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中体連、全中大会の種目削減について思うこと

中止される競技を見れば、民間の指導の方が充実している種目か、競技人口が少ないとか地域的に偏っている種目ということだろう。
中学校の部活で水泳、体操、新体操、相撲をやっている選手は非常に少ないと思うし、男子野球部じゃなくて男子ソフトボール部がある学校も少ないんじゃないかと思う。
だから、このような事態はやむを得ないと思うし、部活動指導の民間委託を進めることと整合性も取れるというものだ。

気になるのは、こういう時にいつも理由に上がる「教員の負担軽減」ってやつ。
そんなに負担か?
教員の経験があり、部活動指導で長年学校と関わっていた私からすると、正直言って、公立の学校の教員の仕事量がそれほど多いようには思えない。実際、4時半くらいにさっさと帰る先生もいるのだ。
ただ、できる人がいくらテキパキやってたくさん仕事をこなしても、できない人がグダグダとやってろくなことができなくても、もらうお金は同じ。
だから、みんなグダグダに合わせちゃって、ちょっとイレギュラーな仕事を増えようものなら、命でも取られるかのように大騒ぎを始める。公立の学校の先生なんてそんなもんだろう。
だから、「教員の負担軽減」なんて理由をいうと、世間からは鼻で笑われてしまう。鼻で笑われることさえ分からないのかも知れないが・・・

それはさておき・・・
ジュニアの大会が充実している種目は、それほど困らないとは思う。
ただ、経験をたくさん積ませることも選手育成の大事な要素なので、大きな試合に向かっていく機会が減ってしまうのは残念ではある。
代替にジュニアの大会を増やすのもいいと思うが、最近は、あらゆる地域で、あらゆる種目の、あらゆる年代の、あらゆる規模の試合が多くなっていて、会場を確保するのもままならないという問題もある。
会場確保に中体連が力を貸すくらいはやってもいいんじゃないかと思うが、どうなんだろう?

時代によってスポーツの環境も変わっていく。
願わくば、子どもたちが、自由に色々なスポーツに触れ、楽しむことができる、そして、望めば上を目指すことができるという環境が充実していって欲しい。

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