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【ライブメモ】「ukka New Style LIVE2021 “WHEEL of FORTUNE”」(2021/11/23)

◆概要

「ukka」ワンマンライブ。
新メンバー2名を加えた新体制の初お披露目となる。

・公演名
ukka New Style LIVE2021 “WHEEL of FORTUNE”

・日時
2021年11月23日(火祝)
開場 16:00/開演 17:00

・会場
舞浜アンフィシアター

◆所感

「スタプラアイドルフェスティバル~今宵、2人目のシンデレラが決まる~」(2021/10/30)以来。

「6人のシンデレラによる宣誓と、いつも通りのおもてなし」

舞踏会のように飾り付けられた、舞浜アンフィシアター。
その舞台の上で、ガラスの靴を手渡され、新たなシンデレラとなった2人。
童話と違っていたのは、ガラスの靴を渡した4人もシンデレラだったこと。

この日のアンフィシアターには、6人のシンデレラが存在していた。

そんな6人のシンデレラが贈るステージ。
大きく分けて2部構成のように感じた。

3曲目までが第1部、4曲目以降が第2部。
もっと言えば、3曲目までが本編、後はアンコール。
それぐらい、スタートから3曲目の流れは圧倒的だった。

第1部「6人のシンデレラによる宣誓」

スタートからの3曲。
それは「この6人で歩んでいくんだ」という決意表明の時間だった。

今回のライブ名である「WHEEL of FORTUNE(=運命の輪)」
タロットでの主な意味は「状況の大きな変化の到来」

今年のukkaについても言えるし、世の中全体としても言えるけど、共通しているのは、変化は起こってしまったという点。

その事実を受け止めた上で、これからのukkaが歩む道を示したのがこのブロックだったと思う。

ukkaが内に秘めている熱さや想いをファンに見せる機会は多くない。
(ZeppツアーファイナルのMCやスタプラフェスのWINGSなど)

第1部は、まさにその機会だった。
4人から6人になったシンデレラたちが正装(白いドレス)で披露した3曲。
ukkaの過去・現在・未来の物語、そして6人の決意が込められていた。

最初の3曲が終わった時点で「この6人のukkaを応援しよう」と決めた。

第2部「いつも通りのおもてなし」

白いドレスから着替え、先程までの空気から一変。
「観てくれた人をできるだけ楽しませたい」という、良い意味でいつも通りのukkaらしいステージ。

第1部が3曲、第2部が12曲(アンコール含めれば16曲)
この配分が、ukkaがやりたいことを何よりも表していたと思う。

全ての時間を使って「6人になったukkaはこうです!」みたいな特別感を出すこともできたはずなのに、大部分の時間をいつも通りのステージを届けることを選択した。

「4人でも6人でもukkaが目指すものは変わらない」というメッセージだと思ったし、最初の3曲を通じて宣言したことを直後に実行する強さも感じた。

最後に

当初「WHEEL of FORTUNE(=運命の輪)」は、新メンバー加入のことを指しているんだと思っていた。
だけど、終わってみればそれだけではなくて、2021年に起きたこと全てがukkaにとっての運命の輪だったのかもしれないと思うようになった。

「雨降って地固まる」とは、こういうことを指すのかとも思った。
あまり好きな言葉ではないし、雨が降ったという事実に対して複雑な感情はある。
だけど、固めるために積み重ねてきたものも間違いなくあって、その姿を観てきた自分にとっては、今日はひとつの集大成だと感じた。

これからも一緒に歩んでいきたい。
楽しいライブを観て&応援していきたい。
そう思える、1日になった。

◆メモ

<開演前>

中世のお城で開催される舞踏会をイメージさせるステージセット。
ステージ上方にはシャンデリラがひとつ。
そして、赤絨毯の階段の途中には照明を受けて輝きを放っているガラスの靴が、舞台の左右に分かれて1個ずつ置かれている。

