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日曜日のクルーメイト #0090 謹賀新年!!2024!!

あけましておめでとうございます!!

23年最後の記事執筆にして、24年最初の投稿。
23年は本当に記事を書きませんでしたが、今年はいかに。んー。

さておき。
例年、年賀状作りが得意な某担当Tに製作をお願いしており、今年は色鮮やかなアジアチック・カラーの辰年デザインを頂きました。


毎度、前年の主な刊行タイトルを配置して頂いており、ああ、大変だったけど出版できて良かったなあ、今年も頑張ろう、と年が明けるたびに思うのでした。

んー!? あー、やば!
一冊だけ左右逆だ! 今気づくかー! ときすでに遅しすぎるでしょう。もう郵送されてるし。いやー、もうどうしようもないですわ、これ。

こういうときは作品にちなんで上手いこと言うべきなのでしょう。
なんだろう。
あー、これは、ゲーム『8番出口』の異変みたいなものですね。
持っていると無事に出口に辿り着けるでしょう。ただし途中で大会に出ることになりますがね。GOGO!!
というわけで、間違い探しも楽しめる、お得な年賀デザインでした!
めでたいね!

今年の抱負

どこかで書いたり言ったりしておりますが、コロナ禍の二年間で気づけば一部のスーツのズボンの前が閉まらなくなりました。ズボンガキツイヨチキショーショックに生まれて初めて(でもない)戦慄した次第。

全てのスーツの買い換えなど、とてもしたくない。
店で服を着ては脱ぐなど面倒くさくて嫌い。無駄にカネがかかるの嫌い。まだ使えるものを手放すの嫌い。

であれば糖質制限だけでは足りません。おもち食べたし。制限してない。
とにもかくにも運動しかありません。
今日から手足に重りをつけての生活です。読書はエアロバイクをこぎながら。階段はけんけんで上り下り。というか外に出ろ。

ということで、仕事の合間に運動を取り入れ、健康と体力作りに熱心になることを抱負とし、人生百年時代に備えるのだ同志諸君!

今年の予定

さて。
どの企画がいつ発表になるのか、発表の内容はどこまでか、といった告知のスケジュールに従わねばならないものは、すべからく確認を要して関係者に余計な手間をかけてしまうため、「色々と鋭意進行中だよ!たぶんね!乞うご期待!」と、ざっくりなお報せにとどめ、発表を待ちたいと思います。

現状、大っぴらにできるものとしては、

『マルドゥック・アノニマス』9巻、『剣樹抄』3巻の原稿がまとまりますので24年内に刊行されるでしょう。

アニメ『ばいばい、アース』は、ベルが大変ベルっぽく、あれもこれも素晴らしいのです。発表を今しばし待たれよ。

そして現在、けっこう前にイベントで喋った気がする「近未来エイリアンVSロボットもの」を執筆中であります。ファフナーとは全然違います。
大晦日も、熱心に阿鼻叫喚の地獄絵図を書いておりました。
エイリアンの造形が個人的に大変しっくりきており、あれもこれも盛り沢山に詰め込めそうで、乞うご期待であります。

その後も、近未来もの、現代もの、時代ものと予定しており、ちょっと前までは「大変だけど挑戦できるのは嬉しい」などと無邪気に思っていたものですが、近ごろは「そろそろ人生の折り返し地点では」「本当にやるべきことだけを選んでやらねば人生が足らなくなるのでは」という考えがよぎることがしばしば。
むろん、まだまだ今生にてキーボードにしがみついていられると信じてはおりますが。
ただ、いざ将来、寿命が迫る頃になって、あれもこれも書きたかったと嘆かずに済むよう、今年も執筆生活に邁進すべし。

今年の世はいかに

2023年は、東アジアが今のところ平和であることが、これほどありがたいものかと肌身にしみるほど実感したものです。
パンデミックであろうと何であろうと戦争が必要となる構造に人と社会がとらわれることほど恐ろしいものはありません。

戦争は人命とともにインフラを破壊します。国内産業を戦争のために造り替えてしまうことも破壊の一種と言えます。
インフラがなければ、我々は今日の糧を得ることも、将来の夢を抱くことも、遠い過去から蓄積された知恵を受け継ぐこともかなわなくなります。

他方、インフラの価値を忘れたときも同様です。
たとえば日本企業を古くから支配してきた、同調圧力的なつじつま合わせなどは、最終的には破綻してその企業が司るインフラ麻痺につながります。
中古車の流通も、薬の製造も、簡単に止まります。ぶっちゃけ止まってます。薬は2021年から出荷調整中です。パンデミック真っ最中に何やってんだ、ばかやろう。

つじつま合わせとその破綻が今も日本の弱点であることが露呈した1年でもありました。
インフラ麻痺が、回復や代替が可能であるうちは、個々の生活に与える影響は限定されるでしょう。
ですが、あっちも麻痺、こっちもじきに麻痺、ということが続けば、いずれ個人の生活そのものが極端に不自由にならないとも限りません。

社会に参加するとは無数に枝分かれしたインフラのどれかに貢献することであり、責任を取るとはインフラにおけるバケツリレーのバケツをちゃんと運んで渡すということです。悪いことがバレて謝ることではありません。バケツの水を飲んじゃいましたがバレなければ良いと思いましたが気づけばみんなで飲んだのでバケツが空になってましたが日本の弱点なのです。
小説に限らずエンタメ全般もまた心のインフラであることを過去の震災でとくと味わいました。そのバケツだけは精一杯運びたいと思います。

