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「B'z presents UNITE #01」私的感想#02

この記事は「UNITE」のライブレポートの続編です。この記事を読む前に「私的感想#01」を先に読んでいただくとライブの流れがよくわかる様になっております。

会場設営も終わりいよいよ次はB'z。
ステージ上のスクリーンには
「UNITE B'z」

ステージのいたる所に炎が立ち上り、何かの儀式が行なわれる様な厳かな雰囲気。
数えたところ12箇所から炎が上がっていました。
荘厳なSEと共にますはサポートメンバーの登場。
松本さん稲葉さんが登場しいよいよB'zのステージ開始!

1曲目は「UNITE」
シャッフルビートのゴリゴリに歪ませたベースのリフから始まり、一気に激しいハードロックへ突入します。

ここでこの新曲「UNITE」について僕の独り言。
あ、ライブの内容とは関係ないです。
今回、このUNITEに先駆けて新曲「UNITE」が配信されるという一報が入った時にファンとして
「今回はどんな曲だろう?」
と勝手に妄想をしました。こんなことするのは僕だけかもしれませんが…。
僕の予想では
「疾走感のあるハードロックで、みんなでがんばろうぜ!みたいな感じの曲」

「パワーバラードでみんなで困難を乗り越えていこうぜ、みたいな曲」
かな~、なんて勝手に思っていたんですが、

今月1日の配信日にサブスクで「UNITE」を聴いた瞬間に見事に裏切られました(もちろんいい意味で)
ダークな感じのリフ、リズムはシャッフル、この感じ…どこかで聴いた感じ…なんのバンドだっけな…?
「あ、ブラックサバスだ!」
僕には、オジーオズボーンがボーカルをしていた頃の70年代のブラックサバスへのオマージュに感じられます。見当違いでしたら松本さんごめんなさい。
途中の「NaNaNaNaNaNa~♪」と稲葉さんがリフに合わせて歌う箇所もオジーの声に当てはめてもピッタリだな、と勝手に想像しています。
ただブラックサバスだとこのリフで押し通すんでしょうけど、そこは松本さんの作曲手腕で見事にロックでキャッチーな曲に仕上がっています。
今回のライブのオープニングを爆上げするにはふさわしい曲です。

ちょっと寄り道しすぎました。
ライブの模様に戻ります。
さてステージ上では曲に合わせて炎の柱がバンバン上がるし、ミスチルと比べると、やっぱり歪んだギターが2本も入っているのもあり音圧が半端ないです。
桜井さんがMCで言ってた
「みなさんを圧倒するんでしょう?」
の言葉通り、オープニングから圧倒されました。

間奏に入るとオープニングと同様の荘厳な感じの演奏にバンドのコーラスが乗っかってきます。
そのバックでは「テルミン」というめずらしい楽器をキーボードの川村さんが、Mrマリックの“ハンドパワー”の様な動作で操り、なんとも言えない浮遊感のある怪しい音を出していました。
「テルミン」とはアンテナみたいな棒に手を近づけたり離したりして音を出す“触れない楽器”です。
そしてギターソロに入ると、また炎の柱がバンバン炸裂します。
ステージ上めっちゃ暑そう…。
いや~ライブ初披露とは思えないほどのノリでいきなりつかまれました。

そして1曲目が終わるとすぐに聴き慣れたあのフレーズが…。
2曲目は「イチブトゼンブ」です。
ライブの中盤以降に来ることが多い鉄板曲ですが、これが2曲目ということは、この後何を用意してるんだよ!と思わず心の中で叫んでしまいました。
最近のライブでの歌のバックの松本さんのギターのアルペジオが個人的にはお気に入りです。

2曲目終わりで稲葉さんのMC
「どうもこんばんは-!おひさしぶりですー。」
「会いたかったよー!マジで!」
「今日は会いたかった気持ち、お互いにさく裂させちゃいましょう。」
「野暮な話ですが、叫んだりできないので…手拍子、頭を振る、踊る、もちろん黙って座って観る、っていうのもありですよ。自分なりの方法で自己表現してくださいね~。」

「B'z presents、UNITEにようこそー!」

いつものオープニングセレモニー?からドラムの青山さんのシャッフルのどラムが始まります。
B'z大好き芸人のファラオさんもご自身のYouTubeでおっしゃってましたが、このリズムパターンを聴いた時、
「えっ!この曲って「Wonderful opportunity」?
と思ったファンは多かったのでは?
しかし3曲目は「love me,I love you」でした。

そして4曲目「有頂天」
ライブでは稲葉さんとオーディエンスのかけ合いとなる
「YEAH!」「YEAH!」のところでは
天井スクリーンの「YEAH」の文字上に大きく✖印が(笑)
声を出さないで、というある意味“野暮な”メッセージなんですが、
こういったメッセージもちょっとひねりを効かせてくすりと笑わせてくれる。こういったところもB'zいいよね~、と僕の思うところです。

5曲目は「今夜月の見える丘に」
イントロのフレーズがとても印象的。こんなフレーズとても自分には生み出せない!と松本さんの才能に嫉妬してしまいます。
ステージ上空にはきれいな満月が映し出されます。
この満月、ギターソロの時には大きくなっていた様な…気のせいでしょうか?

