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元旦にインフルエンザで永寿総合病院にお世話になったこと。#7119を利用したこと。そして、長年の続けたインフル対策について

 今年(令和二年・2020)の元旦、15時頃、私は喉の痛みを感じました。風邪はいつも喉からくるので、風邪を予感し、すぐに床に入りました。

 なにも元旦に風邪なんて。三が日が明ける四日まで病院も行けないじゃん……トホホ。

 なんてノンキにしていられたのは、わずかな間でした。

 元旦が終わる、24時頃に体調が急激に悪化したのです。

 強い悪寒、酷い倦怠感、節々の痛み。そして体温の上昇。

「これはインフルエンザだ!」とすぐに思い至りました。

 インフルエンザは二度目で、前回は12年前。奇しくも大晦日でした。その経験からインフルエンザとわかったのです。

 翌日、二日の夜には体温が39度を超え、非常につらく、耐え難くなりました。

やむを得ない。病院の救急外来に行こうと決意

 起き上がることもつらかったのですが、救急車を呼ぶほどではない。

 救急車より、正月三が日でも受診してくれる病院が知りたい。

 こんな時は、#7119に電話です。

#7119は 「救急安心センター事業」の電話番号です。

#7119の詳細は こちらをみてほしいのですが――

 救急車を呼ぶか否かを迷った時に相談にのってくれます。相談員の方が【要救急車】と判断すれば、そのまま119番に繋いでくれます。

  救急車を利用するまでもないが、受診した方がよいと判断された場合は、最寄りの救急外来を紹介してくれます。

 そうして紹介されたのが、永寿総合病院でした。

 永寿総合病院に電話すると、救急外来の方が対応してくれました。#7119で紹介してもらった旨を伝えると症状を尋ねられます。

 インフルエンザだと思うのですが……と前置きして症状を伝えると、「たしかにインフルエンザっぽいですね」との応答。前回のインフルエンザでタミフルを服用した経験があったので、タミフルがほしい旨と相談するとこんなアドバイスをしていただきました。

 タミフルはインフルエンザ検査で陽性反応がでないと処方できない。そして、インフルエンザ検査は、たとえインフルエンザに感染していても、発症後24時間後に検査しないと陽性の結果がでない。

 この時、発症(熱がでてから)から20時間ほど経過していました。

 今、救急外来に来てもらうことはもちろんOK。しかし、今来てもらっても、陽性反応がでない可能性がある。でなければタミフルの処方はできない。病院に来てもらっても無駄足になってしまうかもしれない。

 と言ったことを、熱でぼーっとする頭でも理解できるよう、わかりやすく説明してくれました。

 続けて――

 今日は家で安静にしてもらって、翌日(三日)に病院に来てほしい。そうすれば24時間経過しているので(インフルエンザなら)陽性反応がでて、タミフルが処方できる。

 正直、「なんてこったい!」と思いました。高熱は非常につらい。なのに薬は飲めないのか! と。

 しかし、その説明はわかりやすく納得できるもので、よし、今晩はがんばって耐えよう。明日病院に行こうという気持ちになりました。

 さらに、こんなアドバイスも――

・家の人は、患者さんと同じ部屋にいないようにする。
・家族はこまめな手洗いとうがいをする。患者もできる範囲で。
・患者が触れたもの、箇所は清掃する。
・家の人が患者の部屋に入る時は換気する。
 ※ちなみに、換気は他人にうつさないのが目的で、もし一人暮らしなら換気は特に不要。患者本人の気分転換にはよい、とのことでした。

 そして最後に、こんなことを言ってもらいました。

つらかったら遠慮せず、病院に来てくださいね。大丈夫ですから。

 この一言にだいぶ気持ちが楽になりました。

 高熱はつらいけど、いざとなったら頼るところがある。

 こんな心強いことはありません。

そうして翌日、永寿総合病院に足を向けるのですが……

 そこは生来の出愚図。ダラダラしていたら、夕方になってしまいました。これがまた「失敗した!」に繋がります……。

 救急外来で受診と相成り、インフルエンザの検査を受けた人ならご存知、長い綿棒を鼻の奥に突っ込みます。検査は果たして陽性。抗原Aインフルエンザでした。医師との相談の結果、タミフルを処方してもらえることに。

 そしてここで「失敗した!」と気づきます。

 検査結果がでた時点で、発症(熱がでてから)から38時間が経過していました。

 タミフルはインフルエンザウイルスの増殖の抑制する薬です。インフルエンザウイルスをやっつける薬ではありません。

 インフルエンザは、ひらたく言えば、体内でインフルエンザウイルスが増殖することでおきる。だから増殖する前に、ウイルスの増殖を抑えるタミフルを飲むのです。

 そのタイムリミットが、発症から48時間なのです。48時間を過ぎると、ウイルスが増殖しきってしまい、タミフルを飲んでも効果があまり効かない。

 ということを医師から、発症から38時間で聞かされたのです。思い返せば、早めに病院に来てと言われていたような気がする……。

 残り6時間。間に合っていますが、ギリギリといえばギリギリ。医師もすぐに飲んでてねと苦笑い。

 こんなことなら、ダラダラしてないでもっと早く病院にくればよかった。早く飲めば、その分インフルエンザウイルスの増殖も抑えられた!とガックリしちゃいました。

インフルエンザの症状がでたら

 その判断が素人にはできないかもですが、24時間経過したなという時間を狙ってインフルエンザの検査を受け、すぐに薬を服用する。そうは簡単にはいかないと思いますが、これが最善の対処でしょう。もちろん、医師とよく相談が大前提です。

 あと、インフルエンザを疑われたら、病院に電話して相談するのがいいのかもしれませんね。インフルエンザを誰にうつしてしまうかもしれませんし、逆もしかりです。

 病院を後にして薬局でタミフルと解熱剤を手に入れ、その場で服用しました。そういう需要があるようで、薬局にはウォーターサーバーが設置されていました(笑)

服用後は……

 4日には熱が下がりはじめ、完治……というか、治ったなぁと感じたのは7日頃でした。

ということで、

 新年早々インフルエンザで永寿総合病院にお世話になったことと、#7119を利用したことを記してみましたが……

 実は永寿総合病院に緊急外来のお世話になったのは、これが三回目

 一回目はもう十年以上前。腸閉塞で緊急搬送。腸がウンチッチでパンパンになっているレントゲン写真に笑ったのはいい思い出。

 二回目は前回のインフルエンザの時。大晦日だったので、緊急外来にいくしかなかった。

 そして三回目が、今回の三が日インフルエンザ。正月は鬼門です。

頼りになる、ありがたい存在

 こうして、何度かお世話になっている病院ですが、普段はその存在を意識することはないですねよ。でもそれは、いつもそこにいてくれる。

 繰り返しになりますが、いざとなったら頼れる病院がある。しかも正月に。

 そもそも、正月にインフルエンザにかかってしまった〜なんてネタっぽく書いてますが、医療関係者の方々は、その正月に働いているわけで。

 本当にありがたいことです。感謝です。

 相談にのってくれた#7119の方。永寿総合病院で対応してくださった方々。本当にありがとうございました。

長くなってしまったので……

 note題名の「長年続けたインフルエンザ対策」ですが、簡単に言えば、インフルエンザ対策でマスクを年中着用し、頻繁に手を洗うようにしたら、年に一度のひいていた風邪にかからなくなったよ、という話ですが、長くなったので、別のnoteに記したいと思います。

 あと、今回の救急外来受診にあたり、選定療養費、5,000円を余分に支払ったのですが、これについても記したいと思います。「なるほど、選定医療費はこういうためにあるのか〜」ということがあったので。

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