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スポーツと競馬「池江璃花子選手の復活への道のりと 桜花賞」

池江選手の頑張りに心から敬意を払いつつ、称賛したい。彼女の復活は多くの人に喜びと、勇気を与えただろう。
足の捻挫から復活して国民栄誉賞をもらっちゃう人がいるくらいだから、深刻さの多寡に関わらず、復活っていうのはそれだけ心を打つものがあることなのだと思う。

私も選手時代、数々の怪我をし、その度復活した経験がある。
怪我をする前が大したことないから、復活の苦労も大したことないだろうって?
まあ、世界のトップへ返り咲くのに比べれば容易いものかもしれない。いや、世界のトップに届いていないということは、私は完全に復活していなかったということか?

冗談はさておき、単純に怪我や病気からの復帰といっても、その怪我や病気の起こり方によって復帰までの過程は様々である。

厄介なのは慢性的なもの。
特に病気とは言えないまでもメンタルのネガティブな状態というのは非常に復帰困難なものである。
フィジカル面でも、慢性的なものはパワーをセーブすれば練習ができちゃったりするものだから、治りにくいし、長引くし、治ってもパワーのセーブを解除できなかったりする。

比較的復帰しやすいのは急性的なもの。池江選手の病気も、国民栄誉賞のあの人もこの分類かもしれない。
不可抗力による怪我なんかは、仕方ないと割り切れれば、復帰までの期間をポジティブに過ごすことによって、かえって良い結果をもたらすこともある。

私の怪我は最も重症のもので全治まで約2ヶ月くらいかかったが、私は生来、能天気というか、超がつくほどの楽天家なので、怪我で休んでいる間も、一切復活を疑うことはなかった。
だから、復活するときのために、出来ることをやることに余念がなかった。動かせるところのトレーニング、イメージトレーニング、チームメイトを指導することによるフィードバックなどなど。
そのおかげで、練習復帰後は身体の戻りが早く、怪我をする前よりレベルが上っていた。

どんな場合でも、怪我や病気の前と復帰後ではPhysicalもMentalもBrand newである。練習方法や試合に臨む戦略・戦術もUp dateが必要だ。
そういった意味で、池江選手は上手に適応しているのではないだろうか。

明日は桜花賞

思えば病気の前の池江選手は、桜花賞に出走する馬のように若くて元気ハツラツでしたね。
若い女の子は爆発的な力を発揮したり全然ダメだったりと、不安定なところもあるが、それこそが魅力だったりする。
さて、今年最初のクラッシックは、どんな女の子が勝つのだろうか。

昨年末の阪神JFの勝ち馬
3番 リバティアイランド
実績、持ち時計、馬格、騎手。どれをとっても出走馬中最高なのだから断然の一番人気は当たり前だろう。唯一の不安は前走から4ヶ月の間隔だけ。しかし、最近は休ませ方も技術が向上しているらしく、休養明けぶっつけでも勝てる場合が多くなっている。調教の動きは抜群で、この馬もぶっつけで大丈夫そうだ。

同じく阪神JFからのぶっつけ
11番 シンリョクカ
阪神JFではリバティアイランドと同じ位置取りから、最後のスピードの差で負けたが、厳しいところから馬の間を割って前に出てきたところは、かなりの勝負根性を感じさせる。リバティには負けても他の馬には負けないような気がする。なんたってサウジアラビアで大仕事を成し遂げた吉田豊騎手。今週は東の豊でしょ。

シンザン記念の勝ち馬
2番 ライトクオンタム
近年、シンザン記念からは相性のいいこのレース。ディープインパクトの最後の仔となれば期待も高まるというものだ。しかも先週、大阪杯で鮮やかに逃げ切った武豊騎手。今回は逃げはしないだろうけれども、熟練のテクニックでゴール板に導くだろう。

クイーンカップの勝ち馬
5番 ハーパー
クイーンカップでは、コースが違うとは言え、桜花賞出走馬中ではトップのタイム。やや重だったことを考えれば、ポテンシャルはかなりのものなんだろう。そこへデビューから4人目の騎手としてルメール騎手が乗るとなれば、願ってもないチャンスだ。

チューリップ賞3着からの参戦
14番 ペリフォーニア
あのエフフォーリアの妹。父がモーリスに変わったので、もしかしたらまだまだこの先のほうが楽しみなのかもしれない。調教では”かっこいい”と思えるほどの鋭く伸びやかな走り。エフフォーリアの横山武史騎手が、妹も頂点へ導くことを期待したい。

いくら3歳牝馬で気まぐれな女の子とはいえ、断然の実力があれば多少のことでは逆転は難しいだろうから
リバティアイランドが1着
そして、ビュンッと飛んでいくリバティの後ろでごちゃごちゃしている中から前に出てきた
シンリョクカが2着
リバティをマークして追いかけていって
ペリフォーニアが3着
自由の島(リバティアイランド)で誇り(ペリフォーニア)を持って歌え、心の力の歌(シンリョクカ)を!

ってなわけで、今週の一点勝負は
1114 3連単
前日オッズは約160倍!

2023春のG1シリーズ一点勝負
シーズンごとにG1レースのみ、すべて一点勝負で収支トントンを目指しています。
前回までの予想結果
-300円 (1点100円の馬券を買ったとしての計算です)

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