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新入生・新社会人のための岩波文庫ミニフェア<協力:岩波書店>

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君たちはどう生きるか』吉野源三郎
1,067円(本体970円+税) ISBN 9784003315811

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<内容紹介>
著者がコペル少年の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。
それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージ であった。著者の没後追悼の意をこめて書かれた丸山真男による「『君たちはどう生きるか』をめぐる回想」を付載。

「もし君が、学校でこう教えられ、世間でもそれが立派なこととして通っているからといって、ただそれだけで、いわれたとおりに行動し、教えられたとおりに生きてゆこうと するならば、......それじゃあ、君はいつまでたっても一人前の人間になれないんだ。」
<本文より>


自省録』マルクス・アウレーリウス
946円(本体860円+税) ISBN 9784003361016

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<内容紹介>
あたかも一万年も生きるかのように行動するな。
生きているうちに、許されている間に、善き人たれ── ローマ 皇帝でストア派の哲人マルクス・アウレーリウス(121-180)。多端な公務に東奔西走しつつ、透徹した目で自ら を内省した記録は、古来、数知れぬ人々の心の糧となってきた。
神谷美恵子の清冽な訳文に、新たな補注を加えた。

「生まれつき耐えられぬようなことはだれにも起こらない」「自分の内を見よ。
内にこそ 善の泉があり、この泉は君がたえず掘り下げさえすれば、たえず湧き出るであろう。
<本文より>


読書について  他2編』ショウペンハウエル
704円(本体640円+税) ISBN 9784003363225

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<内容紹介>
晩年の著作『付録と補遺』の中から『思索』『著作と文体』『読書について』の三篇を収録。「読者とは他人にものを 考えてもらうことである。一日を多読に費す勤勉な人間は次第に自分でものを考える力を失ってゆく。」―― 鋭利 な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、山なす出版物に取り囲まれた現代のわれわれにとって驚くほど新鮮である。

「無知は富と結びついて初めて人間の品位をおとす。 貧困と困窮は貧者を束縛し、仕事が知にかわって彼の考えを占める。」
<本文より>


オイディプス王』ソポクレス
572円(本体520円+税) ISBN 9784003210529

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<内容紹介>
オイディプスが先王殺害犯人の探索を烈しい呪いの言葉とともに命ずる発端から、恐るべき真相発見の破局へとすべてを集中させてゆく緊密な劇的構成。発端の自信に満ちた誇り高い王オイディプスと運命の逆転に打ちひしがれた弱い人間オイディプスとの鮮やかな対比。数多いギリシア悲劇のなかでも、古来傑作の誉れ高い作品である。

「ああ! 知っているということは、なんというおそろしいことであろうか」
「このわしにとっても、聞くもおそろしいこと。それでもわしは、聞かねばならぬ!」
<本文より>


ことばの贈物 岩波文庫の名句365
770円(本体700円+税) ISBN 9784003500064

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<内容紹介>
どんなに短かい章句でも、作品から直接選りだした一句は、ダイジェストでは味わいえない生きた魅力を伝える。この1冊から、限りない古典の沃野へむけて、読書の地平はさらにいっそう拡がってゆく。

「前途は遠い。そして暗い。しかし恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。 勇んで。小さき者よ。」(有島武郎『小さき者よ・生まれいずる悩み』)
<本文より>

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