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バリスタは罠 【理解するともっと楽しい ユニコーンオーバーロード:29】

サブクエスト「S22:獣の行く道」は、敵部隊のバリエーションが豊富で、拠点も強固な手強いステージです。バリスタが攻略に役立ちますが、安易に使うと痛い目を見るようになっているので、部隊を分けて連動させつつ進軍する方法を紹介します。


ステージの傾向と攻略指針

このステージは、筆者の目指す「誰でも安定攻略」の方法を見つけるのが大変だった。

まず単純に敵が強い。エルヘイムのメインクエストのラスト「魔女の言の葉」がレベル23、バストリアスに入って(サブクエストも含めて)3つ目のこのステージがレベル27と、敵レベルの上がり方が急になってきている。

これまでは、自軍のレベルが少々低くても戦術で何とかなることが多かったが、このステージはそうもいかなかった。敵のHPが高くて「倒しきるはずの敵が倒しきれない」とか「連続攻撃で前衛があっさり落ちる」といったケースが多くて困り、いろいろ試行錯誤してもダメ。仕方ないから自軍のレベルを(敵レベル程度に)上げたら楽に倒せた、という経験をした。キャラをいろいろ使ってみる方針であれば、そろそろフリークエストなどを使って育成する必要がありそうだ。

本ステージは、北西の敵本拠地のほか、北東・南西に敵拠点があるが、そこに居座る敵がバラバラの編成タイプで、おまけにかなり強い。それ以外の一般の敵も、ワーフォックスら獣人メンバーはもちろん、カタフラクト、ブレイカー、スナイパー、ウォーロック、グリフォンルーラー、ソードマスターとバラエティに富んでいて、相性の良い部隊で挑まないと退場者を出してしまう。

ステージ設計としては、カタパルトと見張り台のハンターのアローレインが、相変わらずいやらしい攻め方をしてきて厄介。敵部隊に連れられて南下してくるルイの救出には、バリスタを乗っ取って攻撃するが便利なのだが、バリスタ搭乗中に矢や石で狙われて避けられず半壊、といった悲劇が起きやすい。バリスタの利用は、北側のそうした脅威を取り除いてからの方が安全だろう。

敵将ジャコブの部隊は本当に強い。ジャコブがアローレインをチャージするのを、前衛のカタフラクトと後衛のドルイドで守る、手堅い編成。ネコミミフードなどのチャージ短縮装備は使ってこないものの、アローレインはこう使うんですよ的な見本を示す狙いが開発側にあるのだろう。上述のように敵の体力がそれなりにあるので、うまく倒しきれずにアローレインを浴びる展開になると被害が大きい。真正面からぶつからず、カタパルトやブレイブスキルを使って敵の体力を事前に少しでも削っておきたい。

編成例

グロスタ隊

  • 前衛:ベレンガリア

  • 後衛:トラヴィス(エイドキット)

  • 後衛:ガラドミア(白鳥の羽飾り)

  • 後衛:グロスタ(白騎士の盾)

南西の拠点に居座る敵と、北西の本拠地の敵将を担当するエース部隊。状態異常を付与して火力を上げるコンセプト。トラヴィスはエイドキットによる回復対象をガラドミアにし、ガラドミアのシェアヒールで全体回復を狙う。そのため、トラヴィスは1ターン目でシャドウバイトを打ち、2ターン目はパッシブスティールでPPを獲得するような作戦にしている。

ギルベルト隊

  • 前衛:アラミス(天翼騎士の剣・風断ちの刃・ロイヤルスカーフ・幸福のコイン)

  • 後衛:スカーレット(レリア司祭の儀杖・スカーレットのリボン・賭博師のコイン)

  • 後衛:ロルフ(狩人の戦弓・白鳥の羽飾り)

  • 後衛:ギルベルト(白ネコミミフード・白鳥の羽飾り)

いわゆるアローレイン編成。北東の拠点制圧は、この部隊だけで担わせる。ギルベルトは戦闘開始時にラピッドオーダーでPPを1使ってしまうが、スカーレットのパッシブサプライを発動させてPPを補充し、ギルベルトのPP4技であるクイックアクト(白ネコミミフード)を使えるようにしている。ギルベルトのオフェンスオーダーと、スカーレットのチャンス(賭博師のコイン)で強化した、ロルフの一発にすべてを託す。

ちなみにアラミスは、育成が遅れていたので採用している。火力役はレベルが低いと編成しづらいが、回避型前衛ならある程度ごまかせる印象。装備枠を回避に全振りし、狐さんや狼さんの攻撃をひたすら受け流す。

アレイン隊

  • 前衛:アレイン

  • 後衛:プリム(プレシャスロッド)

  • 後衛:マンドラン

  • 後衛:ニーナ(ミラードグラス)

南側に陣取ってルイ救出を担当。ともに行動するグロスタ隊が苦手な相手を任せる。プリムのリミテッドヒール(プレシャスロッド)のサポートを受けながら、アレインがとにかく攻撃を受け切る戦法。

