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ドラゴンクエスト10を振り返っていく 23.強ボスをめぐる旅~オーブを求めて~(ver.1)

お久しぶりです!しばしの休息を経て、帰ってきました!今回からまた、続々とドラクエ10の歴史を振り返っていければと思っています。

現況では、羅刹王バラシュナが少し前に実装されたばかりですが、今回も自分のブログで取り扱うのは、ver1の強ボスです笑。まったく流行りに乗らない辺り自分らしいですが、お付き合い頂ける方は、お読みください。

強ボスコンテンツの始まりは、ver1.1からで、最初はガートラント、ヴェリナード、カミハルムイ、メギストリス、ドルワームの5つの街の強モードボスが実装されたことに始まり、レッドオーブ、ブルーオーブ、イエローオーブ、パープルオーブ、グリーンオーブの5色が、これらのボスを倒すと、それぞれ手に入ることになりました。

当時は、このオーブの価値が激高!最初はボスが強すぎて、そんな簡単に手に入れることもできなかったというのもありましたが、移動するだけで一苦労だったんですね。ドルボード(早く移動できる乗り物)がない状態で、現地まで出向いて、それぞれのボスを倒すというのが、当たり前でした。

今から考えれば、こんなに面倒なことはないかもしれませんが、当時は遠足に出かけるような気分で、みんなで目的地へ向かい、つよーいつよーいボスを倒すのが本当に楽しかった。また全滅した後に、扉の前で生き返らせてくれる人もありがたく、「がんばって!」と声をかけてくれる人もいたり、まさに「あったかい世界」がそこには存在していたのです。

(現在は、強戦士の書を使用することで、移動せずに強ボスと戦うことができます)

各大陸の強ボスの想い出を語る。

グレン:水竜ギルギッシュ&魔剣士オーレン→レッドオーブ

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グレンのシナリオボスが2つ一緒になって登場。話を理解したあとだと、2体同時で出現してくるのは、少し胸アツですね。フリーズドロップの範囲技に、なぎはらいの火力が強烈でした。湖の上で戦うのも情緒があったんですけどねー。マホカンタを唱えてくるため、攻略には、物理攻撃が中心でした。

道程:グレン領東→ゲルト海峡→ランドンフット→ランドン山脈→雲上湖

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移動に要したのは、走って約8分。橋上の宿からでも約4分でした。戦闘に入ると、寒々した景色の中で、広い湖上での死闘が繰り広げられました。

ガートランド:呪術師マリーン&妖魔ジュリアンテ→レッドオーブ

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初めて挑んだ強ボスはコレ。魅了攻撃が反則技で、味方同士で殴り合ったのはいい思い出です。当時は、ジュリアンテから倒すという戦法を取っていましたが、気が付けば単なるゴリ押しに。パラディンが壁になって、魔法使いが後ろから魔法を打つという戦法も、この辺から広まっていった記憶があります。

道程:ガートランド領→オルセコ台地→オルセコ闘技場

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移動に要した時間は、走って約9分ちょっと。広大なガートランド領からオルセコ台地の風景は、いつ通っても壮観でした。戦闘は、闘技場内の外周を広く使っては、うまく戦っていました。ザオ待機していた僧侶さんたちも懐かしい場所。

ジュレット:キャットリベリオ強&ミャルジ→ブルーオーブ

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吹き飛ばし攻撃がなかなかで、ミャルジが使うラリホーマも強力。キャットリベリオを前衛に押してもらって、魔法で粉砕するのが比較的楽でした。戦闘が長引くと、倒したミャルジが復活してしまうのも、なかなかイヤらしかったですね。プリズニャンを仲間にするための、「プリズニャンの書」がドロップするようになってから、一時期は大人気でした。

道程:ミューズ海岸→猫島→巨猫の巣

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移動に要した時間は、走って約7分弱。向かうまでにキャットフライに何度も何度も絡まれるのはご愛敬。キャットマンマーに王座に座している状態で見守られながら(時々邪魔されながら)、戦うのはなかなかオツでした。

ヴェリナード:暴君バサグランデ→ブルーオーブ

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魔獣の閃光は直線なので横に回避、はげしいおたけびは前方ダメージ、闇のいなずまは周囲全体に吹き飛ばしダメージ+マヒと、多彩な攻撃のボス。なのでどう行動すれば、敵の攻撃を回避できるか学ぶことのできた貴重な学習型強ボスでした。

道程:ヴェリナード領北→永遠の地下迷宮→永遠の牢獄

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移動に要した時間は、走って約6分弱。強ボスの移動の中では、比較的楽な移動でした。牢獄というだけあって、なかなか趣のある壁。ブルーオーブが未だに安いのも、この時の移動が楽だったのもあるかもしれません。

