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ドラゴンクエスト10を振り返っていく 19.フィールドモンスターのアクセサリー前編(ver.1)

前回は、ver1に実装されたコインボスとアクセサリーについて、振り返りました。今回は、フィールドモンスターが落とす、アクセサリーについて振り返っていきましょう。

そもそも当時は、アクセサリーが非常に重要だと、あまりわかっていない状態でした。アクセサリーが大事だなと思えるようになったのは、各町の強ボスが実装されたあたりからで、普通に遊んでいる段階では、特にあってもなくても、問題になることはなかったんですね。でも、反則的に強い技や状態異常のヤバさを目の当たりにしてからは、徐々に浸透していったというような印象です。

でも、そんな重要なアクセサリーですから、そうやすやすと落としてはくれません。今のように、転生の香水もなく、レアドロップ率の装備もまだまだ貴重な時代でしたから、何百回、下手すれば何千回と戦闘を繰り返して、数個手に入れることができる状態でした。

苦労に苦労を重ね、なんとか取ることができた当時の思い出をモンスターとアクセサリーから振り返ってみたいと思います。

アクセサリーが出た瞬間は、喜びの瞬間。

アクセサリー:竜のおまもり 敵:ファンキードラゴ

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いちばん最初に振り返りたいのは、なんといっても、このファンキードラゴ。竜のおまもりを、必死に取りに行った記憶がある方も、多いのではないでしょうか。当時は、「炎や光ダメージ20%減」の効果の意味など、さしてわからず、とりあえず面白そうだから取ってみようという気持ちだけで、アクセサリー狩りをしていました。

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しかし、このモンスターは当時のレベルではかなりの強さで、打撃もさることながら、「もうどくのきり」(毒)や、「あまいいき」(眠り)、「やけつくいき」(マヒ)などなど、状態異常の攻撃も多彩。耐性をあまり揃えられていないプレーヤー達にとっては、ひーこらいいながらも、必死に食らいついて、倒すことのできたモンスターでした。

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アクセサリーは「竜のおまもり」。炎や光ダメージを20%減らす効果がついている、アクセサリーです。炎や光属性の攻撃を仕掛けてくる敵は多いですから、役に立つ場面は、強い敵が増えてくればくるほど、増えていきました。今では、とりあえず持っておきたいアイテムですね。

アクセサリー:うさぎのおまもり 敵:アルミラージ

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ver1.0において、装備できるアクセサリーがあまりない中、印象に残っているのがこの「うさぎのおまもり」です。当時は、どの敵がどのアイテムを落とすか、という情報もあまり定かでない状況でしたので、フレンドさんの「アルミラージって、何か貴重なものを落とすらしいよ」という都市伝説的な情報から、自分は耳にしました。その時の自分は、どれだけいいお金になるのか?という欲望だけで笑、ひたすら通い詰めてはアルミラージを倒しました。しかし、全然落ちないではありませんか。かなりのレアリティだったので、仕方ありませんね。

うさぎのおまもり

アクセサリーは、「うさぎのおまもり」。「おしゃれさ、すばやさ+2」が基礎効果という、効果としてはあまり重要ではありません。ですが、売値が1500Gでしたから、当時のお金事情を考えると、単純に金策として有用なアイテムだったんだと思います。

アクセサリー:ハートのペンダント 敵:ベホマスライム

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同じくver1.0から実装されていたアクセサリーだったのが、「ハートのペンダント」だったのですが、持っているモンスターはベホマスライム。ドラクエのモンスターらしい、かわいい姿で、人気ですよね。そんなベホマスライムちゃんがもってるのが、「ハートのペンダント」というのも、茶目っ気があっていいですね。ただ、当時はそこそこ骨のあるモンスターで、よくお世話になった「捨てられた城」のフィールドマップでは、レベル上げついでにやることが主だったため、気が付けば手に入れているアイテムでもありました。

ハートのペンダント

ハートのペンダントの効果は、「最大HP+2、おしゃれさ+1」ですが、合成を経ると、「最大+HP11」までHPを上げることも可能で、「銀のロザリオ」がまだまだハードルの高い頃は、装備している人も多かった印象です。

アクセサリー:ラッキーペンダント 敵:おにこんぼう

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ver1.0から実装されていたアクセサリーの中で、もっとも獲得が難しかったアイテムが「ラッキーペンダント」でした。というのも、おにこんぼうの出現数はかなり少なく、一度戦うだけで一苦労だったのも大きいですね。もちろん、敵の強さもなかなかのもので、一度アイテムを取ったら、それで満足となりやすいモンスターでした。オープニングムービーにも登場するくらいのモンスターでしたからね。しかし、おにこんぼうがラッキーなペンダントを持っているってどういう理屈なんでしょう笑?

