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entry number.10-2『自分が落ち込んだとき、どうやって対処しますか?』

『落ち込んだ』と思ったら、まず舞台設定をします。
今回は仮面ライダーで行きます。
目の前には「オチコマセルダー」
その背後にはショッカーも10体ほど。気をつけをして、右手を胸に「キー」お馴染みのポーズ。
「出たなあ〜、オチコマセルダー」
私は、ベルトに手を当てて風を待ちます。風車が回らないとエネルギーが得られません。
(昭和のライダーはエコ仕様なんです。)
「返信」
「違った」
「変身」
さあ、23分一本勝負の始まりです。(CM、次回予告があるので)

人間は、感覚の生き物です。さまざまな刺激を感覚器で受け止めてその情報を脳に送り認知させます。
例えば、視覚は視神経に光の粒が触って、目で見たものの情報を脳に送ります。
聴覚は、音の振動が耳の鼓膜に触れて、情報が脳に送られます。
臭覚は、鼻の中の粘膜に匂いの粒が触れて、情報が脳に送られます。
味覚は、舌にある味細胞で甘味、辛味、塩味、酸味などを感じて情報が脳に送られます。
触覚は、身体の触れたところから、その情報が脳に送られます。

さて、オチコマセルダーとの戦いに勝利するには、この五感を利用します。
必殺技をすぐに使ってはいけません。21分44秒かけてじっくり倒しましょう。
さっさとやっつけると見ている子供のハラハラ感が下がります。
まず、触覚を使います。すぐにシャワーを浴びてオチコマセルダーを洗い流しましょう。
ショッカーの弱いやつは、ここで流されていきます。「キー」
さすがに、オチコマセルダーは余裕の表情。
次の技は臭覚に訴えます。必殺うなぎの煙。
味覚も覚醒させるために櫃まぶしを投入してビールも加えます。
これが、オチコマセルダーの胸にヒット、プロテクターにヒビが入りました。
しかし、まだまだ戦闘意欲満々です。
ビールが入ったあたりでちょこまかと邪魔をしていたショッカーは、「キー」と叫んでバタバタ倒れていきます。お約束のエンディングへのプロローグ。
次の技は今回初登場です。視覚を使います。
ムフフな映像を見つけましたが、ライダーの眼は複眼構造。せっかくの映像もこれではパワーダウン。
やばい、ウルトラマンならしっかり見えたのに、この隙にオチコマセルダーの反撃が襲う。
何度も何度も、ネチネチと落ち度に潜り込んで、過去の記憶や潜在意識にも攻撃を加えます。
「前にもこんなことがあったなあ」と思い出してしまったり、
思いもよらぬ過去の記憶と繋がったりして、私の臓腑を抉ります。
20分を過ぎました。そろそろ必殺技を準備します。
大好きな音楽をかけながら、とっておきのスイーツを食べてパワーアップ。
舞台はお気に入りのカフェです。
オチコマセルダーが怯みました。
最後の仕上げは、五感を全て最高の状態にして、
「私は、なんで落ち込んでいたんだろう」
この一言でオチコマセルダーは一瞬にして粉々になりました。
これで、23分のドラマは終わりました。
めでたしめでたしです。

もし、次回オチコマセルダーが復活したら、とっておきの呪文を唱えます。
「なるようになるさ」
これで、領域展開が完了です。
オチコマセルダーはもう入って来れなくなります。
あれ?仮面ライダー設定だったのにいつの間にか変わってしまいました。
彼のように、領域展開で全て片付けることができれば、楽です。
しかし、無敵になってしまったら物語は最終回です。

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