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例の本についての補遺

BOOTHで販売中の例の本を制作するに至った経緯とか思いとかのメモ書きのようなものになります。

★動機:なぜ作ろうと思ったのか

私が以前プロデュースしたアプリゲームがあるのですが、当時(2015年)はまだサービス終了後にスタンドアローン版を出すというのが一般的ではなく、検討はしたのですが予算が無く、サービス停止とともに、本当に何も無くなってしまいました。

次のプラン(ver.3=システムの大幅な改修や追加キャラ、等)もたくさん準備していて、手応えも感じていたこともあり、なんとか残そうと半年あがいた(事業移管先も探して交渉してました)のですが、結局、実現出来なくて、ファンの皆さんへの申し訳無さがずっと心に引っかかってました。

サービス停止からもうすぐ5年、その間も、焼けた村ドメイン切れの公式サイトがファンサイトとして復活等、信じられないような奇跡をファンの皆さんには見せて頂きました。

何か恩返しが出来ないかと、元同僚に相談して実現したのが2019年8月に開催された「焼かれた村 村祭り」で、メインライターだった山内さんと登壇させて頂いただけでなく、同時のスタッフとも久しぶりに会うことができ、何より、ファンの皆さまと直接お会いして、その変わらぬ愛情に触れたことで、これはやはり、なにか形のあるものを残さなければならない、とあらためて強く思い、ようやく抱えていた大きなプロジェクトが一段落した、このタイミングで制作することにしました。

★構想:立ちはだかる壁!

シナリオなどは「ストリエ」に上げてあるのですが、イラスト素材を見られるところは無いので(実はゲームのSSは私もほとんど撮っておらず、当時あまりに忙しすぎて”記録”することまで頭が回って無かったです)、それを本にしようと考えました。

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最初は、「焼かれた村 村祭り」の時にお席に回覧したパワーポイント資料をそのまま提供しようかと思ったのですが、やはり電子より物理の本が良いなと思い、それだったら、いっそ、レイアウトからちゃんとやり直そうと思い、A4横のパワポ資料からB5縦の本へと全て作り直すことに。元々はパワポで作っていましたが、折角の機会なのでIllustratorで入稿データを作成、慣れない操作に四苦八苦^^;

いざ作り始めてみると、あまりにもイラスト数が多い! 1冊に収めようとすると400P前後になってしまうことが判明。いくつかの印刷所で見積もりをとったのですが(そもそも対応していないところも多数)、どうやっても1冊あたりがとんでもない金額になってしまい、そこで泣く泣く半分の200Pにしました。

値段も出来るだけ抑えないということで、特殊加工や紙質へのこだわりも諦め、なんとかこの値段(でも収めたい内容の半分しか収録出来ていない、、、)になったという次第です。

★例の本:BOOTHにて販売中!

というわけで、例の本はBOOTHにて販売中です。

・価格:2,970円(税込)※送料別
・B5フルカラー190P(本文186P)オンデマンド印刷
・おまけ:ポストカード(両面カラー)付き ※なくなり次第終了

おまけのポストカードはなくなり次第終了ですが、本より多く刷ってるので、購入者全員につくはずです。

ついでに、ついカッとなって作ったあの本も、まだまだ販売中(当時つくり過ぎた^^;)ですので、ご興味あればどうぞ。



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