退職金増税とかバカじゃないのか

退職金に増税しないと雇用の流動化がってもう十分高いし
35歳以上で転職して賃金が上がる割合なんていくらよ?
現実で働いたことがあるのか?

退職金の増税とか全く正気ではない


最も力点が置かれたのが、労働市場改革だ。終身雇用や年功序列など日本型雇用は、成長分野への労働移動を妨げるといった弊害が顕在化。その結果、世界をリードする新たな企業は誕生せず、賃金も伸び悩むといった現状を生み出している。

もう冒頭の時点で気が狂ってるとしか思えないのだが、疑うことを知らない無垢な日本人は鵜呑みにしてしまうのかもしれない。
ツイッターでも書いたが、極端な話だと乳製品製造メーカーに長年勤務してきたオッサンにもう牛乳とか需要がないからそろそろ成長産業の方面に移ってくれ、とかいった話で
お前は人間を何だと思っているんだって話なんですよ。
根本的に働くってことを履き違えているとしか思えない。

賃金はなぜ伸びないのか?と言えば
例えば事業者折半している社会保険料が高すぎるだとか、そもそも長期の売り上げ上昇の展望がないとか、義務教育の教科書レベルで間違えている政治の誤りだとか
はっきり言って官製不況の真っただ中で、さらに税は財源だから民間からお金を回収するんだ(そもそも税は財源ではないし納税の実態は信用破壊による通貨破壊)とかバカ過ぎるんですが

結局のところ一億総奴隷化政策の一環なんでしょうね・・・

政府が需要を破壊して雇用形態が不安定化しているのにイノベーションも世界をリードする企業もないだろ…


退職金の課税システムのお話を少しだけ


同じ企業に勤め続けることへの罰金としての増税ですが今後どういう風になるかって話ですが



国税庁先輩のページを参考に書くと現状だとまずどういう課税をされるかって話だと

(退職金額面-退職所得控除)×(1/2)×(所得税と住民税を合算した税率)
※令和25年からは復興特別所得税ものる

退職金所得控除については
20年以下の場合、勤務一年につき40万円
20年越えの場合、800万円+70万円×(勤続年数ー20年)

しかも総合課税ではなく分離課税なので税率が低くなりやすい。

一か所で長く勤め続けるほど退職金控除が大きくなり節税しやすく税金が少なくなるのが今のシステム。

じゃあ、改正案でどうなるのか

この記事からどういった話があるのか引用してみます


退職所得課税では、長期勤続者に対する優遇措置の縮小を検討する。現行の退職所得課税制度では、勤続20年を超えると、所得計算時の控除額が1年あたり40万円から70万円に増え、税負担が軽くなる。労働移動の円滑化を阻害している要因のひとつと指摘されており、2024年度以降の税制改正で見直しを議論する。

どうやら20年越えての控除を70万から40万に減らしたい様子
ざっと計算するならば退職金3000万なら180万から240万まで課税額が増える

そもそも退職金増税の影響は退職金だけではない
退職所得扱いのもはidecoであったり個人事業主が積み立てる小規模企業共済ものであったりする
一時金ではなく一括受け取りなんかはそう。

https://www.smrj.go.jp/kyosai/skyosai/about/proceed/index.html
より引用


ちょっとだけ想像の翼を広げてほしいんですが



(社会保険料を下げるわけではないが)賃上げしたい!
(大学への交付金を減らすし国民の控除は削減するが)人に投資したい!
(教育利権の構築のために)リスキングだ!
(既存産業は社会を支えているけど成長産業じゃないから関係なし)成長分野へ転職させよう!

狂ってんのか?ってなるんですよ
実質賃金を増やし、可処分所得を増やし、需要を拡大させ、企業が設備投資をしやすい展望を作る
株主配当や内部留保に金が流れるより従業員や設備投資に金が流れる税制度を作る・・・というか戻す

それが王道なんですよ。

もちろん、大多数の日本人はこの王道の理屈は分からないし
理解できてもルサンチマンを拗らせて賛同してしまう
インボイスが脱税防止だとか免税、脱税、節税の違いが判らない連中と同じようにね。

日本の税制度はチンパンジー程度の知性で弄られているし、国民はそれに賛同する。
日本人は滅ぶべくして滅ぶびますね。

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