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【詩】愛迷メモリー


好きなものを嫌いになって
嫌いなものを愛でる。
私は何て愚かだ!

泣きたい時に泣けなくなって
悲しむ時に君を嗤う。
私は何て滑稽だ!

捨てられた涙を拾い、拭い、撫でたところで、君を救えはしない

明日になれば変わるなんて嘘を信じ、
隣で笑うだけの私を君は嗤ってよ
嗤ってくれよ

作家修行中。第二十九回文学フリマ東京で「宇宙ラジオ」を出していた人。