コントラバス、どこで練習する?

見た目に違わず中々の重低音が魅力のコントラバス。
しかし練習場所を考えた際、色々と問題も起こりがち。
そこで今回は「コントラバス、どこで練習する?」というお題で一筆。

1.自宅

自宅といっても様々な形態があり、戸建であれば近所迷惑にならない程度に&家族の理解が得られれば(一人暮らしの方は好きに)弾くことができるだろう。

一方、アパートやマンション等の集合住宅居住者は隣接する住民に迷惑にならないよう気をつけねばならず、自宅内での練習に非常に気を使う方が多いことと思う。

かくいう僕もマンション住まいだが、日中の練習はもちろん、夜間の練習にも非常に気を使っている状況だ。
具体的な対策としては下記の方法を取っている。

・ある程度騒がしい日中はノーミュート&防音マット
・静かな日中(平日等)はミュート&防音マット
・夜間はサイレントベース(YAMAHA SLB200)を使用&防音マット
    ※何れにしてもアンプは使用していない

防音マットはロードバイクトレーニングでも用いるスポーツ用のものを使用しているが、かなりの消音効果を発揮してくれる。

「サイレントベースとコントラバスは別物だ!」という声があるかもしれないが、別物と捉えた上で「練習しないよりマシ」という精神で基礎練習や予習&復讐を行なっている。

以上が自宅での練習方法だ。

2.音楽スタジオ

「コントラバス本来の響きを存分に味わいつつ練習したい!」という場合は本項で取り上げる音楽スタジオでの練習に加え、次項の公民館もオススメだ。

ある程度の音楽スタジオであれば音響設備も整っているため、手持ちのスマホをPA機器に繋げて音源に合わせて練習できたりする。

また、鏡があるスタジオであればフォームを確認しながら練習ができるのが嬉しいポイントだ。

さらに言えば、前項や次項ではちょっと難しい深夜帯でも利用できる所が多く、仕事帰りにちょっと練習できるのもありがたい。

料金は500〜1,000円/時間あたりなので、財布と相談しながら練習に励むことになる。


3.公民館

個人的にオススメなのが公民館での練習だ。
各自治体が運営する公民館は併設の練習スタジオや練習可能な部屋を保有していることが多い。

公民館にもよるが、ある程度大きなところだとドラムセットやピアノ/キーボード、PA機器も取り揃えてたりして個人営業の音楽スタジオ顔負けな施設があったりする。

更には税金での運営が主のため、格安の値段で借りることができることも魅力だ。

高コスパであることが功を奏して、予約表は結構埋まっていることが多い。

一週間以上前から練習日が決まっている場合は細かくチェックして利用してみることをお勧めする。

4.番外編:車内

1〜3でコントラバスを練習する場所の確保について記したが、本項は番外編として車内での練習について記したい。

とは言うものの、車内でコントラバスを弾くためには大きなキャンピングカーレベルでないと無理だ。

僕も含めて普通車しか持っていない方はどうするのかというと、コントラバスを弾くための予習がてら弾ける楽器を用意すれば良い。

そうなると「エレキベース」がコントラバスの代役、もっと言えばフレットレスベースが思い浮かぶかも知れないが、エレキベースだと音が聴こえにくく、ニュアンスも表現しづらい。

よりウッディなサウンドを求めるのであれば、フレットレスウクレレベースをお勧めする。

当初、遊びがてら購入したものの、これまでに弾いてきたホロウボディのエレキベースやアコースティックベースでは得られない意外なまでのウッディなサウンドに驚き、以来自宅や軽いセッションに持ち出す機会が多い一品だ。

もちろんコントラバスの代役とまではなり得ないが、お手軽にアコースティック感を出したい場合は一度試してみることをお勧めする。


おわりに

練習場所の確保についてここまで記したが、僕自身も自前の楽器を持って以来、練習場所の確保に試行錯誤してきた。

平凡と言えば平凡だが、本記事がコントラバス奏者の皆さんに有益な記事となることを願う。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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