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ラッキーペンダントの効果は、「守備力+2、おしゃれさ+4、各弱体系耐性+10%」で、攻撃力や守備力などを下げてくる効果に対する耐性が増えるという事です。あれば役に立ちますが、もっと役に立つアクセサリーがあるため、あまり目立たない存在のままという印象ですね。

アクセサリー:ピンクパールリング 敵:ウィッチネイル、ピンクボンボン

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ウィッチネイルが落とすアクセサリーですね。ただ、このウィッチネイルは、毒の沼地付近に出現するため、沼地に入って毒状態になることも多く、また地中に潜っているため、当時は見えない状態で、カンを頼ってぶつかりにいくというのが常でした。ですので、レアドロップが気になるアイテムでも、諦めて挫折した記憶がありますね。

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また、「ケダモン」の転生モンスター(なかなか出てこない、色違いモンスター)である、ピンクボンボンが落とすレアアクセサリーでもあります。そもそも、転生モンスターというもの自体、あまり出てくることはなく、何十回、何百回と戦って、何回か出現すればいいぐらいのレアモンスターなんですね。なので、そんなモンスターが落とすアイテムは、ものすごく貴重なんです。(今現在は、転生の香水というアイテムがあり、そのおかげで会いやすくなりました。)

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アクセサリーは「ピンクパールリング」。「おしゃれさ+5」の効果がついており、おしゃれさを極めたい人には、まあまあ有用なアイテム。合成の効果の最大値はおしゃれさ+20なので、現状でも決して使えないわけでもありません。自分もこの振り返りで、狙ってみようかなと思ったアクセサリーです。

アクセサリー:ようせいの首かざり 敵:サイクロプス

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サイクロプスは当時、シンボル数が少ないモンスターでしたので、戦うだけで大変でしたね。敵の強さも中々なもので、倒して出てくればラッキー程度の感覚が当時の認識でした。

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アクセサリーは「ようせいの首かざり」。効果は「しゅび力+2 さいだいHP+2 さいだいMP+2 おしゃれさ+5 MP吸収ガード25%」となかなか有用でしたが、mp吸収ガードという効果が、結構マイナーだったため、他の首アクセサリーが登場したことで、人気がなくなり、即マイナーな存在になりました。現状では、mp吸収対策に使用できるかなというぐらいですね。

耐性の指輪の登場で、大きくアクセサリーの価値が強くなる。

ver1.2以降になると、アクセサリーが多数追加されました。そんな中でも、状態異常の耐性効果を、50%持っている指輪が登場。この指輪は合成が最大値までつくと、すべて80%までつけることが可能です。今現在も、装備品との組み合わせで、使い勝手が非常に良い品なので、もっておいて損になることはありません。以下、紹介していきましょう。

アクセサリー:破呪のリング 敵:ろうごくのぬし

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ろうごくのぬしは、「バドリー岩石地帯」に出現数が多く、そちらでよく倒していました。レベル上げにも最適で、経験値を稼ぎながら、破呪のリングを獲得できたので、一石二鳥な敵でしたね。

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「破呪のリング」の基礎効果は「呪いガード50%」。ver2以降から、呪いを使ってくる敵が増えてきたため、アクセサリーとして人気になりました。

アクセサリー:まんげつリング 敵:ヘルゴースト

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今ではすっかり、人が訪れなくなってしまった「ボロヌスの穴」に、たくさん出現しているモンスターが、ヘルゴーストです。当時は強ボス退治のため、わざわざ遠出して、ボロヌスの穴まで来るプレーヤーが多数だったんですね。そんな中、普通では見ることのできないモンスターが、このゴースト。当時は、ゴースト系のモンスターは見ることができませんでした(オカルトメガネあれば、可能)。どちらかといえば、絡まれるだけの存在でしたが、このモンスターもなかなかにおいしいモンスター。レベル上げついでに、アクセサリーを狙いましたね。

