突撃★ヤバめの案件さん【2】

こんにちは。ゆうきあきらです。

さ、やってまいりました

突撃★ヤバめの案件さん！

今回は第2回です〜(ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾊﾟﾌﾊﾟﾌﾊﾟﾌｰ

シリーズ化したら面白いんじゃない？とアドバイスをいただいてはじめちゃいましたこのシリーズですが、なかなかの反響をいただいております。ありがとうございます。

ライター界隈なら必ずや一度は遭遇したことがあるのではなかろうか…いや遭遇しないに越したことはないのだけど、どうしても遭遇してしまいがちなヤバめ系案件。うん、地雷とも言いますね。じらいこわい。

というか、前回最後に少し触れたのですが、このコロナ禍で副業としてライター業をはじめる方も増え、簡単ですと嗾す無責任なネット記事も散見されていることから、おそらくまた最近増えてるんじゃないかなぁ…と思う地雷案件。

このシリーズではわたしが実際にクラウドワーキングにて経験した案件で、これはちょっとなぁ…と思ったヤバそうな案件をこっそりとご紹介する体当たり体験記ともなっております。

こんな案件に引っかからないでください、の注意喚起になれば幸甚です。

また、お約束を決めてあるので、念のため再掲しますね。

・身バレしないように、事実が曲がらない程度に脚色します
・お相手の実名や会社名、実際の案件名は出しません。
・Disりません。あえて事実だけをお伝えします(できるだけ。笑)

それでは第2回、突撃★ヤバめの案件さん、いらっしゃ〜い♪

やりがい搾取？一体これは何の茶番…？

クラウドワークスでライター業務をはじめてすぐにご縁をいただいた案件です。
すでにそのクライアントさまのページはないので、どんな募集文だったかはうろ覚えですが確かこんなの。

・初心者、主婦歓迎、誰でもできる簡単なお仕事です！
・実績づくりに最適です！
・添削しますので、実力がつきます！
・スクールに通ったら○十万かかる技術を惜しみなく教えます

…おそらくライターの先輩諸兄方は一度は目にしたことのあるようなあまぁい募集文ですよね。

というか見覚えがありまくりだよ！という方も多いのではないでしょうか。

で、ですね。報酬がたしか

200円(笑)

え、文字単価なの？記事単価なの？と不思議に思ったあなたは大正解。
でもこれには大いなるカラクリがあるのです…。身の毛がよだちます…。

そして湧き上がるサブイボを宥めつつ、ライター業務初心者のわたしは、無謀にも応募するわけです。だって

スクール通わなくてもうん十万の知識教えてくれるんでしょ？
実績作ってくれるんでしょ？

そう思うわけです。浅はかです。あの時の自分を絞めオトしたいですよ。ネックブレイカー？ネックスリーパー？よくわかりませんがなんかその辺の絞め技炸裂させたいですよね。

サンプルに沿った応募文を送ったら、結構お返事は早かったんですよね。
特にテストも何もなく、OKが来まして。無事契約。
その後チャットワークインストールしたり案件リストのURLが送られて来たり…まぁこの辺は普通ですよね。よくあるライター業務と同じ。

で、作業内容を教えてくれるわけです。

・案件リストにできそうなものがあれば自分の名前を書いて予約
・URLに記載されている動画を見る
・動画の文字起こしをする
・構成考えて見出しを作る
・整形して文章を記載する
・フリー画像から内容に見合う画像を選定して文字を入れてアイキャッチを作る

まぁ、この流れもよくあるといえばよくある流れで。大して疑問にも思わないといえば思わないのかもしれませんが。

ただしここに落とし穴がありました。

・URLに記載されている動画の文字起こし

これが正直聞きにくいんですよ。申し訳ないのですが、

何喋ってんだかわがんね

のレベル。いや、方言がキッツイとかじゃないんですよ。単純に話し方の問題なのかもしれませんが…。

で、わたしが取った対策。

・再生速度を0.5くらいにする
・キャプション(字幕)をつける

それでも相当きつかったです…。まぁ慣れたらちょっとはマシになるのかなぁと思ったんですが、

慣れるわけがない

で、内容が楽しければまぁそれはそれで良かったと思うんですよ。
しかしですよ。内容が…

・自己啓発系？のご自身の経験談(マインドマップつき)

