4日目:福貴浦〜石巻泊
5日目:帰宅
月に1回、女川港から「パワースポット便」というものが出ていて、これに乗ると金華山の滞在時間が3時間半くらい取れるためおすすめとの事。ちょうど2日目に出ていたので事前予約して乗船。
金華山パワースポットめぐり 往復乗船・自由参拝
https://ushio-planning.co.jp/powerspot.html
持ち物
12月の東北沿岸部ということで、寒さに耐えることができるか不安でした。
結果、天気に恵まれたこともあり、レインウエア上下、ウルトラライトダウン、フリースベストで寒さ対策は十分でした。(手袋は必須)
友人のアドバイスで保温ボトルを持って行ったことはよかったです。
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1日目
金華山(5.5km)
風が少し強くて船が出るか心配だったけど、無事出航。なぜかずっと外に立っていた。船長は金華山に着くまで、牡鹿半島のことや金華山のことを話していた。後から知ったけど有名な冒険家らしい。
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途中、客席の窓に打ちつけるほど強い波にもまれて不安になったけど、無事到着。最初からなかなかの登り。金華山黄金山神社まではゆったり登山。
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行きは頂上を目指すため、参拝せず歩き続けました。この日は気温が低く道に霜柱がたっていたり、川の水が凍っていたり。空気が冷たくて息をするのがつらく、ネックウォーマーごしに呼吸をしていました。頂上には社が建っていて海が一望できます。
下山中にはサルの家族に遭遇。小猿もいました。
道中はずっと鹿のうんちだらけ。夏のジメジメした日はヒルが出るらしいので、注意が必要。(アルコールを吹きかけると取れるらしいです。)
お昼は道の駅 おながわの「お魚いちば おかせい」で購入したお寿司を。
黄金山神社には休憩所が設けられていて、かわいい猫ちゃんがいました。石巻で産まれて、ネズミ対策のため金華山にやってきたそう。
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銭洗辯財天にてお金を清めたはいいものの、その小銭はどこへやら。。。
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鹿みくじは大吉だったので、大満足して帰りました。
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この日はゲストハウスの方に石巻駅まで迎えにきていただき、鮎川港近くまで移動。みちのく潮風トレイルを全て歩いたフランスの方も一緒になり、翻訳ツールを駆使しながら会話。海外の方とコミュニケーションをとったことが初めてで、とてもいい思い出になりました。
2日目
田代島〜網地島(11.6km)
とっても楽しみにしていた田代島、通称「猫島」へ!どれだけの猫ちゃんに会えるかな。わくわく。金華山行きの船より大きく、船内も快適。
島に入ったけどなかなか猫ちゃんには会えず。猫神社に到着したところで遠くから走り寄ってきてくれた子が…!
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後半にはたくさんの猫ちゃんたちが出迎えてくれました。この日、島唯一の食堂「田代食堂」はお休みだったため、「クロネコ堂」で軽食。食事はカップラーメンとネコカレーがあります。
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船の時間までゆったり過ごして、網地島へ移動。ここでもニャンズの熱烈な歓迎をうける。
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網地島は舗装道路と山の中のルートがバランス良くある感じ。船の時間まであまり余裕がなかったので、休憩もそこそこに歩きました。
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眺めがいいですョ、の看板につられて寄り道。
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昨日泊まったゲストハウスに引き続きお世話になる。この日は蝦夷鹿肉の煮込みを出していただきました。クセがあまりなく脂が少なくてとても食べやすい。オレンジジュースで煮込んでいるそう。ここに暮らしているわんちゃんたちも大好物。
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3日目
鮎川〜福貴浦(20km)
この日から距離がぐーんと延びる。おしか御番所公園を通り、福貴浦を目指して歩く。いよいよトレイルっぽくなってきた。気持ちの良い林道を抜けて、舗装道路をしばらく歩く。途中でヤマザキショップに寄って小休憩。このヤマザキショップは地域の方にとっては欠かせないスーパーのようになっていて、冷凍食品に大きな牡蠣や帆立があって充実していた。
牡鹿半島は本当に海がきれいで、海を見ているとまた一歩進むことができる。昔はもっと家があったのかなと航空写真と現地を見比べながら歩く。
お昼ごはんを「番屋フジマル」と決めた。食堂とお土産店が隣接しているところで、新鮮な魚介類がたくさんあった。
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食堂の奥さま方に「鮎川港から歩いてきました」と話したら驚かれて、最後には応援で生わかめをいただきました。
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牡鹿 祈望の輪で祈り、トイレ休憩。福貴浦までどうにかたどり着き、民宿に宿泊。ここでも温かいもてなしをうけました。東京から移住された御夫婦が営んでいるそう。もらった生わかめをしゃぶしゃぶにしていただきました。
4日目
福貴浦〜蛤浜(20km)
朝、相方の知り合いの牡蠣漁師さんを訪ねて歩く。早くから牡蠣の殻を外す作業をしていた。作業場は面白い仕組みになっていて、殻だけ屋外の籠に落とせる。新鮮な牡蠣をいただき、トレイル再開。
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民宿の方にトレイルのスタート地点まで送っていただき、登りからスタート。昔は生活道路だったと書いてあった。この日のメインはReborn-Art FestivalでつくられたWhite Deer (Oshika)を見ること。
White Deer (Oshika)
https://www.reborn-art-fes.jp/exhibition/wdo/
石巻鮎川線を外れて漁港を通って向かう。もしかしたら津波の被害があったのか、今は倉庫として使われているような古い建物が。White Deerまでの道のりは本当に素晴らしく、海の透明度に心癒されました。
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この日は天気が良く、とても映える。しばらくぼーっとして出発。
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途中、石巻市立桃浦小学校の跡地があった。かなり道から外れた海に近いところにあったらしく、驚いた。当時の写真とかあったらみたいなぁ。
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お昼は瑞幸さん。あったかい料理で回復。
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女川まで歩く予定だったけど、左足のアキレス腱を痛めてしまい蛤浜で今回のトレイルは終了。悔しいけど大六天山は超えられる気がしなかったので、またリベンジしに行こう。
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終えて
牡鹿半島は総じて最高でした。みちのく潮風トレイルを知っている方も、知らない方も親切。トレイルの大好きな部分を感じることができました。
気になったのは、どの道もゴミが多かったこと。
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三陸復興国立公園に指定されている牡鹿半島。少しずつでもゴミが減っていくといいな。
事前計画からトレイル中の段取りまで、頼りきってしまったけど、相方に大感謝。
次回のみちのく潮風トレイルはどこに行こう。
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