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「幸せになる勇気」読みました📚

本屋さんに通うようになって、新しい発見をしました。この2つの本は今年の夏頃、本屋さんのビジネス書コーナーで目立つように積まれるようになったと思うのですが、出版日は「嫌われる勇気」が2013年、「幸せになる勇気」が2016年と随分前の本であることがわかりました。出版してからすぐに目立つところに置かれるのではなく、多く売れることが分かってから並べられるんだなとわかりました。でも、有名な作家さんの本はいきなり目立つところですね。また、勉強になりました。

今回も、自分の頭の整理のために、noteにまとめます。まだ、この本を読んでいない人は何のことやらと感じるかもしれませんので、気になったらぜひ、ご購入してご一読ください。ネタバレとなってしまう部分があるかと思いますので、ご了承ください。

前回の「嫌われる勇気」の続編となる本作品。あとがきに書かれていましたが、もう続編はでないそうです。

難しい単語で説かれるその他の哲学とは違い、簡単な言葉で表現されるアドラー心理学は本当に自分の行いを考えさせられるものとなっています。

前作と同じように哲学者の老人と青年が夜通し語るもの。前半は教育について、後半は愛について語られます。「叱ってもいけないし、褒めてもいけない。」いったい、アドラーはどのように説明するのかと思いながら読み進めました。

□教育の目標は自立。教育者の為すべき仕事は自立に向けた援助である。
・自立の援助は相手を尊敬することから始まる。
・尊敬とはありのままのその人に価値を置くこと。
・あなたがあなたであることだけで価値があり、それを伝えることで自立してく。


□子どもを叱ってはいけない。
・子どもと言葉でコミュニケーションすることを煩わしく感じ、手っ取り早く屈服させようとする行為である。
・互いの尊敬を毀損する未熟で暴力的なコミュニケーション方法である。

□子どもを褒めてはいけない。
・共同体の中に競争原理を生み、他者は敵であるというライフスタイルを生みつけるだけである。
・人を褒めるということは自分の方が上であるという意識。生まれた時から、どんな人でも尊敬し平等であることが必要。

□賞罰は子どもの自立を妨げる。
・賞罰は子どもを自分の支配下に置こうとする行為である。
・賞罰に頼る大人は心のどこかで子どもの自立を恐れている。

□褒められることでしか幸せを実感できない人
・人生最期の瞬間までもっと褒められることを求める。
・依存の地位に置かれたまま、永遠に満たされることのない生を送ってしまう。
・承認を求めるのではなく、自分で自分の価値を認めることが自立である。

□子どもの問題行動、5つの段階
1、称賛の要求
・何をやるにも褒めてもらうために行ってしまう。
・共同体の中で特別な地位に立ちたいという気持ち。
・褒めてくれる人がいなければ何もしない。
2、注目喚起
・褒められなくてもいいからとにかく目立とうとする。
・いたずらをしたりルールを破ったり、学力の著しい低下によって教師の親の注目を得ようとする。
3、権力争い
・親や教師に汚い言葉で罵り、万引きなどをして反抗する。
・消極的な子は勉強や習い事を拒絶して不従順を貫く。
4、復讐
・ひたすら相手が嫌がることをする。
・ストーカーや自傷行為
・相手の尊敬を得られないと悟り、憎しみでもいいから繋がりたいという気持ち。
5、無能の証明
・「私を見捨ててくれ」「私に期待しないでくれ」
・この状態になってしまうとどんな言葉掛けもなかなか通らない。

以上です!また、本を読んだら投稿します。
YouTubeに本の要約や普段の読書ルーティンをあげていますので、
ぜひ、ご覧ください。
https://youtu.be/B0ifXv-Nnvs

ありがとうございました!良い年末を!

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