うーん(苦笑)。

こういう系好きな方は好きですよね。マインドマップとかそれっぽいものをメモで直接手書きすることはありますけど、アプリ使ってまでやろうと思ったことないですわたし。そもそも使い方がわからない(致命的)。

で、わたしも少なからず自己啓発系の書籍なり音声なりセミナー動画なり散々見て来たクチですし、それなりになんたらの法則だのうんたらの流れだのってのは知識として持ってるわけですよ。何よりも

クライアントさまより随分と歳重ねてました

ので。
語弊を恐れず正直に申し上げますと

や、それ普通だから。うん。普通のことだから。ある意味常識だと思うよ？

となるわけです…身も蓋もないですが(笑)
実におかしれえ。おかしれえ話ですよ。うん。おかしれえって便利な表現だな。

最近だと起業される方の年齢とかってあんまり関係なく、学生時代から起業してそのまま社長として活躍される方とかも多いので、あんまり年齢のことを言いたくないし、失敗の連続のダメ見本のわたしが偉そうに言える話でもないんですけど

ちょっとは世の中のこと、見て来た方がよろしいのでは…？

と恐る恐る進言したくなるくらいでしたね。これ以上はやめときます。

でまあ、この動画がやたらと長いんですよ。
どんなに短くても20分前後、長いもので1時間に迫ろう勢いのものもありましたっけね…。うん、お疲れ様です。ネタが尽きなかったんでしょうね、おそらくは。

その後も苦行は続く。何の修行なのだい？

でまぁ、WP納品なので、アイキャッチとか見出しだとか強調とか色々と整形して提出するわけですよ。

できましたーってチャットワークに発言すると、まぁ添削してくれるんですけどね。

添削が動画になってやってくる

お、おう…それはなんだ…初心者にしてみたらありがたいことなのかい？いやよぉわからんけど…動画見る時間を作らないといかんのかい…わたし…？

若干の絶望を覚えました。
だってこの添削動画だって20分くらいあったかなぁ…。よく作ってくれたなぁと思ったり、っていうか普通にテキストとかでよくね？と思ったり…。Googleでよくね？と思ったりもしましたが…。

まぁ、それでも自分のやった作業に対して、とても丁寧な添削だったと思いますけどもね。

最初のうちは。

実は、この案件、こんなことも書いてあったんですよね。

・20記事納品までがひとつの依頼です
・20記事完了時点で「ディレクター」になれる可能性があります

はい、最初の金額設定思い出してください。

200円

これは文字単価でも記事単価でもなんでもなく。

20記事納品して200円

…1記事10円…

ね、身の毛もよだつでしょ…。しかも1時間近い滑舌悪い動画の文字起こしだぜ…そのほかに画像選定だのなんだのあるんだぜ…。

思い出しただけで吐きそうです、わたし。。。Orz

でまあ出て来かけたものをぐっと飲み込み(出て来てないからｾﾌｾﾌ)

作業的にはその添削動画が来た時点で納品完了なわけです。で、次回以降に添削されたところに気をつけて記事作成すればOKという感じで。

まぁ流れとしてはすごい勉強になりましたよね。一連の作業というか、

・構成作って記事書く
・アイキャッチ作ったり編集したりする
・文章飾って納品

一般的なWP納品の作業的なものは経験させてもらえたなと思うんですよ。

ただ、それも長くは続かなかったのです。

何度目かの納品の時に(それでも何回かはがんばったわたし)事件が起こるのです…。

言ってること、ちがくね？

何度目かの添削動画のとき、それまでクライアントさまが直接添削してくださっていたのに、別の方に変わっていたのですよね。

おそらくはその20記事完了してディレクターになった方なのでしょうか。自己紹介もなんもなく、いきなりその方から添削動画が送られて来たんですよね。

まぁ見ますよね。

何喋ってんだかわがんね(2回目)