アズラン:覚醒プスゴン→イエローオーブ

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敵なのかなんなのかイマイチわからない、ボス。強モードボスとして出現したプスゴンは、怒りやすく、火力が強力で、守備力の高い前衛職でも簡単に殺されるほどの強さでした。また、魅了攻撃もしてくるため、非常に厄介で、苦戦必至でしたね。

道程:アズラン地方、イナミノ街道(山間の関所)→スイゼン湿原→スイの塔→天ツ風の間

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走って移動に要した時間は、約13分!なかなか遠いですね。向かった先はプスゴンの趣味に彩られた部屋でしたが、この部屋はなかなかアスレチックになっていて、周りの障害物を上手く使って立ち回ることも、しばしばありました。相撲をして時計周りに回るという、ドラクエ10における基本の動きを学んだのもこのあたりからでした。

カミハルムイ:怪蟲アラグネ→イエローオーブ

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ストーリーを思い出すと、怒りがフツフツとわいてくるボスですね。連れだって出てくるからくり応援隊のテンションアップにより、死グモのトゲが発動すると、即刻全滅という恐ろしい強さ。この敵も前衛が壁になって、魔法使いのメラミ打ちでぶっ倒すのが最初のスタイル。その後、物理職も立ち回り次第で、活躍の場が生まれてきたボスでしたね。

道程:カミハルムイ領北→夢幻の森→捨てられた城→王家の庭

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走って移動に要した時間は約8分ちょっと。ワープのシンボルはあるまんまですが、中に入ることは今はできません。エルトナの心臓部ともいうべき聖地がこのワープの先にあるわけですから、二度と立ち入れなくてもおかしくはないかもしれませんね。

オルフェア:悪魔長ジウギス&悪魔ザイガス→パープルオーブ

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どっから出てきた?と言いたくなるボスが強モードで登場したのが、オルフェアです。単なる色違いですけど、悪魔長なんですから、悪魔を束ねる長ということでいいんでしょうね。悪魔だけあって、猛毒、呪い、足払いでの転び、幻惑という状態異常攻撃の多彩さに、ジバリーナ、ドルマドン、メラガイアー、イオグランデなどの攻撃呪文の豊富さ。まだまだ耐性に不安のあったあの頃には、強力な相手でした。

道程:オルフェア地方西→ミュルエルの森→フォステイル広場

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走って移動に要した時間は、約6分半。当時としてはそれほど遠くはない、移動距離でした。フォステイルの石像に見守られながら、美しい自然を背景に戦うのもよかったんですけどねー。

メギストリス:魔兵タナト+魔兵ヒプノス+魔軍師イッド→パープルオーブ

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ストーリーを覚えている方なら、にっくきボスと言えばコレですよね。プクリポにとっても、忘れられない苦々しいボスでした。手下も引き連れて出てくるあたりも憎い演出ですね笑。怒り状態になると、魅了もしてきますし、呪文攻撃がなかなか厄介で、手下どもの攻撃もラリホーやテンションアップなどイヤらしい攻撃のオンパレード。ですが、タナトを眠らせ、イッドをクモノで行動封じ、ヒプノスをマホトーンで呪文封じという防戦も可能で、竜のおまもりや水の羽衣が炎や光耐性に有効だったのもいい思い出です。

道程:オルフェア地方西→風車の丘→キラキラ大風車塔→儀式の間

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走って移動した時間は約6分ちょっと。プーポッパン王や、メギストリスの兵士たちの命もここでついえた悲しい場所。ここで、イッドとまた一度再戦することが可能でした。便利になったのはいいけれど、こういう情緒的な場所で二度と戦えなくなったのは、さびしくもありますね。

ガタラ:ウルベア魔神兵→グリーンオーブ

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1体でも苦戦したのに、強モードだと3匹揃って出てくる見た目に悪ーいボス。敵に隣接した状態で回転斬りを食らうと、100%吹き飛ばしなので、むやみやたらに近づくのも遠慮したい戦闘で、間合いの取り方が非常に重要でしたね。また、ヘナトスやスクルトなどの補助呪文も大変役に立ちました。

道程:ガタラ原野→ウルベア地下遺跡→亡都の霊堂

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走って移動に要した時間は、約8分弱。途中、モンスターにも絡まれるのもなかなか面倒で、おどる宝石狩りの業者たちも道中、よく目にすることもありました笑。亡都の霊堂は、ガレキが障害物になっており、障害物を上手く利用して立ち回ることも可能でした。