フラウ隊

  • 前衛:リーザ(銀月の弓)

  • 後衛:ロザリンデ(黒鳥の羽飾り)

  • 後衛:フラウ(狙撃手のレンズ)

  • 後衛:ガラドミア(エイドキット)

北東の拠点を制圧後にそこから西側に出撃させ、カタパルトと見張り台を速攻で制圧し、南側の安全を確保するための部隊。リーザはスモークボルト要員で起用した。一人前衛なのは心許ないが、ロザリンデの精霊の怒りと、フラウのハイスイングは列攻撃なので、厄介な敵のいる列を狙って何とかする。ガラドミアは回復役。エイドキットで自身を回復してシェアヒールで全体に広げる。

モニカ隊

  • 前衛:クライブ

  • 前衛:ルノー

  • 前衛:アデル

  • 後衛:モニカ(ルーンソード・ラージエイドキット)

  • 後衛:ラモーナ

ステージが始まったら爆速で移動し、バリスタに乗っている味方を防衛する部隊。ラモーナは育成用に編成。

ヴァージニア隊

  • 前衛:ヴァージニア

  • 前衛:ユニフィ(雪花弓・反撃のイヤリング・ロイヤルスカーフ・幸運のコイン)

  • 後衛:ヤーナ(黒鳥の羽飾り)

  • 後衛:エルトリンデ(霊樹の双子槍)

  • 後衛:オーバン(銀月の斧・白鳥の羽飾り)

ユニフィはまだレベル30未満でグラシアルレインを覚えていないので、回避型前衛としてトリプルカウンターで攻撃する運用。そのため回避を盛りつつ、反撃力もアップさせた装備構成に。ただ、前衛がユニフィだけだと回避失敗が起こりそうなので、5人編成にしてヴァージニアも前衛にした。オーバンは行動速度を早め、ビーストスレイの列攻撃で敵の数を少しでも早く減らす狙い(さほどうまくいかなかったが...)。

攻略の流れ

ステージ開始直後、本拠地南からグリフォンルーラーの部隊が襲ってくるので、ヴァージニア隊を本拠地に駐留させて迎撃させる。ギルベルト隊は北東の拠点に向かって進軍させる。南からバリケードを超えてバリスタに向かってくる敵部隊は、モニカ隊に対応させる。

ギルベルト隊は遅いのでさっさと北に向かわせる

モニカ隊は道なりに敵部隊を倒しつつバリスタ周辺まで進めればOK。

筆者はギルベルト隊の一部隊で北東の拠点を落とせるように組んでいるが、大変そうならもう1部隊を帯同させてもいい。カタパルトで狙われるので、スタミナ切れには注意する。

スタミナ節約のためのアローレイン編成。難しいなら2部隊で。

ヴァージニア隊は迎撃が済んだら、グロスタ隊・アレイン隊とともに南西の敵拠点に向かわせる。

ヴァージニア隊だけ遅れがちなので、他を焦って進めないように

そんなに急がなくてもルイの救出は間に合うので、森あたりにとどまって敵部隊を片付けていく。見張り台のスナイパーとバリスタは厄介なので、ベレンガリアのブレイブスキル「アトラクト」で誘い出して片付けるといい。

ブレイブスキルでもレックスくんの出番を減らすベレンガリアさん

バリスタを奪ったら搭乗して北からの敵部隊を攻撃したくなるが、ここはいったん放置。北に設置されているカタパルトや、同じく北の見張り台のスナイパーのアローレインに狙われやすいからだ。

ギルベルト隊が北東の拠点を落としたら、そこからフラウ隊を出撃させて西に進め、バリケードの向こうのカタパルトと見張り台の脅威を取り除きに行かせる。ここのスナイパーは強いので、スモークボルトでアシスト射撃を封じておくといい。

このためだけのリーザ起用と言ってもいい

北の脅威を取り除けたら、南側では安心してバリスタが使える。ルイを救出したら、キャンプで体力を回復して南西の拠点を落とす。けっこう強いので、カタパルトやブレイブスキルを駆使して削ってから挑むのが安全。

ルイ救出後もしばらくバリスタは役に立つ

あとは北上して敵本拠地に向かう。ただしジャコブは強い。筆者の編成だと、最も相性が良いグロスタ隊でも退場者は免れない予測だった。

倒しきれはするが、自軍も半壊する

そこで、マップ兵器やブレイブスキルをとにかく使えるだけ使って、敵部隊の体力をかなり減らして挑んだ。さすがに敵の体力が通常の半分以下であれば、ジャコブにアローレインを打たれる前に倒していける。

いつものやり方だが、今回はこれぐらいしないと厳しい

ちなみに、西の端に祈りの像・竜巻が設置されているが、これは今ひとつ有効活用できるような進軍ルートが見当たらなかった。制限時間に余裕はあるので、筆者は一気に全部出して敵将の体力を削るのに使わせてもらったが、無視しても構わないだろう。

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