話のとっかかりが欲しかったんでしょうか、チャットワークのプロフィールにある程度の情報を入れてくださいと言われていたので、趣味とか入れてたんですよね。ヘッダーとかもちょっと好きなサッカーチームのマスコットキャラクターにしたりとか。

ことごとくDisられましたよね(笑)

これ…なんのキャラクターなのでしょうか、わたしはよくわかりませんけど

わがんねならしゃべんなや(呆)

自分の好きなものをDisられるのって、ほんと仲良しでもありえねえって思うしやらないのに、よくもまぁ知らない人に対してここまで言えたなオイってなりましたよね…。
まぁこちらからの反論は受けてくれそうになかったので黙ってましたけど。

んで、もっとひどいのは

クライアントさまとこのディレクターの間の認識が違う

これ正直うちの話じゃなくて、向こうの話だと思うんでわたしの責ではないかなと思うんですけれど。
クライアントさまが

「うわ、この見出しいいですね！めちゃわかりやすいです！」

と褒めてくださったものが

「や、これはちょっとなんか違いますね…」

ってどういうことだよと。
おめーら各々の感覚で添削しとるんかいと。
なんか大枠大筋決まってるもんはねーのかと。

…正直呆れと諦めのため息しか出ませんでした(笑)

手が回らずにディレクターに任せるのはいいと思うんですよ。
そのディレクターだって、クライアントさまの添削受けて来たはずなんですけど…どこまで任されてたのかは知りませんが、方向性の定まっていない添削なんて

単なる振り回しでしかない

ということを学びましたね。ええ。めちゃくちゃ学びました。

顛末。

その一件からすっかりこの作業に嫌気のさしたわたし。

やっちゃーダメだよなーって思いつつ、

バックれました(爆笑)。

いやね、大人としてそれはどうなんだよって思うし、笑ってる場合じゃないと思うんです。マジやったらいけない最低最悪ですよ。

でも、こちらから正直に辞退させてほしいと言う気力すらないほどに搾取されたのだなと思いました…。

正直本職も忙しくて、そんな数十分もある滑舌の悪い動画見るだけの時間を取れなかったというのが本音ですけども、忘れかけてた頃に先方から終了の通知が来たので、そのまま終了しました。

ノーマネーでフィニッシュです(ﾃﾞﾃﾞｰﾝ

というか、こんだけ時間費やして、嫌な思いしてDisられて200円もらったって嬉しくもなんともないし、手数料でなくなるわって感じですが(笑)。

でもね、ここまで読んで

ゆうきさーん、何盛ってるんすかやめてくださいよー

って思う方も正直いらっしゃるのではないかと思うんですよ。
盛ってるなら良かったですよ正直。

真実ですからね、これ。

最近また初心者、主婦向けみたいな低単価案件横行してますけど、本当失礼極まりないですよまじで。何やりがい搾取してんだよと思います。

初心者食いもんにして、最終的におめだぢが喰われんだで

とまじ思いますよ本当。

というわけで、今回の突ヤバはここまで。

で、前回の繰り返しにはなりますが再掲しますね。

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最近どうもネットニュースとかで無責任に

・気軽にできる副業
・誰でもできる副業
・主婦でも簡単な副業

としてライター業務を勧めるような記事も散見されてます。
確かにPCがあれば誰でも気軽に初期投資なしでできるものではありますけど…無闇矢鱈に踊らされずに、しっかりと確認の上で足を踏み入れていただけたらと思います。

アンケートモニターとかとは若干違う性質のものである、とご理解の上、ご検討くだされば幸いです。

もしこんな私で相談に乗れることがあれば、いつでも喜んでお話聞きますので、遠慮なくTwitterやコメントで教えてくださいね。

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ここまで読んでくださってありがとうございます。
みなさま、よきライターライフを。
それではまた。
ゆうきあきらでした。