【麻雀新ルール提案】切り上げ満貫
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こんにちは、夕灘です。
麻雀で勝ち負けを競っている時に飛び出す役満ほど、虚しい気持ちにさせられるものはないですよね。
もちろん楽しく打っている時であれば、嬉しい気持ちになったり、めでたい気持ちになったりします。
でもこれが、短いスパンで雌雄を決する競技大会だったらどうでしょう。
実力を競いたいのに、役満|《そんなの》アガられたら、もう運がいいだけじゃん!という気持ちになってしまいます。
また、これは役満に限らず、不可避の跳満、倍満にも言えるでしょう。
完全に運要素を廃止することは難しいとしても、なるべく減らす方法は無いか…
そこで今回提案する麻雀新ルールが数え満貫の導入です。
数え満貫とは何か___名前が似ているものとして、数え役満がありますね。これは、翻数が13以上になると、アガり点が役満と同等になるというルールです。Mルール等では不採用ですが、かといってそれほどマイナーでもないルールです。
転じて、今回提案する数え満貫というルールは、アガり点の上限を満貫とするルールです。
6翻だろうと8翻だろうと役満だろうと、アガり点は子なら8000、親なら12000です。
平和ドラ3を30-60にするためにリーチする必要もなくなるし、清一色は門前でも鳴いても打点が変わりません。また、他家に利する可能性が低いのであれば、赤を切ることによる手牌情報のボカしが有効になるケースが増えますね。
たとえば
9pを切っている人が
4r55pと持っていて、36pのリーチをかけるとしましょう。
一般的なルールでr5pを切ってリーチをすれば、黒5pは持っていないと考えられ、6pが当たるケースは6p単騎のみになります。
ですが、r5pを持たずとも満貫が確定している場合、その限りではありません。なぜなら、r5pを持っていることで、打点が跳満以上になる可能性が皆無だからです。
赤を切っている他家のリーチは、単純に5を持っていない低打点のリーチなのか、5を持っていてかつ満貫が確定しているリーチなのか、この2択が発生するんですね。
なら、満貫が確定しているかどうか判断できるのか、と問われれば、これはかなり困難になります。表ドラ4枚、残りの赤2枚が全て見えていることはまずないですし、勿論手役が絡んでいる可能性もあります。
結果的に、やむを得ず使えない赤を引いてきてしまった人が赤を切ることで、リーチ時に安全牌の候補を減らされてしまう…なんてことは少なくなります。
こういった変化はあくまで副次的なものであり、メインの狙いは理不尽に点差をつけられる機会の縮小にあります。よりシビアな和了率の上昇と放銃率の削減が求められるのではないでしょうか?
このルールは、古来の赤無しルールや一発なしのルールとは明確にコンセプトが異なります。それらのルールが満貫そのものを出づらくしているのに対し、このルールは満貫の出現頻度は減りません。
勿論、跳満以上をアガる派手さや気持ちよさは損なわれますが、こんなルールで行うタイトル戦があっても面白いんじゃないでしょうか?
(了)
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