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ドラゴンクエスト10を振り返っていく 22.ドルワームのストーリー攻略

メインストーリーの町の話も、これで最後になりました。ver1当時、もっとも難易度が高いボスで、ラスボスを倒した後にクリアしたという人も珍しくないと思います。それだけに、思い入れもあり、色々な意味で印象深いストーリーです。

画像2砂漠に囲まれたドルワーム王国の入り口。よくわからないカエルのような建物が待ち受けてくれてます。
画像2宮殿内部の空中庭園。異国情緒たっぷりの、贅沢なただずまいですね。

太陽の石を求めて。

ドルワーム王国についてみると、何やら、太陽の石のエネルギーが不足して困っている様子。そのために、研究所のドゥラ院長は魔しょう石が太陽の石になることを発見し、実演して見せました。魔しょう石は、カルサドラ火山にたくさんあるようなんですが、なぜかルナナという性格のキツそうな女(好きな方いたら、ごめんなさい)に下僕として任命され、石を求めに火山に行くことなりました。

ルナナについては、ドワーフの初期村ストーリーをやっていると、多少は馴染みがあるキャラだと思うのですが、初プレイをプクリポで始めた自分は、まったくわけがわからず、あっけに取られてしまいました笑。
スクリーンショット 2021-06-03 203629ドルワーム王国は、太陽の石のエネルギーを利用して、成立している文明国。ドワーフの国らしい、現実的な見せ方ですね。
スクリーンショット 2021-06-03 203402魔しょう石が太陽の石に変わるという発見とは、なにやら嫌な予感…。
スクリーンショット 2021-06-03 203546なぜか、今あったばかりの女に命令されている、よくわからない状況です笑。とりあえず、カルサドラ火山に行けばいいのね。

お札のついていた魔しょう石を持ち帰ったが…

カルサドラ火山に着くと、そりゃボスはいますよね。待ち受けていたましょううおをやっつけると、巨大な魔しょう石を発見。何やらお札が貼ってあったのですが、ルナナが強引にお札をはがして、下僕に持っていかせてしまいました。なにやら、いやな感じ。

画像2カルサドラ火山の溶岩ですね。熱そう…。

持ち帰ってきた、でかい魔しょう石を、太陽の石に変えようとした途端、天魔クァバルナと名乗る怪物が出現。ドゥラ院長に魔しょう石を太陽の石にするという、発想を与えたのはこの怪物でした。つまり、彼は怪物の封印をとかせるために利用されただけ。しかし、ドゥラ院長には何やら国王へ、復讐のような想いを背負っているようで…。単にドルワームを救うためだけに、がんばっていたわけではないんですね。

天魔クァバルナの魂については、封印が解かれましたが、肉体についてはボロヌスの穴に封印されたままだということがわかり、クァバルナを追いかけて、ボロヌスの穴まで向かうことになります。ドルワームからめちゃくちゃ遠いんですけどね笑。

スクリーンショット 2021-06-03 204145僕はましょううおだよー!と言わんばかりの登場シーン。
スクリーンショット 2021-06-03 204628絶対、なんかやばいヤツだろ…と思うけど、ルナナだからこそあっさりお札をはがしました。
スクリーンショット 2021-06-03 204932途中に吟遊詩人が歌を歌うシーンが差し込まれましたが、なにやら双子は国を滅ぼすため、片方の子を捨てたという説明が。
スクリーンショット 2021-06-03 205515ひらがなとカタカナを使って、クァバルナのしゃべり方にイメージがつくようになってますね。どんな声なんだろ?
スクリーンショット 2021-06-03 205623伝説の魔物…。やっぱりねと思いつつ、色んな所のトラブルに首突っ込んでいかないと、キーエンブレムなんてもらえないよね。
スクリーンショット 2021-06-03 205732本人を目の前にして、酷いことをどんどん言い放すドゥラ。たとえ正義があったとしても、そこまで言う必要はないと思うよ。
スクリーンショット 2021-06-03 205814魂と肉体を分けて封印するって、いったいどうやってやったんだろ?と思いつつ、よほど恐ろしい魔物だったってこともわかるね。

天魔クァバルナを討伐した後、城に戻ったが…

ドルワーム王国から、ボロヌスの穴まではなかなかの道。ゴブル砂漠東→ゴブル砂漠西→ボロヌス溶岩流→ボロヌスの穴までですが、歩く距離はハンパではありません。まさにドワーフの国らしい、溶岩や砂漠などの景色を眺めながら、ようやくたどり着きました。

画像2ゴブル砂漠西の風景。果てしない砂漠地帯が広がっています。
画像2ボロヌス溶岩流の溶岩を遠景から映してみました。いるだけで、熱くなりそうな風景ですね。
画像2ボロヌスの穴、天魔クァバルナが封印されている場所の真ん前。如何にも何かが出てきそうな、不気味な空間です。

天魔クァバルナは肉体と魂が一体となり、襲い掛かってくることは行く前から明白でしたが笑、もちろん戦闘へ。まあ、このボスほんと強かった。当時は貴重な「まほうのこびん」を使い果たして、全滅手前のギリギリで勝利。ソロでよく勝てたなって、思える難易度でしたね。

倒した後に、ドゥラ院長が遅れて到着し、魔しょうのようなものをガードしてくれましたが、何やら不吉なことを言い残して、消えていきました。そのあとに、ラミザ王子ご一行が到着。怒るドゥラの気持ちもわかりますが、ラミザ王子の気持ちもわかる。どっちも間違ってないんだよね。

