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これ(以下)の続き 長い間夢を見ていた 未来予想地図を片手に、輝く世界を掴めると 一人ではなかった 同じ夢を見る者は他にも沢山いた しかし輝くのは未来ではなく過去の栄光、偽物の太陽、ハイエナの目 世界はいつまでも闇の中で、出口も正解も何一つ見えない 冷たくて現実的、思えば太陽が偽物なのだから、あたたかい訳がなかった 人々は僕らを「夢追い人」と揶揄し、「新しいものは、変化はいらない」と叫ぶ 既に棺の準備を始めて時を待つ人々に、僕はなれなかった 書き込みだらけの地図も、やがて擦
これ(以下)の続き よく晴れた空 雲一つなし それなのに目まぐるしく騒ぐ心 カーテンは開かない 朝日は差しこまず カーテンコールも始まらない もう知らないふりはできなくて 見知った町の中一人、下を向いて歩く 叫びが届かない 声が拾えない うたを愛せない 息の仕方さえ忘れかけた 心の騒ぎがノイズにしか聞こえなくなる それもまた、見つめるだけ? 落ちている拡声器 止まったままの青空 早く目を覚ましてくれ 桜色の夜明け空を忘れる前に 何度でも揺すり起こす 夢では終わらせない こ
「宇宙ラジオ」の星野イメージの詩 困っている人が助けてあげたい。 悲しい時に笑ってごまかしたくない。 幸せになりたい。痛いのは嫌だけど、悲しみもできれば愛してみたい。 ぼくはとてもわがままで、偽善者で、救いようがない馬鹿で、「ただの人間」から出られない、とてつもなく無力な生き物だ。 それでもぼくは無邪気に信じている。 一等星になれなくても、誰かがその星を見つけてくれること。 借り物の光で輝く月でも、誰かを照らせること。 流れ星のうわさ。ぼくの存在する意味。 だから今日も夜空
Mint tears3部作3作目 たとえばもし君の 色が褪せて夜が来ても 月の光届かない アビスが君の泡で満ちていたら 僕は流れ星のふりをして 深海に身を投げるから 紅い流線形描いて 君と手を繋ぐから この朝に別れを告げる そして向かう夜の先で ほんの少し笑みを零した ブルーカーネーションの花束抱え 白いドレスに身を包み ミッドナイトに君は煌く