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機械が苦手という人のためのデジタルツールを作りたい!


自己紹介:ただ検索する人

はじめまして。
小さな小売店で店長をしています。私生活では黒猫を1匹飼っています。

チュールを買うために働いているといっても過言ではない

年齢がばれそうですが、学生時代はパソコンは電子レンジのような立方体でした。そのころから、「プログラミング → 頭よさそう → カッコイイ!」という頭の悪い理由で、デジタルというものに興味がありました。
ですが、なかなかとっかかりもなく、実行できずに月日がたち。
ただ、パソコンを触ることに抵抗はなかったのでポチポチと頼まれてもいない業績グラフを作ったりしていました。
わかっている方はわかっていると思いますが、本当に詳しい人間が周囲にいない環境では ただ検索できる人 = パソコンができる人 になります。
わたし自身もNumLockを解除しただけで「店長、パソコン得意ですよね~」と言ってもらえたりすることもありますが、違います。
わたしはただの検索する人です。
パソコン得意な人は、ケーブルが抜けているだけなのに「ネットに接続されないんですけど」と、システム管理部署に電話したりしません。
そして、それを2回も繰り返したりしません。ご迷惑をおかけしました…。
そんなただの検索する人の挑戦が、今回のタイトル「機械が苦手という人のためのデジタルツールを作りたい!」です。
その過程で、ただの検索する人から、少しでもステップアップできればいいなと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

一緒に働く身近な二人♪

この挑戦に巻き込もうと狙っている2名をご紹介します。
一人目はとにかく仕事が早い仮名クイックさん
「急がないから今週中くらいにやって欲しいんだけど、手が空いたときにでもいいから」→ 2時間後「さっきお願いしたあれなんだけどね」「もう終わってます」
「店長、今度○○があるので△△な作業をしたいんですが」「OKです。それで進めていいよ~」→翌日「△△の作業はいつやる?応援入るよ」「もうやりました」
こんなやり取りが通常になってます。仕事はテキパキ、性格は温厚で頼りになる!ぜひ仲間にしたいです。
もう一人は衛生管理のスペシャリスト、仮名クリーンさん
食品も扱っているので衛生管理は最重要なのですが、クリーンさんの通った後は汚れが消えているというくらい、クリンリネスの大ベテランです。

猫は生まれた時からクリンリネスやってます

ただ、デジタル機器を扱うのを大の苦手としていて、「これ触っても壊れない?」と、よく不安がっているのを聞きます。
今回の挑戦にうってつけのモデルです!
目標としてはクリーンさんが抵抗なく使ってくれるようなツールを作ることになります。

小さな小売店はオールラウンダーが多い

小さな小売店で働く人は、ほぼみんなが何でも屋になります。
わたしもレジに立つのは当たり前、デリカコーナーの唐揚を揚げたり、魚を3枚におろしたり、店内をウロウロしたりしています。
働いてくれてる従業員の半数は自分の仕事と合わせてレジに立つし、反対にレジ担当者も商品を陳列したりします。最初から2つの担当を持って、午前はA部門の仕事、午後はB部門の仕事をする、なんて働き方をしてくれてる人もいます。ありがたいです。
みんなで協力し合って店を運営していますが、
役割が多いということは、覚えなければならないことも多いのです。
そこにいくら「便利になるよ~」と言っても、操作が煩雑なものを追加するのは業務負担が増えます。
みんなで楽しようという趣旨から外れてしまうので、今回の挑戦では操作が簡便というのを留意したいと思います。
もう一つ、わたしの勤める店舗は高齢の従業員が多いという特徴があります。従業員全体の1/3の方が60歳以上で、頑張って働いてくれています。
その人個人にもよりますが、基本的にパソコンやデジタル機器に苦手意識をもっています。
仕様が変わると慣れるのにもやはり時間がかかります。

猫も慣れないことはしたくない!

今回の挑戦は、機械が苦手という人に抵抗なく使ってもらえるデジタルツールを作ることです。まさにこの方たちが気軽に試してもらえるツールを作るということになります。
いまさらですが、かなり高いハードルのような気がしてきました…。

実際に使ってもらえないと意味がない

幸いクイックさんはパソコンもデジタル機器も支障なく使えるタイプです。
新しいツールを作ったとして、おそらく難なく使えるだろうし、ツールを作った意図も説明なしで悟ってくれそうです。
試作ツールの試行錯誤に協力してもらうには、ぴったりの人材です。
クリーンさんはデジタル機器を触るのも抵抗があるタイプなので、クリーンさんに「これなら使える!」と思ってもらえれば、ほかの苦手意識を持っている人にも受け入れられるはず。
実用的かどうかのものさしになってもらえそうです。
どのようなツールを作るとしても、実際に使ってもらえるための条件をきめておこうと思います
・できれば、店舗の全員に役立つもの
・できるかぎり、操作が簡便なもので、手順は3~5つ以内が望ましい
・いまの状況で活用できるもの
・できれば、既存の業務負担を減らせるもの
・できれば、ほかの店でも使えるもの(転勤があっても使えるといい)

できれば、が多いのがちょっとあれですが、この5つの条件に合うようなツールを目標に、頑張ってみます。みんなが少し幸せになれるツールを考えたいです。

わたしってどんな人?

最近のことですが、一緒に働く人に「わたしのことをどんな人だと思ってる?印象をひとことで言うと?」と、聞いてみました。
新しいことに挑戦する時はまわりの協力が必要ですが、上から押し付けるのは嫌だなあ、と。
この質問でほめ言葉ばかりが返ってきたら、要注意ですよね。気をつかわせているのか、はたまた辛口コメントができないくらい怖がられているのか。返答次第ではアプローチの仕方を考えないといけません。
結果、「男前」
想像もしない単語が返ってきました。

猫的にはこの角度が男前♪

「大雑把で、大胆だし、細かいことは気にしないし」
「今日できることを明日に引き伸ばすな、じゃなくて、明日できることは今日しないで明日の自分に任せて帰れって言うし」
「どっしりかまえて動じないし、小さなことでくよくよしないし」
「本当は肝っ玉母ちゃんにしようかと思ったんだけど、表現したら男前の方が感じいいかなと思って」
結局、本当の答えは「肝っ玉母ちゃん」でした。
気をつかってくれてるようなくれてないような。
しかも、内容がほんのり悪口まじり…。
切ない顔をしていたせいか、そばにいたクイックさんが言ってくれました。
「店長はいつもニコニコ明るくて、太陽みたいにほがらかな人ですよ」
気をつかわせてごめんね。やさしくしてくれてありがとう。
悲しい思いもしましたが、一緒に働く人たちに怖がられてはいないようなので、とりあえず安心しました。
実際に使う人の率直な意見を聞きつつ「機械が苦手という人のためのデジタルツールを作りたい!」を進めて行きたいとおもいます。

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