ここで稲葉さんMC
「久しぶりの大阪ですわ。この景色…なんてきれいなんでしょう!」
「自分たちが当たり前と思ってやってたことが当たり前じゃなかったと思い知らされました。」

昨年からの出来事をお話しされて
「マスクに感謝。みんなの前でできることに感謝。」
ミスチル桜井さん同様、稲葉さんも感謝の言葉を忘れません。

6曲目は「LOVE PHANTOM」
いつもはストリングスの長めのイントロがありますが、今回は川村さんのキーボードのソロから入ります。なので初めは何の曲が始まるのかわかりませんでした。
キーボードはハモンドオルガンという独特の音色を持ったオルガン。
「ディープパープル」のキーボーディスト「ジョン・ロード」が第一人者ですね。
で川村さんもジョン・ロードばりにハモンド・オルガンを弾きまくります。
最後はオルガン自体を傾けて手を離し、オルガンに衝撃を与えてクラッシュする様な破壊的な音を出してからのイントロのピアノのフレーズ。
カッコいい…。
曲中は激しくレーザー光線が飛び交います。
ギターソロでの松本さん大賀さんのハモリが美しかったですね。

ここで稲葉さんマイクを使わず、両手を口に当てて
「聞こえますか~?」「聞こえてますか~?」
みなさん静かにしているとはいえ、あの広い会場で声を響かせるのはすごい。

「WowWowWow~Wow~♪」
稲葉さんのコールから始まった7曲目「CALLING」
いつ聴いてもいい曲ですね~。
名曲揃いのB'zの曲の中でも曲の構成が秀逸でドラマティック!
稲葉さんの最後のシャウト凄すぎ!

「こんなに胸に刺さってくる拍手が今まであったでしょうか?」
「ゴメンね。明日手が腫れるかもよ。」

とファンを気遣いつつも
「腫れるついでに拍手のやりっこしましょうか?」
とここで拍手のかけ合いを何度かくり返してからの一言
「気持ちいい!」

「トントントトトン トトトトン♪」聴き慣れたあのリズム
少しくり返してからの
「バンザーイ!」

8曲目は「BANZAI」
この曲、僕はライブを見て大好きになった曲です。
「バンザイ!」といつもなら声を出すところは稲葉さん口に手を当てて注意喚起。声が出せない分、客席の皆さんはバンザイのジェスチャーで大きく手を上げます。
稲葉さん走る走る。
間奏の後のかけ合いも声を出さずバンザイだけですが、そんなことは感じさせないほど盛り上がってました。
そしてかけ合いの締めとなる稲葉さんのロングトーンのシャウト!
そして全員で「バンザーイ!」ライブでのこのバンザイ、僕大好きです!
その後、稲葉さんお立ち台からのジャンプの着地に失敗!?
派手に思いっきりコケてしまいますがお尻や頭を床にぶつけながらも歌声は途切れないで歌いきる…まさしくプロ!脱帽です!

曲が終わると痛そうな顔でお尻をさすってました。

「オンギター!TAKマツモト!」
のコールと共にピンクのアーニーボールのギターで激しいアーミング

9曲目の「ミエナイチカラ~invisible one~」が始まります。
この曲では、ステージ後方側で松本さん稲葉さんの2人が歌い演奏している時間が長かったですね。

「みんな最高でした!ありがとうございました!」

10曲目は「兵、走る」
ここ最近のB'zの曲では、リポビタンDのCMソングやラグビーワールドカップ時にお茶の間に大量に流れていた曲ですね。
アルバム「NEW LOVE」のツアーや配信ライブ「5ERAS」の時の桜吹雪が舞い散る演出がすごく印象的でよかったんですが、今回はやっぱり感染防止のためなのかその演出はなかったです。それでも楽曲のパワーで物足りなさは感じさせません。
こんなテンポの速いハードロックナンバーなのにキャッチーな曲にしちゃうのはさすがB'zです!

