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【詩】ポケットコスモロジー

長い隔たりを超えて与えられた世界
「ポケットの中の宇宙」なんて
トゥンカロンみたいに太っちょ
はみ出すアンドロメダ

手に負えない、大き過ぎる世界
無限の可能性はまだ大いびき
リアルに反してインフレーション
暴落したのはだあれ?

左手の中、歌う世界
感情エモとコネクト 自分拡散
ひとりぼっちのぼくたちへ
150グラムの魔法がかかる

未来の境目バグった世界
きみは正確に時を刻む
そのくらいでいいのかもしれない
軽い世界は首かしげ、微笑んだ

作家修行中。第二十九回文学フリマ東京で「宇宙ラジオ」を出していた人。