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応援メッセージをアートに託し、アスリートに届ける。WE ARE IN THE SAME GAME 2021のクリエイティブを担う、Tik Santi Lawrachaweeのミニインタビュー

WE ARE IN THE SAME GAME 2021 は、ubies Consortiumが主催する "アートに想いを乗せてアスリートを応援する" プロジェクト。クリエイターがつくりだすアートというバトンをサポーターが受け取り、アスリートの元へと届ける、コロナ禍において様々な立場の人々が互いに励まし合い、越境・共創するプラットフォームです。

このプロジェクトのロゴをはじめとしたクリエイティブを手がけ、プロジェクトの名付け親でもある、タイの Tik Santi Lawrachawee 氏(PRACTICAL Design Studio)に、お話を伺いました。

ー Tikさんの拠点であるタイからスタートしたWE ARE IN THE SAME GAME 2021ですが、現地での様子はTikさんの目にどのように映っていますか?

Tik : プロジェクトの開始以来、タイ国内の多くのクリエーターの関心を集めてきました。また、興味深いことに様々な層のクリエイターから作品が投稿されています。学生など新世代のクリエイターの作品は創造力に富み、励ましに満ちたポジティブなメッセージが多く、著名なプロのクリエイターにも刺激を与えています。本プロジェクトを一般の人々へ紹介したいと興味を示す報道機関も多数ありました。

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ー プロジェクト名の "WE ARE IN THE SAME GAME" は、Tikさんのアイデアによるものですが、どんな思いが込められていますか?

Tik : ubies Consortiumのメンバーと、このプロジェクトに関するディスカッションを始めてすぐに思いつきました。友人たちからは賛同を得ていましたし、メンバーのみんなも、このプロジェクトにふさわしいと同意してくれましたね。

このプロジェクトは、アスリートだけを応援するものではありません。パンデミックは元より、それぞれの困難に直面している世界中の人々を勇気づけたいです。また、自分たち自身にも、この困難に独りぼっちで立ち向かっているわけではないと励ましたい思いもあります。誰であっても、何をしていても、同じ人間として互いに支え合います。みんな同じゲームの中にいるのです。それが "WE ARE IN THE SAME GAME" というネーミングの背景です。

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ー  Tikさんはロゴのデザインも手がけられました。

Tik : ubies Consortiumのタイ代表メンバーであるKanoknuchと私がロゴデザインの担当になった時から、プロジェクト名を円で囲むデザインにするつもりでした。使いやすさと、目に見えない結束(世界)におけるコミュニケーションの2つの観点で、"E" の文字を引き延ばした3本の線にして、"WE" が主役となるようにしました。

モーションロゴにその概念を応用しようと考えた時、水平線を切り離して "A" の文字を変更し、別の方向を指す矢印に見えるようにもなっています。そして、"ME" と "WE" が一つで、同一であることを伝えるため、MをWに変形させました。私たちは各々が、人類の一部なのです。


📩 このコンテンツは、8月10日配信の ubies Newsletter vol.2 に掲載されたものです。

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