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「まんげつリング」の基礎効果は「マヒガード50%」。マヒ攻撃はいろんな敵がしてくるので、もちろん今でも有用です。

アクセサリー:理性のリング 敵:よろいのきし

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よろいのきしは、ドラクエ1以外で実装されたことがなかった、珍しいモンスター。ver1.2当時では、冒険をある程度進めたプレーヤーなら、あっさり倒すことは可能でしたね。後にデスマスターの職業にて、召喚できるモンスターとして登場したのも、スタッフ側にも思い入れがあるのかもしれません。

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「理性のリング」の基礎効果は「混乱ガード50%」。混乱をしかけてくる敵も多いので、こちらも大事なアイテムです。ただ、なぜよろいのきしが持っているかについては、色々と謎が深まります。

アクセサリー:めざましリング 敵:サンダーフロッグ
アクセサリー:はくあいのゆびわ 敵:スマイルリザード

当時はまったく気がついていませんでしたが、色違いで3種類すべて、レアアクセサリーを落とすモンスター(もう1つはファンキードラゴ)だったんですね。そのうち二つを紹介します。

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サンダーフロッグは、比較的早い段階から、色んな各地で見かけることができたモンスター。地味に攻撃が痛く、「あまいいき」の攻撃はつらいものがありました。

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「めざましリング」の基礎効果は「眠りガード50%」。眠らされることも多いので、役に立つ場面しかありませんね。

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一方、スマイルリザードですが、こちらはレベル上げにも人気で、「あまいいき」以外はこれといって、強かった記憶がなかった印象です。

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「はくあいのゆびわ」の基礎効果は「封印ガード50%」。コインボス・バラモスとの戦闘では封印攻撃があり、封印ガード100%が必須だったため、この指輪を求めるプレーヤーが急増。今なおも、重要なアクセサリーです。

アクセサリー:聖印のゆびわ 敵:シャドーノーブル

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もっとも苦労したアクセサリーと言えば、このシャドーノーブルを思い出しますね。シャドーノーブルは、しにがみきぞくの転生モンスターで、転生を出すだけでも、かなりの時間を要するのに、しにがみきぞくもなかなかに強く、出会うだけで一苦労のモンスターでした。今でも覚えているんですが、初めてシャドーノーブルに会うまで、倒した匹数は約520匹…。果てしない戦いの上に、出会うことができた時の喜びは、とんでもないものでした。あとは、アクセサリーが落ちることだけを祈って…(盗賊加入で入って、アイテムを盗むのが基本でしたが、落ちないこともあるのです。。)

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「聖印のゆびわ」の基礎効果は「即死ガード50%」。コインボス・バズズのザラキーマの呪文は即死でしたので、即死耐性が大いに求められたのは、この時からだったと思います。

アクセサリー:破幻のリング 敵:エビルホーク

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空を飛んでいる敵なので、なかなか自ら戦いに行くという気にはなれなかったモンスターでしたが、アクセサリーが実装されてからは、向こう側に気づいてもらう術を覚えるほど、戦い慣れた相手でした笑。アクセサリーがとりあえず欲しかったあの頃だったので、どんな苦労も厭わない精神状態だったのかもしれませんね。

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「破幻のリング」の基礎効果は「幻惑ガード50%」。絶対になければならない効果ではなく、「ダンディサングラス」で代用はできたため、焦って取りに行く必要はありませんでしたが、やはり、欲しいシロモノでしたね。

アクセサリー:破毒のリング 敵:スカラベキング

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かわいい身なりの虫系の敵ですが、スカラベ「キング」というだけで、ver1当時ではかなりの強敵。最初の頃は金策としても有用だった敵だったんですが、ver1の終わりでは、レベル上げ目的としても人気になりました。バージョンアップされる度に、めまぐるしくモチベーションが、大きく変わったモンスターでしたね。

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「破毒のリング」の基礎効果は「毒ガード+50%」。当時は、毒ダメージが固定だったため、地味な存在で見向きもされなかった耐性でしたが、ver2以降、毒ダメージにもふり幅が生まれ、毒攻撃をするボスモンスターが増えたために、需要が急増しました。今では、重要ですね。

フィールドモンスターのアクセサリーだけで、かなりの数になってしまい、1記事では振り返りきれません!次回も、紹介していきたいと思います!(下の写真は2012年11月27日に撮影した、懐かしい写真なので載せてしまいました。レンジャー実装後かな?)

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