そして今年は、AIという新たなインフラが、テクノロジー、金融、医療、教育、エンタメといったインフラを、いよいよ席巻するであろうことは間違いありません。(日本の一部企業はそれでもFAXや録音用カセットテープを使っているでしょうが)

戦争は、インフラの担い手を多数失わせます。戦死するだけでなく、戦時国から労働者が逃げ出していきます。
少子高齢化社会も、担い手不足を加速させます。
いずれもAIおよびそれに操作されるロボットが社会的ニーズとなる道筋を作り出しております。法制度が追いつかないグレーゾーンがしばらく広がりますが、ほどなくして大まかに白黒の境界線が整えられていくでしょう。
AIを使って何かを侵害したいなら一年ほどでやり尽くす必要があるかもしれませんね。過去にわたって侵害が認められた場合は大変ですけどね。

で。
そんな社会の変化が、自分の創作に何か変化を与えるだろうかと考えてはいましたが、「AIって何?」と作中で説明せずに済むようになること以外、大してないわ、というのが大晦日の結論なのでした。

突如として日本政府が情報と文化を統制し始めでもしない限り、全然大丈夫です。日本のように自由に創作できる国は世界でも少ないのです。
隣国の人間の喋り方を真似しただけで処刑される北のほうの国だってあるのです。日本もそんなふうな頃が一世紀以内にありました。もしまた日本がそんな国になりそうな気配がしたら死ぬ気で逃げるだけです。せめて自分の死体は国境の外に流れ出るよう頑張って逃げます。
今のところそんな必要がない日本で生活できるという幸福を享受している自分が、さらにテクノロジーの恩恵を受けようというのですから、まあ頑張って上手いことやれよと言うしかありません。

ただし怖いのはアメリカです。大統領選です。うわあー、怖いよー。
アメリカで起こることの多くが、時を置いて日本にやってきます。
あの国の格差と分断とインフラ麻痺、大企業による法の例外作り、法解釈があれば何でもいいという別のつじつま合わせ、笑えないほどマジで終末論的な篤信家の物言いは、個人的には危険水域ではと一人ガクブルしています。
まあ、実際に仕事で会うアメリカ人はいつも「普通の常識人」で安心するのですが。少なくとも自分と話している間は。

いやー、ねー、しかしもしアメリカ政府が日本政府に「お前は共和党の味方か、民主党の味方か」と迫ったらどうなるんでしょう。それくらいあの国が真っ二つになったら、日本はそういうのが苦手なので鎖国して外交窓口を最小限にしちゃいそう。過去の歴史的には、お手本としていた大国(中国)が戦乱に陥ったときは、必ずと言っていいほど鎖国していますからね。
どんな鎖国時期も外交とか貿易は細々と維持されていたわけですが、国内はひどい状態になります。
まずテクノロジーの発展というか使い道がなくなり、食料も医薬品も足らなくなってひどい飢えと疫病に悩まされながら、自分たちは平和なんだ天下泰平なんだと言い聞かせてやせ我慢し続けるうち、乳幼児の死亡率が激増して七五三では大人たちがガチで子どもの成長に感涙することになるのです。やだー。

今の日本のエンタメは、まあ世界的にそうなのですが、かつて中国市場を頼りにしたものほど、あの国の強硬な規制とマネー消滅で崩壊し、かつてなく北米に目を向けていますが、あちらはあちらで尋常ではない極論がもはやエンタメどころか生活のベーシックとなっております。
向こうのジョークのネタはもうほとんど極論をいじることです。それが今後どの程度、日本に流入するやら。考えると怖いですねえ。嫌ですねえ。まあ日本人のことですから極論をいじって擬人化しておかしなエンタメを作ったりするかもしれませんが。終末信仰シオニズム・ウォークちゃんがみんなをWOKE(目覚め)させて世界最終戦争に導くとか。あ、こういうの書くと日本語でも炎上したりするのでしょうか? 怖いよー。
ウォークちゃんのパーティにタンクマン64がいたりとかね。怖いよー。

おっと。
大晦日の酒で酔っ払って危険なことを書き始めた上に、そもそも個人noteで書くべきっぽいことを述べ立てております。関係企業に迷惑をかけてはいけません。そう言えばあっちも全然更新していませんねえ。ちなみにマイクラは自前のiPadでは起動できないくらい重たいマップを作ってしまって以来やってません。だって開けないんだもん。

まあ、なんでしょうね。
そもそも、現代日本は中東諸国ともインドともアフリカとも仲良くできる(可能性のある)希有な国なので、大して心配はしていないのです。

ただ今年は今年で、もしかすると世界的なバブル崩壊とか、戦術核が使われるとか、何かとんでもなくひどいことが起こるでしょうかもしれません。
それでも、総じて人類は常に平和へ向かっていると信じ、日々の幸福を省みながら、わたくしは過去27年そうしてきたように、執筆というバケツリレーの行いに、真摯に向き合っていきたいと思います。

今年一年が、みなさまにとって幸いな年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

ではまたそのうち。

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