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この作品に込めた想い(表と裏)


こんにちは。うーたです。

昼は外の気温が高すぎてアトリエのクーラーが効きません。笑
家の中にいてもこんな暑いって、一人暮らししてるおじいいちゃんおばあちゃんとか大丈夫かなって心配になりますね。

さて、今日は個展に展示している「正義の味方」という作品に込めた想いを綴りたいと思います。


正義の味方

6月のオンライン個展「青と白の間」で登場したこの作品覚えていますか?

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怪獣とヒーローが戦っているところを描いた絵です。水彩の背景に、白いマーカーで落書き風に描きました。

ちなみに、現在開催中の個展ではこんな風にパネルを添えて展示しています。

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「正義」について問いかけた作品なのですが、実は、この作品に込めた想いには見る人全員に向けた表の想い一人の人に向けた裏の想いがあって。

ここでだけ、ちょっと語りたいと思います。


「正義の味方」に込めた想い(表)

まず、この作品に添えているパネルはこちらです。

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街を救った正義のヒーローそのヒーローに父親を殺された子ども(蒼)の話です。そして、正義想像力の話です。

みなさんは、この話を読んでどう感じましたか?

ぼくはいろんな側面からこのシーンを想像してみました。

街のみんなはヒーローを讃えます。でも、よく見ると怪獣は泣いていました。怪獣は人間に住む場所を奪われなかったら襲ってこなかったかもしれない。ヒーローは街の外で戦えば建物は壊れずに済んだかもしれない。あえて街の中で戦ったのはヒーローが街の人にとってヒーローであり続けるためなのかもしれない。ヒーローに守られた人、ヒーローに家族を殺された人や怪獣の家族。大多数の為に我慢を強いられる少数派の人たち。

どの登場人物の目線で物事を見るかによってこのシーンって意味合いが変わって来ると思います。

正義の「見方」を変えると正義の「味方」が変わるんですね。
そして、みんな自分が見たいように見て、信じたいように信じてるんですよね。

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ここ最近、いやだなと思うことがあって、それは「人が人を裁く」という世の中の風潮です。

自分自身が信じる正義正論で武装した人たちが、考え方の違う人を責める…みたいな。そういうのって見てられないんですよね。息苦しい世界だなぁって。別に違う考え方や信じるものがあっていいじゃないですか。

新型コロナが出現して、その風潮はさらに加速した気がします。

自粛警察やマスク警察などと呼ばれる人もいれば、その逆で自粛を求める人を責めたり常にマスクをしてる人をメディアに踊らされすぎだと馬鹿にしたり…。なんか悲しくなりますよね。ぼくは、そういうニュースや発信からはなるべく距離を置くようにしてます。

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自分の中の正義を信じることは大切なことだと思います。でも、その正義は、人に求めず自分の中で貫いていけばいい。人それぞれ正義も正義の見方も違いますからね。

そのことを忘れないようにしたい…というか、相手の立場から見える景色を想像するのを忘れないようにしたいです。


「正義の味方」に込めた想い(裏)

裏は、かなり個人的な想いです。

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