ROCK MUSICAL BLEACH2016 感想

注:本記事は、pixivに投稿した記事を、note用に加筆修正したものです。

観劇情報

日時:2016年8月某日
場所:AiiA 2.5 Theater Tokyo

前置き

漫画とアニメは見ていましたが、ブリミュを観るのは初めてでした。
自分用のメモとして残します。
一回のみの観劇なので、間違いがあるかもしれません。ご了承を。

「ROCK MUSICAL BLEACH〜もう一つの地上〜」を見てきました。

勝手な感想です。間違いがあるかもしれません。

BLEACHが好きだった頃はもう10年も前、思春期のただ中でした。
私をいわゆるオタクにした作品の一つ。

原作とアニメしか観ておらず、観劇は初めてです。
本作は行こうか迷って結局チケットは申し込まなかったのですが、出演キャストに気になる方がいました。
東京公演最終日となり、やはり見られるなら見たいと思ったのでした。
ままよと当日券に並んだら、無事に買えました。

キャラクターの感想

1人か2人ずつ振り返りたいと思います。
感想の量に波があるのはご愛嬌。
ちなみに、2.5次元の舞台で女性が出ている作品を観るのは、これが初めてでした。(刀ミュ、ヘタミュ、刀ステ、ペダステ、という感じです。)

敬称略で失礼します。

黒崎一護/高野洸(たかのあきら)
若々しく力強い、まっすぐな一護でした。十代だもんなぁ……。
夜一さんにあしらわれるのがかわいい。

朽木ルキア/甲斐千尋
歌声がすごい!!
ギンに嘘つかれた後の絶叫が鳥肌ものです。
意地っ張りで素直じゃない、でもそこがかわいい、原作ままのルキアちゃんだったと思います。
飛び出そうとする恋次を引き止めまくるくだりが好き。

斬月/?
斬月、すごく好きだったんですよ。
本作では、一護が剣八と戦っている時、一護のスタンドみたいになっていて(剣を振る動きとシンクロしていて)きゅんきゅんしました。

三番隊
市丸ギン/遊馬晃祐(あすまこうすけ)
細くて背が高くて、背格好が完全に市丸隊長でした……! 淡々として感情の薄い声、話し方も、身のこなしも、イメージのギンでした。大変良かったです。
神鎗のエフェクトが予想を裏切りませんでした。
最後はけるとき、松本の手を引いていたのがあざとい感じでした。
え、え、はたち?? うそでしょ……?

吉良イヅル/健人
この舞台で私はイヅルがわりかし好きだということに気づきました!!
雛森とやり合う気迫が素敵でした。始開が見られなかったのが残念。
その後の牢の追い詰められた彼も良かったです。
最後酔っ払っているのも間違いなくイヅルぽかったですね。
「進む道ぎんいろのみち」って歌詞が好みどストライクで悶えます。
メモ、天正遣欧少年使節の人。

四番隊
卯ノ花烈/平田裕香
話し方、振る舞い、完全に卯ノ花隊長でした……!
伝令のシーンの決然とした感じが好きです。「彼は尸魂界の恩人ですよ」も好き。
ミナヅキどうするんだろう……と思っていましたが、結論から言えば、出ませんでした。笑

山田花太郎/橋本真一
むちゃくちゃにかわいい!! 困らせたい!!
お笑い要員の一。
要所でヘンな踊りを踊ってくれます。かわいいです。

五番隊
藍染惣右介/馬場良馬
私はなぜこの俳優さんを知らなかったんだろう?
舞台の上で、役者さんとしての存在感がすごくあったように思われます。
雛森の身体に触れる手つきが、全然いやらしくないのにいやらしいです。伝わるといいのですが。
美山さんが、カーテンコールの挨拶で「雛森は死んでいません!」と言ったとき、横から「殺す気で刺しました」とおっしゃっていて(遠くてよく見えませんでしたが、おそらく静かに微笑みながら)、ウワァ大好き……! となりました。

雛森桃/美山加恋
恋する乙女かわいいです。
頼むから幸せになってほしい。

六番隊
朽木白哉/猪野広樹
完全に兄様でした……!
声がやや渋かったように思います。でも兄様でした。
白帝剣のエフェクトが神々しかったです。
「あいつ呼び捨てで通すつもりか」のくだりが可愛らしくて満点です。
最後の、みんな順番に歌うところで、歌って踊る兄様が見られたので大変に眼福でした。