スクリーンショット 2021-06-03 210032なかなかのセリフ。喰らわれる寸前で勝利できてよかった。
スクリーンショット 2021-06-03 210420なんとも意味深な…。まだ呪いは続くのか?
スクリーンショット 2021-06-03 210534ラミザ王子は、兵士のことまで考えて人選に悩んでいたため、遅れたのでした。確かに、刻一刻を争う時にどうかとは思うけど、彼の考え方にも一理ある。

クァバルナ討伐後、城に戻ってハッピーエンドかな?と思いきや、なんと太陽の石の力が暴走を始めました!暴走を止めるには、王家の力が必要とのこと。ドゥラ院長は、自分を国王に捨てられた子と表し、自分が王族であると証明するため、太陽の石の暴走を止めようとしますが、石の力は止まらない。なんと、捨てられた子は、女の子だったのです…。

スクリーンショット 2021-06-03 210708このタイミングで、太陽の石が暴走をはじめた。ナイスタイミング笑。
スクリーンショット 2021-06-03 210850捨てられたことに対して、彼の苦労があふれるばかりに伝わってくるシーン。
スクリーンショット 2021-06-03 211113自分の怒りを太陽の石にぶつけているが、暴走は止まらない。
スクリーンショット 2021-06-03 211145衝撃の告白。この状況だからこそ、国王は言わざるを得なかったでしょうね。
スクリーンショット 2021-06-03 211308あれほどまでに、ドゥラに罵られておきながら、ドゥラの気持ちを思いやって、ラミザ王子は泣いてしまいます。ラミザ王子は、お人好しなぐらい優しい。「ドゥラくん かわいそう……。」は、ある意味ネタ的に有名になったシーンでしたが、ほんとにかわいそうですね。

この話の結末は、意外な展開に。

そんな中、太陽の石の暴走は一向に止まりません。すると、研究所員のチリが太陽の石の暴走を止めているではありませんか。彼女がなんと、捨てられた子だったのです。

チリとは、ガタラの話で出てきた、怪盗ポイックリンに扮して、ダストンのガラクタを盗んでいた、あの女性ですね。こう見てみると、ガタラのストーリーは、ドルワームとつながっているのもわかりますね。

チリや国王だけでは暴走を止めきれず、いよいよだめか…というところで、ラミザ王子が火事場のクソ力を発揮!太陽の石の暴走を止めることができました。ラミザ王子、結局最後はすべていいところ持っていきましたね笑。

国王は、実の娘がチリがあったことを知り、彼女を捨てたことを謝罪し、王族として一緒に暮らさないかと勧めますが、彼女はその誘いを断りました。ダストンの自由な生き方を尊敬しているチリにとって、王族の生き方は窮屈なんでしょうね。

ドゥラ院長は、今までの無礼を詫び、ドルワーム王国を去ろうとしますが、みなが彼の功績を認め、国王は王立研究院の院長として、改めてドゥラを任命しました。でも、彼のプライドを考えると、この話丸く収まるのだろうか…?とりあえず、いい形で終わりましたけども。すったもんだで、クァバルナを倒した功績が認められ、キーエンブレムをゲット!これで、キーエンブレムは10個集まることとなりました。

スクリーンショット 2021-06-03 211359チリがかっこよく映るシーンですね。隠していたすべてを明かしたのは、彼女でもあったのです。
スクリーンショット 2021-06-03 211535ラミザ王子が太陽の石の暴走を止めた場面。おいしいとこ、全部もってったね。
スクリーンショット 2021-06-03 211608双子が生まれるのは不吉…と考える因習は、未だ存在していますよね。国を治めていく立場からすると、二つのものが頂に立つのは、マズいことなのかもしれません。
スクリーンショット 2021-06-03 211641ダストンへの尊敬を話すシーン。ダストンのガラクタ魂の根っこの部分を理解しているのでしょう。
スクリーンショット 2021-06-03 211739ドゥラがみなから呼び止められ、とりあえず丸く収まった?
スクリーンショット 2021-06-03 211816いよいよ金のキーエンブレム!ドワーフだけあって、金ですね。

このストーリーに対する感想。

ブログの方で、ストーリーを振り返っていてまず思ったのが、非常に話が簡潔でわかりやすかったということでした。あまり、抽象的に表現されている部分もなく、「太陽の石」という、資源エネルギーの枯渇というテーマから話が始まっているので、現実にもあてはめやすく、理解しやすい話だったように思います。

あとは、自分を国王に捨てられた子だと思い、復讐のような念を抱き続け、研究に没頭し続けてきたドゥラ院長と、捨てられた子でありながらも、変わった父ダストンに育てられたことで、王族への憧れもなく、ただ自分のやりたいことを追い求めてきたチリが、対比の存在として描かれる一方で、本当の捨てられた子はチリであった、という展開は考えさせられるものがありました。

もし太陽の石が暴走し、王家の力が暴走を止めるという理屈がなければ、ドゥラが偽物で、チリが本物だということはわかりようもないですし、チリの性格を考えれば、自分は捨てられた子だと名乗らず、ドゥラが捨てられた子ということにもなりえたと思いますね。

結局は、自分の生きたい道を持っているものであれば、生い立ちや境遇に左右されることはないと言っているような、強いメッセージを感じたストーリーでした。

次回は、この後のメインストーリーの話に行く前に、ver1における強ボスの想い出か、もしくはただ自分がやりたいだけの、仲間モンスターについて振り返ってみたいと考えています!

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