開演、10分前。
幕が開き、大型モニターに時計が表示される。
時刻は11時50分。

1分毎に針が進む。
会場中が息を潜めながら12時を待っている。

11時59分。
ステージ中央に設置されているステージリフトが沈む。

<開演〜3曲目まで>

12時。
モニターが暗転して、overtureが流れ始める。
開演。

ステージ中央に設置されているステージリフトがせり上がる。
立っているのは、新メンバーの2人。

ステージ後方から現メンバーの4人が登場して、中央に立つ新メンバーに向かって歩き始める。
階段を降りる途中、ガラスの靴を1個ずつ手に取る、茜さん芹澤さん。

2人の元に辿り着いた4人は、ガラスの靴を2人に渡す。
ガラスの靴を手渡されてた2人は、ステージ最前方のセンターへ移動して靴を床に置く。

1足としてまとまったガラスの靴。
その光景をみた瞬間、この6人のukkaが誕生したんだと直感した。

overtureが終わり、6人が曲の立ち位置へ。

1曲目「WINGS」
「2021年のukkaといえば?」と問われれば「WINGS」と答える。
それぐらい、この1年のukkaを象徴する曲。

初めて聴いた時は5人。
その次に聴いた時は4人。
それから約半年が経って、今日は6人。

聴く度に状況は違っていても「前に歩もう」という意思は変わらない。
この1年を掛けて、この曲はukkaにとってのアンセムになったと思う。

本当に凄いと感じているのは、「ここぞ」という場面(ツアーファイナル1曲目、スタプラフェスのラスト、今日の1曲目など)で、この曲を歌ってきたという事実。

歌わない選択肢もあるはずなのに(それでも成り立つと思う)、そうしないでぶつかっていったところに、ukkaの覚悟とこの1年で身につけた強さを感じている。

この舞台で、このタイミングで、この6人で、WINGSを歌ったこと。
その意味と価値を前に、1曲目から胸がいっぱいになってしまった。

2曲目「キラキラ」
3曲目「時間。光り輝く螺旋の球。」
そんなWINGSから続く、この2曲も強すぎた。
2曲合わせて、ukkaの過去・現在・未来を語っているようで、WINGSに続きグッときてしまった。

特に「時間。光り輝く螺旋の球。」は、振付を水春さんが担当していたこともあって、どうしても以前の6人体制のイメージが強い。
個人的に、6人→5人→4人になったことを一番感じる曲だった。
だから、再び6人で演じる光景を観て、寂しさと嬉しさを同時に感じた。

3曲を披露した後、6人は一度退場。

<幕間映像〜本編終了>

バックモニターに映像が流れ始める。
Zepp Tokyoライブ終わりから、新メンバー加入までのダイジェスト映像。
そして、改めてメンバー一人ひとりの紹介映像が入る。
改めてのオープニング映像だと思った。

映像が終わり楽曲が流れ始める。

4曲目「ファンファーレ」
前奏と共にステージリフトが上がり中央ステージに6人が登場。
白いドレスからピンク基調の衣装にチェンジ。

衣装が変わったように、ステージの雰囲気も一変。
一気に楽しい方向に。
ここからは、いつものukkaのステージ。

歌詞通り、鳴り響くファンファーレ。
新体制スタートとしてこれ以上、ぴったりな曲はないと思う。

今日の1曲目はこの曲かなと予想していて見事に外れたけど、第2部のスタートだと思えば、概ね正解していたと思いたい。

4人体制で初披露された新曲だったり、横浜アリーナの大舞台(@JAM EXPO)の1曲目で披露されたりと、ukkaにとっては物語性がある1曲になってきているなと感じる。

MC、1回目。
自己紹介。
新メンバー2人が名字(結城、葵)を名乗ることにざわめく会場。
何というか、名実ともにukkaのメンバーになった感があった。

MC後に新メンバー2人が退場、4人でのステージに。

これが本当に4人として最期のパフォーマンス。
楽しむ様子の4人をみて、変に感慨深くなるのは違うよな…と思って、振りコピ頑張りつつ、「ウノ-ウノ」での絡みをみて高まったりしていた。

MC、2回目。
茜さんからやってみたいことがあると提案。
4人がステージ端をリレー形式で走る&走っているメンバーに合わせて客席がウェーブをして欲しいということでトライ。
ちょっと上手くいかないところもありつつ、会場全体でリレー&ウェーブが出来て楽しかった。

MC明け、2曲続いた後、「それは月曜日の9時のように」で新メンバー2名が再登場。
そのまま「エビ・バディ・ワナ・ビー」で締め。

楽しさに振りながら、しっかりと夢(ドーム、アリーナ、新国立)も乗せることを忘れない姿勢がよかった。

メンバー退場→アンコール。

<アンコール~終幕>

アンコールに応えてメンバーが再登場。
イベントTシャツ+衣装のスカート。

「まわるまわるまる」「タリルリラ」と本編後半の楽しい雰囲気を引き継いでの選曲。

MC。
3大解禁として、新曲配信、年末イベント、来年ツアーを発表。

その後、写真撮影(上手、中央、下手の3箇所)

そして、発表されたばかりの新曲「MORE!×3」を初披露。
爽やか&楽しい曲で今までのukkaにはあまりない方向性。
音源よりもライブで聴きたいなと思った。

本日ラストは「リンドバーグ」
今日ほど声を出して、名前を呼びたかったと思ったことはない。
それぐらいよいエンディングだった。

ライブ後は、一人ずつ感想。
全員が変にしんみりしなくて(ほぼ泣いていた茜さんがいたけど)、胸を張って前を向いていたのが印象的。
今日がスタート…というか通過点なんだなという強く感じた挨拶だった。

最後は円形のステージを回って丁寧に挨拶して退場。

全19曲+MC、約120分の公演。

◆セトリ

overture
01:WINGS
02:キラキラ
03:時間。光り輝く螺旋の球。
幕間映像
04:ファンファーレ
05:急なロマンティック
06:214
07:Shining City Lights
MC(自己紹介、新メンバー紹介)
08:ねぇ、ローファー。
09:恋、いちばんめ
10:Party goes on.
11:ウノ-ウノ
MC
12:こころ予報
13:ガールズナイト
14:それは月曜日の9時のように
15:エビ・バディ・ワナ・ビー
※本編終了→アンコール
EN01:まわるまわるまる
EN02:タリルリラ
MC(告知、写真撮影)
EN03:MORE!×3 ※新曲&初披露
EN04:リンドバーグ

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