ドルワーム:天魔クァバルナ→グリーンオーブ

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ver1のボスたちの中で、元の状態ではもっともトラウマだったのはこのボスではないでしょうか。そのボスが今度は、2体同時に出てくるという、鬼のような演出。マホトーンやラリホーの呪文攻撃も厄介で、ばくれつけんの畳みかけてくる攻撃も強烈でした。

道程:ゴブル砂漠東→ゴブル砂漠西(商人たちのテント)→ボロヌス溶岩流→ボロヌスの穴→海底の牢獄

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走って移動に要した時間は、約12分ちょっと。中継地からでも8分はかかります。途中のゴブル砂漠に、ボロヌス溶岩流は、なかなかな光景で、通ってくるだけでも冒険感がすごいですね。しかし、よく考えたら、現在の強ボスとの戦闘は、ほぼみんな海底の牢獄で戦ってたんですね笑。みんな閉じ込められてるってことでいいのかな?

過去:守護者ラズバーン→ランダムでオーブ2個

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人間にならなきゃいけない、わずさらわしさからも、当時はあまり倒しにはいかなかった記憶があります。ですが、呪い、即死、マヒ、封印と状態異常の攻撃がハンパなく、耐性をある程度持って行かないと、話にならない相手でしたね。

道程:過去のグレン領東→過去のゲルト海峡→過去のランドンフット→過去のランドン山脈山頂付近→山頂

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ドルボードは既に実装されていた、ver1.5から登場した強モードボス。当時はドルボードでも約5分半かかる、なかなかの距離を移動しての戦いでした。

ver1ボス:冥王ネルゲル&冥獣王ネルゲル→ランダムでオーブ3個

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ver1のボスとして登場したネルゲルが、闇の根源の力によってパワーアップして帰ってきた。ネルゲルのHPをある程度削ると、アトラス・バズズ・ベリアルの悪霊の神々も登場し、当時はかなりの苦戦を強いられましたが、バランスとしてはある程度で、がんばればなんとかなるかな?といった程度でしたね。

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誰だこのゴリラは?というのは置いておいて笑、これが本当の姿ですよね。左ウデと右ウデと顔の3つのターゲットがあり、打撃完全ガードや呪文完全ガードを繰り出してくるので、非常に面倒でした。片方の腕だけを倒しておいて、先に顔を倒すというのがパターンでしたが、なんとかゴリ押しで倒した記憶があります笑。

道程:グレン領東→ゲルト海峡(橋上の宿)→ランドンフット→ランドン山脈頂上付近→山頂→冥王の心臓

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やはり、ver1のラストダンジョンらしい、すばらしい造り。今回の話と全く関係ないんですが、迫力に圧倒されて、正面から撮ってしまいました。

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グレンからドルボードで走って、約5分半。冥王の心臓のスタート地点からここまでたどり着くのに、7分半かかりました。やはり、やすやすとはオーブをとらせてはくれませんでしたね。今は中に入ることができませんが、強戦士の書では、当時の背景のまま戦うことができますので、ここまでいく必要はまったくありません。プレーヤーが誰もいないのは、寂しくもありますけどね。

というわけで、ver1の強モードボスについて振り返ってみました!数が膨大だったため、書き上げるのにかなりの時間かかってしまいましたね…。それだけ、ボリュームがあるという事です。

あとがき。

プレーヤーのレベルが上がっていくにつれて、これらのボスは現在、単なるオーブ獲得の手段として存在している状態です。あれほどまでに苦戦した相手でも、時間の経過とともに、役割が変わっていったのは仕方がない事です。

ですが、あの当時の強モードボスを振り返ってみると、今のハイエンドコンテンツと比べて、比較的多くのプレーヤーが挑んでいたコンテンツだったと思います。それはオーブという金策目的だけではなく、助け合って戦うことが楽しかったり、みんなで一緒に遠出する道中が想い出深かったり、全滅した後に蘇生してもらえたり…。特に、強いボスを倒せたという面白さについては、ボスの行動や強さも単純で、それほど難しい立ち回りを要求されることもなかった時代だったため、ちょっとのことで、自分が強くなったことを実感できたというのが、大きかったのではないかと思います。

もちろん長く続けるという事は、プレーヤーもどんどん強くなりますし、それに比例して敵も強くならざるを得ないわけで、どんどん敵の行動も複雑化していくのは仕方がないことだと思います。しかし、あの頃のように誰でも戦ってみようと思う強モードボスの実装を、どこかで望んでしまうのも事実だったり…

戦いだけを楽しんでいるわけではないんだよ…と思うのが、自分の考えだったりしますが、みなさんはどうでしょうか?

次回は仲間モンスターについて。実装はver2からですが、個人的に触れていきたい話題なので、取り上げたいと思います!お楽しみに!

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