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entry number.10-10『自分が落ち込んだとき、どうやって対処しますか?』

わたしの好きな考え方は
「できごと」に意味はない
というものです。

いくつか例をあげます

❶ 熟れたリンゴが落果した
 →ニュートンが万有引力を見いだした

❷ 志望校に落ちた
 →別の学校に進み、職につき、結婚し、子をもうけ、幸せな一生を終えた

❸ 母が亡くなった
 →今まで育ててくれたことに感謝し、冥福を祈った

こんなふうにできたらステキなんだけど
実際は
落果したら売り物にならない、とか
志望校に行けなかったからと悲嘆にくれる、とか
おもかげに涙し、鬱々とくらす、などと
なかなか前向きになれません。

できごとの意味付けなど
観察者がいくらでもできてしまうからです。

その違いはいったい、なんなのでしょう?

べつの例をあげます。

あなたは長く付き合ってきた恋人に別れを告げられました

わたしの何がいけなかったんだろう
わたしと過ごした時間は無駄だったの?
わたしはこれからどうしたらいいの?

おわかりでしょうか?

すべて「わたし」が主人公です。

まなざしが自分から出発しているので
状況を客観視できていません。

もし
あのひとにも事情があったのかもしれない
楽しい思いでをつくってくれてありがとう
これからは仕事(や趣味)をガンバるぞ
というように
とらえ直しができたらどうでしょう。

少し楽になれるとは思いませんか。

でも、人間は感情の動物です。
そんなに簡単に、気持ちの切りかえは難しいですよね。
わかります、このわたしもそうです。

その切りかえを時間にまかせる方法もあるでしょう

でも、自分のちからで前向きになれたら
とてもすばらしいと思いませんか。

ここに、それを手助けしてくれる本があります。

「科学的に 元気になる方法 集めました」
  堀田秀吾 文響社
https://www.amazon.co.jp/dp/4905073677/

この本はタイトルの通り
さまざまな実験により
「元気になる」という結果が実証された
テクニック、裏技集です。

その中から二つご紹介します。

まず、ひとつめ。
軽く目を閉じて
口を「エ」の形にします。
口角を耳へ寄せるイメージですね。
鏡で見たたら、ほほ笑んでいるかたちです。

どうでしょう
どこか「ほんわか」とした気持ちになってきませんか。

悲しいから泣くのではなく,泣くから悲しいのだ
心理学の「ジェームズランゲ説」は
行動が感情を増幅する、といっています。

だとしたら
いつもほほ笑みをたたえて暮らしていれば
自身のつらさを癒せると思いませんか。

もう一つ。
ちょっと視線を上げてみましょうか。
壁時計を見るように。
その状態で、なにかイヤなことを考えてみてください。
次に、腕時計を見ながら同じようにしてみてください。

どうでしょう。
壁時計を見たときのほうが
イヤな気分になりにくくありませんでしたか。

なので、腕時計は極力しないほうがいい
なんてことは、ないです。

実験によると
視線を上向きにすることで
どうやら考え事がしにくくなるようです。
ということは
イヤなこと、悲しいことも考えにくくなるわけです。

このことと、先のほほえみを組みあわせると
ほら、悲しみがうすれ
おだやかな心持ちになってきて
落ちこみぐあい、ヘコみぐあいが
和らいでくるんじゃないでしょうか。

できごとの意味をとらえなおし
自分の感情と仲よくして
世知辛い世の中をスイスイといきましょう。

わたしもこれらのことを心がけていたら
毎日がずいぶんと楽になりましたし
まわりの人たちとも楽しくつき合えるようになりました。

というわけで
元気になる本、オススメします。


〜〜〜
こんな時どういう顔をしたらいいかわからないなら
笑えばいいと思うし

涙がこぼれそうなほど悲しいときは
上を向いて歩きましょうよ
〜〜〜

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