ここで一旦、本編は終了。
アンコールも拍手のみでバンドの再登場を待ちます。

そしてメンバー再登場。
「みなさん大丈夫ですか?私も大丈夫です!」
と稲葉さん、先程強打したお尻をさすりながら会場に問いかけます。

ここでメンバー紹介。
ギターの大賀さん、ベースのYTさん、キーボードの川村さん、ドラムスの青山さんを紹介。
これまでにない布陣です。
ドラムスの青山さんはすごく派手でパワフルなドラム叩くな~、とライブを見ながら思っていたんですが、昔サポートメンバーでドラムを叩いていた青山さんの息子さんだったんですね。
「NEW LOVE」ツアーの時にはギターで参加していたYTさんは今回はベースで参加。すごく多才な方ですね。

そしてここでゲストの桜井さん登場!
両手を広げて勢いよく走ってきたかと思うと、稲葉さんの
「エアーハグ!」
の声に合わせて何度もエアーでハグします。めっちゃ仲良さそう。

「こんなに馴染むと思いませんでした。」(桜井)
「なんでもやってみるもんですね。」(稲葉)


とここで衝撃の事実を発表。
衝撃① B'zにゲストボーカルを入れるのは実は今回の桜井さんが初めて
衝撃② B'zがコロナ禍後に観客の前で初めて演奏したのが「Everything(it's you)」

そして次の曲、桜井さんが選んだ曲ということで桜井さんタイトルコール
「さまよえる…蒼い…弾丸!」

10曲目「さまよえる蒼い弾丸」の開始!
歌い出しは桜井さん。これも違和感なくミスチルの曲の様に歌ってる!
サビは稲葉さん、桜井さん2人で。超強力!
桜井さんはずっと踊りまくり!ジャンプしまくり!
間奏で稲葉さん桜井さんヒジタッチ。
間奏後のブレイクからサビに入る場面では桜井さん渾身のジャンプ!
この夜2回目の伝説のセッションは大盛りあがりで終わりました。

「最高~!」と言って桜井さん退場します。
稲葉さん「ジャンプが違うな!」と桜井さんのジャンプを褒めます。
いえいえあなたも全然すごいですから。

ラスト12曲目は「Ultra Soul」
イントロでは稲葉さん
「あそこのとこはジャンプで!」
とサビ終わりの「ハイ!」に対して注意喚起。
「Ultra Soul♪」の後、いつもなら「ハイ!」の掛け声と共にジャンプ!
なんですが、今回はジャンプのみ。
でも不思議と聴こえるんですよね~。長年ライブを観てきたから脳内で勝手に掛け声が再生されるんですかね?

「大阪ベイベー!ありがとうございましたー!」
からの
「手大丈夫ですか?」

そしてミスチルメンバーが登場し、記念撮影。
中央の後ろでずっとふざけているJENさん。写真撮影もその流れでセンターへ(笑)
桜井さん曰く
「マスクって邪魔だな~と思っていたんですけど、写真を見るとみなさんのマスクが桜の花びらみたいに写っていた。」
「良いこといいますね~!」と稲葉さん。
そして「UNITE!」の掛け声で記念撮影を何枚か撮影。

「またあるかな?」
「またどこかで。」

と次回に期待を持たせる発言を残しミスチルメンバー退場。

そしてサポメン含めたB'zのメンバーが集合し恒例の儀式。
「せーの、おつかれ~!」(メンバーの声のみで)

会場内に「UNITE」が流れ松本さん稲葉さんの2人に。
稲葉さんの感謝の言葉の後に松本さんしみじみと
「ライブっていいなぁ~。」
最後に稲葉さんから締めの言葉
「家に帰るまでがライブです。まっすぐウチに帰って余韻に浸ってください。僕らもまっすぐ帰ります。」
この姿勢ですから今回のライブも大成功したんでしょうね。

そしてエンディングクレジット
「UNITE」が流れ、会場の設営の様子、バックステージの様子、ライブの様子、客席の様子が流れ、時おり「UNITE」の歌詞も映し出されます。
これだけでMVとして成立しますね。

これで配信の内容終了です。

あ~、とりあえず書き終わりました。
今後なんらかの形で今回の映像が世に出てくるまでは(出てこないかもしれないけど)、この記事を読み返して余韻に浸ります。そうタイトルどおりあくまで“私的”に書いたもの。
でももし同じ様に余韻に浸りたい方がいらっしゃいましたら、今回のレポートをみなさんの記憶を呼び起こすために使っていただければ幸いです。

少し前に昨年の無観客での配信ライブ「5ERAS」のDVDを購入したので、最近はヘビロテで観ています。枚数たくさんあるので飽きないしね。
これはこれで色々趣向を凝らしてとても面白いライブでした。でも今回久しぶりの観客が入った会場でのライブを見て、やっぱり観客と作り上げるライブにはかなわないなぁ、と思いました。

今回は場所的な問題もあり配信でのライブ参加となりましたが、やっぱりまた会場で観たい!
次回のLIVE-GYM参戦を夢見て今回のレポートを終わります。


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