見出し画像

お前は充電式カイロでテレワークのシベリアをサバイヴする

手が寒い!!

よくきたな。なんか寒くない?

11月に入り急激に気温が下がったことで仕事部屋が滅茶苦茶寒くなった。ヒーターを入れても指先が暖まらない。ライティング業務の大敵は指先の凍えであることはもはや常識なので急ぎの対策が必要とされたのだ。

充電式カイロを買ってみた

指先を常に温めつつ使いやすいものとしては、以下が候補に挙がった。

使い捨てカイロ
コスト良し、火力良し、メンテナンス性良しの三方良し。選択肢としてはおそらく正解。ただし使い捨てというイメージから「安易に使用できない」という心理的拘束が予想されるため今回は見送った。(というかいくらでも備蓄がある)

ハクキンカイロ
化学反応を利用した伝統的でハイパーな懐炉。火力と持続時間で優れるがメンテナンスや交換パーツに不安がある。ガジェット性を求めるなら間違いなくコレ。

充電式カイロ(電子カイロ)
以上の候補から今回購入したのがコレ。火力や重量で劣るがUSB充電をすることで再利用ができ、夏季でもモバイルバッテリーとして利用できる。(そしてちょうどモバイルバッテリーの交換タイミングだった)ということでAmazonのおすすめから見繕ってお試し購入した。 正直、到着するまでとても不安だった製品だ。

人類は体温よりちょっと暖かいものを手に持っていると健康に良い

実際に届いてみるとでかくて重い。だが電源ボタンを入れると、どうだ。じわりと両面が温まり温度メーターの数字が上昇していく。ボディの手触りも良くスベスベと心地よい。まだ想像ができないという読者のために説明すると

木枯らしの吹く丑三つアワー、あなたはホシの張り込みをしている。同僚が高く立てたコートの襟の内側に身をすくめるように覆面パトカーへ戻って来て紙袋に入ったあんパンをボンネットに置く。「それとこいつだ」相棒はホカホカの缶コーヒーを放ってよこす。「生きかえるぜ」あなたは思わず缶コーヒーに頬ずりをする。

この時の缶コーヒーの暖かさと重さが持続すると思ってほしい。

人体の放熱機関として利用されるされる手のひらを温めることで全身が温まる。心地よい、温泉にいるような気持ち。たった一か所を温めるだけでこれほどの効果があるとは!!

あの冬を思い出す。あの夜、訪れたバルの会計後に手渡された使い捨てカイロの熱を。感染症の増加で都内の酒場の売り上げは右肩下がりだ。そんな中、少しでも利用客を勇気づけようとサービスで手渡されたホカホカのカイロ。それはその日に提供されたどんな酒肴より俺たちをもてなした。

人類は充電式カイロに出会うために生まれてきたのかもしれない。ありがとうハンドウォーマー業界。ありがとうカイロ。

未来へ

きたる冬将軍。我々は指先を保温していつでも仕事に集中しなくてはならない。十分な冬支度をして快適なテレワーク環境を用意しましょう。

お前は充電式カイロでテレワークのシベリアをサバイヴする。

わかりましたか。質問はありますか。ありません。

いじょうです。

エピローグ

これで指先の寒さからおさらばだ!!と安心して部屋を整理していたら部屋の隅の換気窓が開いていました。どう見てもこれが冷え込みの原因です。本当にありがとうございました。

きちんと窓を閉めたら室温が安定しました。テレワーク中は仕事だけに集中しがちなので換気には気をつけましょう。消毒、換気、保温。油断をすると死ぬことになります。




この記事が参加している募集

#買ってよかったもの

58,888件

いつもたくさんのチヤホヤをありがとうございます。頂いたサポートは取材に使用したり他の記事のサポートに使用させてもらっています。