スポーツと競馬「レースの勝敗を決める総合力と 安田記念」
陸上の日本選手権が開催されている。
そんな中、上のような面白い記事があった。
女子1500mで圧倒的な強さを誇る田中希実選手が、身体能力を測ると他の選手より劣るというのだ。
スポーツの結果というのは、人間の能力すべてを総動員した”総合力”で決まるということの裏付けとなる話だと思う。
スクワットで誰よりも重いものを持ち上げられる人が、誰よりも速く走れるわけじゃないし、スタートから20mが誰よりも早い人が、3000mでもそうとは限らない。
もっと範囲を広げて見てみると、運動会で一等賞でもサッカーのドリブルしながらだと全然速くないとか、160km/hでボールを投げられるけどストライクが入らないなど、何かが足りないために、せっかくのGiftを活かせない人は多いのである。
例えば1500mの選手であれば、1500mのタイムが速くなること、レースで勝つことが目的であって、身体能力の各項目を高めることはあくまでも手段である。
練習をしていると、そこのところを勘違いしてしまう時がある。
ただし、何をすればタイムを縮めることができるのか、細かく分析して、ターゲットを絞って強化しないと、目標を達成できないのも確かである。
目的を見失わずに、細かく目標を設定して取り組む必要がある。
田中選手はそれが上手にできているのだろう。
そういう戦略的な練習ができるということも”総合力”の要素のひとつなのだ。
明日は安田記念
競走馬もやはり身体能力だけではなく、気性もレース結果に大きな影響があるらしい。
さらにレースの駆け引きをする頭脳は背中に乗っている騎手が担当するし、体調管理は厩舎がするわけで、そこまで含めた総合力を、私達は見極めなければならない。難しいわけだ・・・
そんな総合力をお金(獲得賞金)で測ってみよう。
獲得賞金1位は
5番 ソダシ
牝馬限定レースはもちろんのこと、牡牝混合やダートの重賞でも活躍しているので、賞金が多くなるのは納得だ。今回は川田騎手に乗り替わり、さらに総合力を高めることになる。牡馬並みの体格で斤量2kg減は魅力だ。
獲得賞金2位は
18番 ソングライン
マイルのレースでは安定した成績で、しかもG1を2勝。得意の東京マイルで牡馬より2kg軽い斤量。前走ビクトリアマイルを勝ったときと同じ戸崎騎手。まかせて安心かも。
獲得賞金3位は
3番 ジャックドール
デビュー以来の14レースで2000mしか走ったことがないという変わり種。それでも8勝。G1も勝っている。なんたって父モーリスだから1600mだって強くてもおかしくない。厩舎の仕上げと鞍上・武豊騎手次第なんじゃないだろうか。
獲得賞金4位は
14番 シュネルマイスター
賞金の多くは3歳までに稼いだもの。4歳は未勝利で、もう終わりかと思われたが、今年になってマイラーズCで久々の勝利。鞍上だってまだまだ腕は渋っちゃいないルメール騎手。オークスの雪辱、ダービーの弔いとして、炎の追いが炸裂するか。
賞金は低いものの私がピップアップしたのは
13番 レッドモンレーヴ
実績は一枚劣るが、血統はピカイチ。大逆転は得てしてこういうお坊ちゃまがやり遂げるものだ。実績が劣ると言っても、まだ9戦しかしていなくて5勝。シュネルマイスターの末脚に負けない追い込みを横山和生騎手が引き出せるか、そこが最大の課題。
さて、私の春のG1シリーズ一点勝負も、残すところ2レース。まだ一度も当たっていない・・・
ここで当てたい。でも安いオッズじゃ追いつかない。
そこで今週の一点勝負は、鞍上も含めた総合力最強のシュネルマイスターと、遅れてきた超良血馬レッドモンレーヴ
13-14 馬連
前日オッズは約67倍 最高!(当たれば)
2023春のG1シリーズ一点勝負
シーズンごとにG1レースのみ、すべて一点勝負で収支トントンを目指しています。
先週までの予想結果
-1100円 (1点100円の馬券を買ったとしての計算です)
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