赤ちゃんの絶壁頭


生後5ヶ月になった息子。

ある日のこと、友人に
『〇〇くんかなり絶壁じゃない?頭の形って6ヶ月できまるらしいよ。』
と言われ、何となく気にしてはいたものの、いざ他人にそう言われると急に不安になるのが親心。
もうすぐで6ヶ月になってしまうと、焦って色々調べました。

まず前置きとして、私自身、息子が生まれる前から赤ちゃんの絶壁対策のことは知っていました。

ただ、ドーナツ枕は窒息のリスクゆえ推奨していない国もあるということを知り、なによりも窒息死が怖かった私はドーナツ枕はあえて使用していませんでした。(が、友人に指摘されたその日にAmazonで買いました。)

また、息子の向き癖もかなりありました。
左向きで眠りに落ちることがほとんどで、私が直すと起きて泣き出してしまったり、直してもすぐに戻ってしまったり。
産後は自分の体調の悪さで疲れていて、これもまた積極的にやっていませんでした。

それでも少し頭がへこんでるな?と思ってはいて、周りの先輩ママに相談してはいました。
「うちの子も絶壁気味だったけど、寝返りしだしてからだんだん治っていったよ」との返答。
その子供をみると頭まん丸なので、
なんだそうなのかと何となく安心していたのもありました。

そんなこんなで、急に気になり出し調べると色々わかりました。

息子は同じ月齢の子と比べてもかなり大きめで体格のしっかりした力も強い男の子。

男の子の赤ちゃんは足で床を押す力が強く、
結果的に頭が潰れてしまう
ということが多いそうです。

また、若干寝返りのタイミングも周りの子と比べて遅かったです。
体が大きい子はその分、寝返りが大変なので、できるようになるタイミングが遅くなる傾向にあるそう。

そして…私の両親や周りの人に褒められるくらい、よく寝る子でした。
そんなわけで息子は絶壁になる条件揃いまくりだったのです。

様々な記事をネットでひろい、1番に辿り着いたのがヘルメット矯正です。
母親をしているひとは大抵知ってるんじゃないかな?

40〜50万するあれです。
1番不安を煽られたのは6ヶ月までに受診が必要という期間の短さ。
もうすぐで6ヶ月なのにどうしようと…

大変なのは金額も。そして通院や、1日の大半をヘルメットを付けて過ごさなければいけないこと。
帽子を被したり頭から服を着せるときでさえイヤイヤで泣き出すのに、
どうすれば!?という迷い。
毎日が大変そうだなと思ったことと、
やっぱり値段が値段なので一旦諦めました。

次に見つけたのが赤ちゃんの絶壁をマッサージで改善する方でした。
Instagramで何万人もフォロワーがついていてかなり有名みたい。

オンラインでも治療してくれるみたいで、あ、ここかもと一瞬かなり気合入りました。

ただし場所が沖縄だったのでいやいや無理だな〜。
予約もいっぱいで取れないとのこと。

そこで似たようなことをしてる人が地元にもいないかな?と藁にもすがる思いでGoogle検索すると、全然居ました。

地元では有名な老舗の整体で、
子供〜大人まで絶壁改善の治療があるとのことで、次の日ホットペッパーで予約して即いってきました。

結果から言うと本当に心から行ってよかったです!!!!!!!!!!!!!!

まず友達から指摘を受けてからずっと落ち込んでいた私の心が晴れました!!!!!!!!!