阿散井恋次/崎山つばさ
崎山さんは刀ミュの石切丸で知って、とても好きな俳優さんです。
石切丸は、身体が大きく動きがゆっくり、気性穏やかなキャラクターです。
それなので、恋次? ミスター野良犬? と思ったのですが、観てみると良かったです。
ふとした時に優しい声の恋次でした。ふふ。
ルキア好きな彼の苦悩がしんどいですね。
一護と協働するくだりがすごく好きです。男の信頼という感じで。

九番隊
東仙要/本田昂也(ほんだたかや)
檜佐木修兵/橋本全一
彼ら、出番が……出番が……。
乱菊さんに遊ばれる檜佐木を見てやっと、「あぁ、檜佐木だ」って思いました。

十番隊
日番谷冬獅郎/永田崇人(ながたたかと)
背が小さくてサイコー!!!(スライディング絶叫)
見ましたか、市丸との体格差を……キャスティンググッジョブです……。
声もアニメの日番谷によく似せて下さっていて、朴さんが入っているのかと思いました……。
メモ、ハイキューで研磨。

松本乱菊/高橋ユウ
実在の乱菊さんでした。
雛森に手紙を届けて、「大事に読みな」って言うくだり、姐さん……! 大好き……ってなります。
酔って檜佐木に「ライトおっぱァい……レフトおっぱァい……どっちも……?」「おっぱい……」って言わせるの本当に乱菊さんでした。大好き。
メモ、セーラージュピター。

十一番隊
十一番隊は、更木隊長の圧倒的強さにより束ねられるチンピラ的な集団で、かなりイメージの暴走族っぽい、と再認識しました。
隊長が愛されていて微笑ましいです。
四番隊ディスの隊員たちが生き生きしています。

更木剣八/川上将大
すごく良かったです……! いかつい! 堂々としている……!!
ちょっとの動きで鈴が揺れるのがやや雅でした。
剣に名前をたずねるあたりが切なくて好きです。
やちるがいないとほんとにチンピラの親分みたいな画になりますね。いいんですが。

斑目一角/塩田康平
お笑い要員の一。
もうちょっとタメが長くてもいいかな。
ツキツキの舞で会場が手拍子するのがあたたかくてよかったです。
剣八と一護の第1戦で、松葉杖をスタンドマイクに見立てて歌ってくるので笑いをこらえるのが大変でした(こらえられなかった)。ヘタミュのイギと並べたい。隊員も踊る。
メモ、劇団ひまわりの人。

刑軍?
四楓院夜一/松林篤美(まつばやしあつみ)
スタイルすごい!
一護に毒を叩き込む動きが洗練されていて大変夜一様です。
朽木隊長の剣をぐるぐる巻きにするシーンがかっこよかったですね。

砕蜂/倉知あゆか(くらちあゆか)
小さくてかわいい……!
素早く動くのも砕蜂らしくて良しです。
松林さんとは所属団体の先輩後輩らしい。

シーンの感想

序盤どこかでボロボロ泣いたのですがどこだったのか忘れてしまった……。

で、阿散井・吉良・雛森の3人並んで「月よ教えてくれ」って歌うところがしんみりしていて好きでした。ハモりがすごくきれいです。似たメロディでそれぞれの心情が歌われて良いです。

夜一さんと砕蜂の場面ですが、この作品唯一の? 肉弾戦が女性同士というのが大変胸にくるものがあります。バク転とかバク宙とか連発してくれます。
「なぜ私を……」のくだり、砕蜂ちゃん叫んでいて、ちょっとびっくりしましたが、私は原作でもこの2人が大好きで、やっぱり泣いてしまいました。砕蜂幸せになって。
2人の体格差が素晴らしいです。

記憶が薄れている……!

全体の感想

およそ3時間に、原作20巻分くらいを詰め込んでいたわけです。
かなり人物が削られていて、脚本も忙しかったんだなと思います。

元のストーリーがわからないと、東仙隊長の目が見えないこととか、市丸隊長と乱菊さんは元々知り合いとか、日番谷が雛森を気にかけるのは幼馴染みだから、とかが不明なので、頭の中をひっくり返す作業が必要でした。
思い出しながら観るのも楽しかったですけれどね。

バトルのシーンも尺が短くて、一つ一つの戦いでの両者の思いとかを掘り下げるのは難しかったのかなと思います。少し残念ですね。

自分の中にある大切な場面を投影して見るとちょうど良いかもしれません。

キャラクターは「実在している!」感のある人が多くて良かったです。
歌も、男女の声の聴こえるミュージカルは初めてでしたが、厚みがあり聴きごたえがありました。

私はしばらくBLEACHから離れていたのですが、大好きだった当時のドキドキを思い出せて、良い時間でした。

まだ京都公演が続いていますので、最後まで事故なく終えられますように。


ごきげんオタクライフに使わせていただきます🌱