K-POPオタクのTravis Japanデビューに対する期待

私自身はK-POPオタクなのですが、ジャニーズが世界進出すると言う事で、デビュー曲を楽しみにしていました。

前にデビュー曲予想をしたのでその答え合わせと、Travis Japan運営側の意図を考察しようと思います。


初動はかなり好調

リリース日を金曜日に設定していることから、狙いはBillboard Global 200と Global Excl. USだと分かります。

今回、ダウンロード数は6万を超えています。世界のダウンロード市場と比較すると、圧倒的なダウンロード数となり、Global Excl. USはもちろんのこと、Global 200にも余裕でランクインするだろうと予想します。
この理由としては、世界では既にダウンロード市場からストリーミング市場へ移行しつつあるということがあります。

MV再生回数には広告分が加算されるため、実際再生された回数 (オーガニック再生回数) は現時点では不明ですが、今後Youtubeチャートで確認できます(国別)。


この初動を、いかに一般層の認知へ繋げるかが翌週以降のランキングへ影響してくるかと思います。

海外市場でのプロモーションとしては、現在は街頭広告、YouTubeでのMV広告、今後でいえば、シンガポールや香港でのパフォーマンスがあると思います。

今後、アメリカやアジアのテレビ番組やYouTube番組でのパフォーマンスやインタビューが増えると、海外の新規ファン獲得に繋がると思うので、キャピトルレコードさんの運営に期待しています。

(追記:twitterアカウントにcrと入っていたり、tiktokのアカウントにcapitolと入っているので、この2つの運用はCapitol Recordsさんがやってるのでしょうか?)



デビュー曲は80年代ディスコやファンクの雰囲気

デビュー曲『JUST DANCE!』は、80年代っぽいディスコやファンクの影響を受けた楽曲のように思います (楽曲分析は得意ではないので間違ってたらご指摘ください) 。アメリカでは、2010年代あたりから、Bruno Mars などを代表とする80sブームがあります。レトロな雰囲気があり、世界中の人(特にアメリカ市場) に馴染みが良いとされています。今回の楽曲は、その流れを汲むものとして制作されたと考えられます。

これらから、アジアではなく、アメリカをメインターゲット層として考えていることが分かります。

また、今回の作曲や振付には、過去One DirectionやBTSのDynamiteを手掛けた方が関わっています。
BTSのDynamiteは、初の全編英語詞、80年代ディスコの影響が大きい楽曲で、特にアメリカ市場を狙った楽曲です。(コロナの影響があり全世界の人に聞いてほしいという意図で、全編英語詞、全世界の人に馴染みやすい曲調になったという経緯もあります)

楽曲が似てるとは思いませんが、戦略(アメリカ市場をターゲットにしている)が似ていて、音楽ジャンルが近いということはあると思います。
個人的に、運営側がBTSのDynamiteを結構意識してるんだなー、とは思いました。(それ自体は全く悪いことではないし、それによってTravis Japanの魅力がなくなるわけではありません。)



楽曲の感想としては、日本市場に寄りすぎず、クオリティも高く、普遍的で耐久性のある楽曲であり、世界のアイドルファン以外も馴染みやすいものだと感じます。実際聴いてみていい曲だなと感じました。今後、Travis Japanが有名になった後に披露しても遜色ない、名刺代わりの一曲となるものだと思います。




今後のリリース楽曲予想と期待

『JUST DANCE!』は良く言えば耳馴染みの良い曲ですが、違った見方をすればマーケティング感が強いと言えると思います。

今後Travis Japanらしさをどう追求していくのか楽しみにしたいと思います。そしてかなり気が早いですが、次の楽曲予想をしたいと思います。


予想① 今回と同様に、アメリカ市場を意識した欧米のポップミュージック

BTSが、Dynamite→Butter→Permission to Danceとリリースしたように、あまり方向性を変えず、多幸感のある楽曲をリリースする方向性。
最先端の音楽をやるというより、少しレトロで全世界全年代が楽しめる楽曲をやるというのは、TravisJapanのパーソナリティーに合ってる気もするし、時代の傾向としても合ってる気がします。


予想②ダンスを強調できるダンスミュージック

Travis Japanの武器の一つとしてダンスがあります。それを最大限に活かすためには、やはりダンスミュージックが良いと思います。
しかし、HipHopやEDMはアジア市場向けとしてはいいですが、アメリカ市場向けと考えるとなかなか無いのではないかと思います。

そこで大胆な予想ですが、ラテンぽい雰囲気を追加したダンスミュージックになる可能性もあるんじゃないかと思います。
K-POPにも、ラテンぽい雰囲気を感じる楽曲は割と多いですし、アメリカ市場を考えると十分ある戦略だと思います。





ジャニーズ事務所に対する所感

ジャニーズ事務所の音楽活動に対して、以前から疑問を抱いてきました。CDのみの販売だったり、テレビ局との強い繋がりだったり、タイアップありきの楽曲が多いことだったり。ですが、ここ数年、SNSや動画配信サイトにも登場するようになり、やっと「民主的」な場所に降りてきてくれたなという思いがあります。

ですので今回、Travis Japanがアメリカ進出を掲げ、配信やストリーミングへ舵を切ったことに、すごく応援したいという思いがあります。

今までは、プロモーションが強ければある程度の認知にはつながりましたが、これからはライト層にも受け入れられるようなものでないと、ヒットには繋がりにくいと思います。
キャピトルレコードさんとジャニーズ事務所さんには、そのあたりも意識しながら音楽活動の運営をしてほしいなと思います。

個人的には、クオリティの高い音楽やパフォーマンスを期待し、今後の活動も注目していきたいなと思います。


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