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音が聞こえすぎることの辛さと嬉しさ

もともと耳はいい方だと自負していたけれど、それにしたって最近は色々と聴こえすぎる。

エアコンの駆動音、ドア越しに冷蔵庫が急に頑張り始めて唸る音、閉めた窓の外で誰かが何かを落とした音、住んでいるマンションのオートロックが解除された音、隣の部屋の人のいびき、エアコンの内部で鳴っている音、どこかで鳴り響くアラーム...。

テレビを置いていない新居のBGMはもっぱらラジオか、Youtube Musicのおすすめをシャッフルだった。
でもいつからか、ほとんどの人の声が耳に突き刺さるような感じで響くようになったので、最近は基本的に無音で生活するようになった。
無音なはずなのに(正確には前述した通り無音ではないのだが)、なんとなくずっと耳がじんわりとしんどい。

原因はストレスであるという心当たりしかなく、調子のいい日は耳のしんどさもなんとなく和らぐし、病院に行っても「ストレスを減らしてください」と言われるだけだろうな...というのはこれまでの経験上分かりきっていているので、今のところ病院に行くことは考えていないのだけれど...。


聞こえすぎるとしんどいだけか、と言われると意外とそういうわけでもなくて。

少し離れたところで眠る愛猫の寝息が聞こえるし、人の少ない公園に行けば葉擦れの音が楽しいし、夜中の雨音の種類が多くて楽しい。
食器の音は基本耳に痛いけど、好きな音を響かせる食器もある。
映画を静かなシーンで聴こえる些細な音に心を奪われる。

過敏になっているからこそ感じられる楽しさもあるし、せっかくだし辛さはそこそこに、楽しさをめいっぱい享受して回復に向かいたいなぁと思う。

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