商工会青年部の話 「主張発表」編

 こんにちは!地方移住した書店員です。

 さて、本日は私が所属する商工会青年部の話「主張発表」についてです。つい三日前に私自身が主張発表を終えたので、私自身の振り返りという意味
でも書いていきます。

<目次>
1.主張発表とは?
2.審査ポイント
3.注意事項
4.感想と主張発表に取り組むマインド

それでは行きましょう!

<1.主張発表とは?>

 まず主張発表ってなに?と思う方もいると思いますので目的から説明します。

(以下要綱より抜粋)
商工会青年部員が一堂に会し、商工会青年部主張発表大会において青年部活動や青年部員としての活動を発表することにより、相互に研鑽することで、地域のリーダーとしての自覚と意識の高揚をはじめ、若手経営者・後継者としての資質向上を図る。また、青年部への帰属意識を高め、今後の晴雨年部活動の活性化に資することを目的に実施する。

 正直ちょっと分かりづらいですよね(笑)これだけ見ると「何について発表すればいいんだよ!」ってなると思います。
 話す内容は人によって色々。青年部活動の事をそのまま話す人もいれば青年部活動と自分の商売のことを絡めて話をする人もいます。
 そして発表の「テーマ」も決めるんですが、テーマも自分で決めることが出来ます。
 ※テーマを決めるにあたっての注意事項は恐らく各年度や大会毎に設定されています。ちなみに僕の時はこんな注意事項が要項に書かれていました。

テーマは青年部活動を通して、地域振興や自社経営の活動事例を組み入れた物とすること。青年部活動と関連しない内容とならないよう注意すること。

こんなことに注意しながらテーマ・原稿を作成し1人10分ずつの持ち時間で数十人の前で発表します(私の時は80人の前で発表しました)。

<2.審査ポイント>

審査ポイントは大きく分けて3つです。
①内容
・青年部活動または青年部員としての活動が、地域の担い手として地域振興やまちづくりの貢献に相応しいものであるか否か。
・商工会を通じて政策・施策等を活用し、その結果自社の経営力向上や地域への発展へと結びついた否か
・他の青年部活動や青年部員の範となり、共感を得るものであるか否か
・青年部活動又は青年部員としての活動が、創造性、アイデアに富んだものである否か。

②構成
 論旨が明確で、説得力がありわかりやすいか否か

③表現力・態度
 表現力が豊かであり、人に好感を与え、訴える力があるか否か

 そしてこの3つの中にそれぞれ採点基準があります。
 内容で50%、構成で30%、表現力・態度で20%ということで内容に重きが置かれます。
 大会と言うことで審査員が複数名いてそれぞれ50点満点で点数を付けて競うのですが、内容でそのうちの25点、構成で15点、表現力・態度で10点となります。

<3.注意事項>

 この主張発表大会、なんと減点ポイントも存在するんです。
 その減点ポイントとは時間。制限時間10分を超過または10分より少なかった場合、審査員それぞれの採点結果から次の基準で減点を行う
 
 ・+-1分から2分未満  3点づつ減点
 ・+-2分以上3分未満  5点ずつ減点
 ・+-3分以上で審査員  7点ずつ減点

その他、禁止事項は壇上でのプレゼンテーションツールの使用禁止などがあります。

<4.感想と主張発表に取り組むマインド>
 テーマやらいろいろ自分で決めて発表するからこそ気をつけたいポイント、それは審査ポイントを気にしすぎた内容になってしまうことです。原稿を作っていて「これ言ったら審査員への受けが良いだろうな~」と思う事があります。でも一度それを原稿に組み込む前に一度考えて欲しいんです。

「これって自分はホントにそう思った上で入れようとしてるのかな?」
「審査員の耳障りばっかり気にしてるんじゃないかな?」

 実際僕も原稿を考えていく中で色々な参考動画を見ました。見た分だけ「あ、これいいな」「ここかっこいい」と思うようなシーン・セリフがありマネしてみたくなったことが何度もあります。
 でもあるときから「これってホントに僕の主張なのかな?」と疑問を持つようになってしまったんです。そこから「このままでは悔いが残る。勝ち負けはいったん置いといて自分の言葉で書こう」と70%くらい書き直しました。結果勝ち上がることは出来ませんでしたが後悔なく終わることが出来ました。
 何を言いたいかというと「青年部ライフの中で数少ない主張発表の機会、素の自分で真っ正面から勝負してみてはどうですか?」ということです。せっかくチャレンジするんですもの、借り物の言葉ではなく思い切り自分自身で勝負してほしいと思っています。

 「自分に出来るかな?」と不安に思う方もいらっしゃるかも知れませんが、きっと大丈夫です。あなたが懸命に青年部活動に取り組んでいる姿を見て、「この人なら!」と思って周りの部員の方々も任せていると思います。どうか自信を持って!

 ほぼ僕の備忘録みたいな内容になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました!

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