見たくないものを見た!
朝から雷が轟いたり、強い雨が降ってきたりと目まぐるしく変わる天気でした。
空が一転かき曇り、にわかに外が暗くなって来たりすると気分まで落ち込んできます。
そうしたら嫌な思い出がよみがえってきました。
絶対に見たくなかった光景です。
以前、北アルプスの山々が見える街に住んでいた時のことです。
仲良くしていた花友達が病に倒れ、何度も入退院をしていました。
これが最後の入院になるとご家族に聞き、お見舞いに行きました。
美代さんは意識もはっきりせず話すこともかないません。
そこに、お二人ずれの見舞客の方が前後して病室に入ってこられました。
美代さんの寝姿をみて
「これどうなっているの?」と言ってひょいと布団をめくったのです。布団の重さを減らすためのパイプカバーみたいなものが入っているので布団が盛り上がっていたのです。
口もきけない重病人の布団をめくるなんて!うばゆりは本当にびっくりして胸が悪くなりました。
その時の光景は10年以上たった今でも、嫌なものを見たな~と思い出します。
美代さんはあの見舞いの後、半月もしない内に亡くなりました。
合掌
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