「たしかにへこんでるね〜。
でもまだまだ、これから変わってくるから大丈夫。
小学生になってからでも治せるよ。
気にしないで。

赤ちゃんが寝ている時や機嫌のいい時、時間のあるときでいいので、頭を両手で包んであげてください。
これだけでかなり変わります。

優しく撫でてあげるのも効果あります。

1日10分でもいい。
大人しくしてる時は30分やってあげてもいい。
力も入れなくていい。
凹んでるなあと思いながら触ると良くないから、
まーるいまーるい、と思いながら触ってあげてね。

もし気になるならたまにきてくれれば診るけど、お母さんが触ってあげるのが1番いいから。

ヘルメット治療もあるけど、赤ちゃんがヘルメットを嫌がっていてもつけ続けないといけないから、トラウマになっちゃうこともあるでしょう。」

ということで、頭を見てもらったあと
包み込むときの手の力加減なんかを教えてもらい、(ほんとにくすぐったいくらい弱い力でOK!)
私の緊張が解けた気がしました。

最後に、誰かに絶壁だとか言われたりしても気にしなくてもいいから。
そうやってマイナスなことを言ってくるひとを気にしちゃいけない と
まるでカウンセラーのようなお言葉まで

指摘されたことで、友達を恨んでいる気持ちは全くなかったのですが
やはりグサッと来てはいたので、
なんだか泣きそうになりました。

結果として、わたしは毎日スキンシップとして頭を撫でたり、包んであげたりの行為にとどめ
様子見することになりました。
子供は頭が柔らかいのでまだまだ治せると
ほんっっとに安心する言葉をもらえて
爽快な気持ちで帰りました。


あくまで整体の先生の考えと
それに納得した私のやり方です。

正直、お金に困ってなければヘルメットやったかもです。

ですが、たとえ息子が絶壁気味でも、まんまるの頭じゃなくても…
1番可愛くて愛しい宝物です。



それから数ヶ月たち、現在8ヶ月になりました。
正直やや絶壁です。(ほんの少しだけ改善された)

絶壁になってしまったことは後悔だけど、
最近は諦めモードに突入してしまいました。
諦めモードというとネガティブな言い方にきこえるけど、
そういうんじゃなく、さっきも書いたとおり、絶壁でも愛しい私の宝物です。

旦那も絶壁だけど、気にしたこともなければ息子の絶壁の話になるまで夫の頭の形なんて見たこともありませんでした。

うなじと同じで、見ている人がいるだけで見てない人は見てない程度のものだと思ってます。

事実わたしが気にしてあげるのが遅かったのも、気にしてなかったからなんです。

それなのに、この話のきっかけになった絶壁を指摘された友人に再度会った時、
息子の頭を見て「こんなにへこんでることある?笑」と言われてまた、かなり、深く傷つきました。

気にしないときめても、
写真を撮る時頭が平らだなと思ったらみてねにのせるのをやめたり、消したり、いやになった。
息子に申し訳ない。
息子をまるごと愛せていない。とすら思った。
他人の評価で、何て情けないんだろう。

もちろん治って欲しい、直してあげたい。
でも絶壁だったら何が悪いんだろう。

このモヤモヤがうまく解消できなくて毎日悩みました。
でも、整体の先生と言ってくれたんです。
「誰かになんか言われて来たの?もし、絶壁だなと言ってくるひとがいるなら、そんなの気にしちゃダメだから。
そんなことを言ってくる人の言葉に影響されちゃダメだよ。」

まじでこの通りだと思います。

というか人の言葉って包帯にもなるしナイフにもなるから、なぜその友人が私に絶壁のことを言ってきたのかずっと考えてました。 でも、さっきの言葉を言われた時に感じたのは私や息子のことを気遣っての発言ではないのです。
あ、鼻血でてるよ…!?
みたいなテンションじゃなくて、

顔色悪いけど大丈夫…?
みたいなニュアンスでもなくて、

おまえのお母さんってブスだなぁ!
みたいな言い方なんです。
このモヤモヤって息子を貶されてるから出てきた気持ちなんだなと解釈しました。

だから傷ついたんだ。

私は私の息子を世界一可愛いと思ってます。




と、いうか、
そもそも絶壁って流行りだと思いました。

ひと昔は前は世間では気にされてなかったわけで。


(わたしは梅宮アンナさんの著者
みにくいアヒルの子だったわたし梅宮アンナ
で絶壁の存在をしりました。)


結論


人の子供の外見をとやかくいうな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?