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17歳という響きが

あと1時間で17歳が終わる。ずっと17歳って大好きだった。最高の響きだ。青春なんて17歳の為にあるんだ。絶対にそう。

だけど私はキラキラしてない、所謂JKなんかじゃなくて学生(女)みたいだ。田舎の進学校で、遊ぶとこもない。1年間、自分を悲観して、JKになれた人達に嫉妬した。こんな感じで17歳と11ヶ月、30日23時間が過ぎた。でも18歳を目前にして、気づく。やっぱり17歳って最高だった。楽しくなかったこと、辛かったことを無しにした訳じゃない。全部ひっくるめて楽しかったなんて、そんなわけない。それでも私の17歳の間に、人生最高!な瞬間って確かにあった。

大好きな友達がいる。沢山じゃないけど、何人かいる。別に特別なことなんてしてない、マクドナルドでおしゃべりしただけ。小さなおもちゃ屋さんを徘徊しただけ。コンビニで買ったお菓子を団地の階段に座って食べただけ。この歳にもなって鬼ごっこをして、笑って、写真を撮って、カラオケに行って、塾行く前におにぎりを買っただけ。でもそれって超最高だった!みんなのことが大好きで、きっとみんなも私が好きだ。毎年誕生日を祝ってくれて、きっと一時間後にも祝ってくれる。4月になればバラバラになるけど、きっといつ会っても同じように笑える。

青春は365日キラキラしていなくたって良い。少ない方がなんだか特別っぽいよ、こんなにポジティブなのは誕生日前のハイかもね。終わりよければすべてよしっていうやつだからいいよね。未成年バイバイ

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