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ナナニジオタクは難しい ~高辻麗の契約解除に関するあれこれ~

推しの海乃るりがナナニジを卒業する日が刻一刻と近づいてきている。せめて彼女に感じていた魅力を書き起こしておこうとnoteを書いているところに新たな爆弾が投下されてしまった。

高辻麗の契約解除

衝撃的だった。高辻麗には期待していたのでショックだった。

これは今のうちに書いておかないと自分としても区切りがつけられない。駄文かもしれないが、思っていることを思いつくままに書き綴ろうと思う。

高辻麗に期待していたこと

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高辻麗はナナニジの中心メンバーとして活躍するものだと思っていた。特徴的な声と演技で東條悠希というキャラクターが育ってきていたし、グループで歌唱力も高い方だ。新曲の覚醒でも歌いだしやセリフなどで強い印象を与えていたし、音楽面でも活躍すると思っていた。運営からも期待されていただろう。

人によって魅力として感じるところは様々あると思うが、個人的に高辻麗のクリエイティビティは感心していた。インスタライブにしてもスペースにしても良く使いこなしていたし、自撮り写真などもファンが喜ぶツボを抑えていたと思う。自撮りではないが、上に貼っておいた写真もファンが喜びそうな写真だ。

思いついたことを提案したり、行動に移すこともできていた。そういう部分は間違いないく有能だった。ちょっと生意気なところがあったとしても、グループにいてくれるととても助かる存在だ。

あくまでも個人的な印象だがアイドルグループは運営が用意したシナリオに沿った活動をするものだと思う。そこに自分の考えを表現できるメンバーがいれば運営も想定していなかったような化学反応が起きて、より面白いことができたはずだ。運営も想定外のストーリーを作ることができるのが高辻麗だと思っていた。

契約解除は運営も別の意味で想定がだったはずだ。皮肉な話だ。

そして、もう一つ。個人的な思いとしては高辻麗に海乃るりを送り出して欲しかった。海乃るりの卒業が発表されてから過去のブログを読んでいるのだが、二人はとても仲が良かったのは確かで、一年間The Catchでラジオをやってきた仲である。所謂、相棒だった訳だ。卒業して行く相棒の背中を押して、勇気づけて欲しかった。それも、今となっては夢物語である。

契約解除という言葉の重さ

契約解除の意味を改めて調べみた。コトバンクから引用すると以下のとおりである。

契約の一方の当事者の意思表示によって,すでに有効に成立した契約の効力を解消させて,その契約が初めから存在しなかったと同様の法律効果を生じさせること

分かっていたはずの言葉ではあるが、やはり重い。色々と思うことはあるが、公式からの発表と高辻麗のブログだけですべてを推しはかることは出来ない。だから、私としては自分がどう考えたか、どう感じたかはあまりここには書かないようにする。

確実なことは、高辻麗に問題となるような行動があったこと、運営側で対応について議論が行われ何らかの提示をしたこと、どちらかが契約解除を申し出てそれに合意したことだ。どちらから申し出たのかは明言されていない。

卒業という言葉には幅がある。グループからの脱退だけを表すこともあれば、事務所の移籍を伴うこともある。事務所の移籍を伴う場合には、当然だが契約の解除か解約が行われる。今回の件で、卒業という言葉で印象がかなり柔らかくなっているのを感じるし、円満だから使える言葉なのだなと感じた。

繰り返しになるが、契約解除という言葉は円満ではなかったということが分かるだけにやはり重い。ただただ残念でしかない。

ナナニジオタクは難しい

私がナナニジにハマったのは一年くらい前なのだが、ナナニジを知ったとき、その歴史に非常に驚いた。デビューから紆余曲折が多いグループで、色々な障害を乗り越えてきた。そのメンバーが仲良くワチャワチャとしているのが魅力の一つだった。

そして、曲がアイドルグループとしては暗いらしいのだが、それが芯に響いてくる。今までのバックグラウンドを含めてエモいと感じたのだ。

ファンになってすぐに武田愛奈の活動休止と帆風千春の卒業に見舞われた。ナナニジのファンはこういうことに落ち込み、そして活動の中で未来に期待を見出しながらここまで来たのかと思い知らされた出来事だった。

それから1年も経たずに海乃るり、倉岡水巴、武田愛奈の卒業が発表された。海乃るりに関しては、ブログはSHOWROOMでしっかりと話をしてもらえたことで、ある程度消化は出来ていた。今まで通りとはいかないまでも、これからもナナニジは応援したいなと思っていた…。

だが、今回の高辻麗の契約解除という知らせが来てしまった。正直言って、不穏な空気を感じたいたファンは多いと思う。私も、休業があるのかなくらいは想像していた。11/14のライブは全員を見たかったが、そうならないことは覚悟していた。それを遥かに上回る衝撃的なニュースが来てしまった。

運営も狙っていたわけではないだろうが、このグループはなかなか順風満帆とは行かないようだ。他のアイドルグループは知らないし、もっと大変なことが起きているグループもあるみたいではあるが、ナナニジはちょっと特殊なグループなのかもしれない。不運に見舞われ過ぎている。

前回、アイドルオタクは難しいというタイトルでnoteを書いたが、もしかしたらナナニジオタクを続けることが大変なのかもしれない。応援したい気持ちはあるが、このしんどさと付き合っていかないとならないのか…。

救いはファンとメンバーの優しさ

それでも、一つ救いだと思ったことがある。高辻麗に非があったことは明らかだとは思うが、それでもファンやメンバーは優しかったことだ。

内容が内容だけに高辻麗には多くの批判が向けられる。SNSを早々に閉鎖したから、多くの批判を目にする機会は減るとは思うが、それでも一人の若者に多くの批判が寄せられてしまうのは気の毒でならない。日本人の気質として、悪と判断したものを過剰にバッシングする傾向がある。事態の重さは本人もよくわかっているだろうし、反省もしているものだろう。過剰な批判はあってほしくない。もちろん、運営に対してもだ。

天城サリー、海乃るり、河瀬詩、倉岡水巴は高辻麗に対して優しい言葉をツイートした。彼女たちも高辻麗の問題行動の全てを悪くないとは言わないだろう。ただ、一緒に頑張ってきた仲間で、良いところも沢山知っているから優しい言葉をかけたのではないかと思う。高辻麗にとっては救いになるはずだ。

批判的なファンもいるが、高辻麗から多くのものを受け取っているファンは優しい言葉をかけていた。そういうファンがいてくれることも良かったと思う。

無断欠勤や連絡が取れなくなることは褒められたことではない。批判されてしまうのも仕方がないとは思う。ただ、若者がこれから立ち直っていくためには、優しく寄り添ってくれる人も必要だ。

幸い高辻麗にはそういう人が沢山いたのだ。彼女がこの先どういう道に進むかはわからないが、どうか立ち直って健やかに幸せになってほしいと思う。

そして、この優しさには私も少し救われた気持ちだ。こういうメンバーがいるから、もう少しナナニジの応援は続けられそうな気がしている。

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