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【HSPは覚えるのが苦手って本当?記憶力が悪い・仕事が遅いと落ち込む繊細さんへ】

HSPは入社直後に苦労しがち

仕事って、仕事内容だけでなく人間関係や職場の雰囲気ナドナド…覚える事が山ほどありますよね。

入社直後はなおさら。

HSP気質を持っている人は、非HSPに比べ一度に多くの情報が入ってきます。

しかし、入ってくる情報に対して「どれが重要でどれが重要でないのか」情報の取捨選択や優先順位付けが出来ない為、入社してすぐの頃は非HSPに比べて苦労しがちです。

ですが、それはずっと続く訳ではありません。
私の経験から言うと
「ある程度慣れてくると、人一倍仕事ができるようになる方が多い」と感じています。



覚えるのが苦手・記憶力が悪いと感じる理由は?

HSPの方はDOESという気質を持っています。

  • 深く処理する(Depth of processing)

  • 過度に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)

  • 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が強い(being both Emotionally ractive generally and having high Empathy in particular)

  • ささいな刺激を察知する(being aware of Substle Stimuli)

HSPは刺激に対して敏感です。
新しい環境では刺激が多すぎる為、圧倒されてしまうことが多いです。

また、HSPは誰とでも(直感で自分が苦手だと思った人とでも)良い関係を築こうと、人間関係で無理をしてしまうところがありますし、真面目なので「業務を早く全て覚えなくては!」と焦る方も多いです。



克服方法は?

HSPの方は、あらゆる刺激に対して敏感に察知し、そして深く考えてしまいます。

『考えすぎだよ!もっと簡単に考えて!』

というアドバイスは、HSPにとって何の役にも立ちません。
だって自動的に察知し、考えてしまうんですから。

新しい仕事では(特に入社したての頃は)その刺激の取捨選択ができないHSPが多いように感じます。

しかし、物事を深く捉えるHSPにとって、「仕事の全体的な流れ」や「この作業は何のために行っているのか」といった本質的なことが分かると仕事の記憶力が格段に良くなります。

これは私の感覚ですが、HSPの物事の覚え方は物事の大枠を理解した上で
点と点をつなぎ合わせていく時に発揮されると感じます。

HSPでない方は、断片的な指示で仕事を与えられても作業する事ができます。

ですが慎重なHSPは「これで本当に合っているか」、と1つ1つの作業に対して不安になります。その結果仕事が遅くなり「要領が悪い」「業務が遅い」という評価を受けがちです。


ですので、仕事を覚えるためには自分の特性を理解し、それを相手に伝えられるようにしておく事が大切だと思います。

HSPは、よく大器晩成型と言われます。

ですので、自分の成長速度を理解し、作業を理解する時には『この作業の目的は何か?』と全体像をつかめるようになれば、成長速度はグンと上がるのではないでしょうか。



HSPが自分の力を発揮できるのは「相性」の良い職場

「自分のやりたい事を見つけよう」
「やりがいが持てる仕事を探そう」

綺麗な言葉ですが、HSPの気質で苦しんできた私の経験から、HSPにとって自分の力を発揮できるのは「相性」の良い職場です。

「服が好きだから、アパレルの仕事に就きたい!」と思っても、就職した所はめちゃくちゃノルマがあって、ノルマを達成できなければ毎日上司に詰められる…という会社だった場合

服が好きだからといって、その会社で勤め続けられますか?

もちろん「自分の好きな事を追求する事」はとても大切な事ですし、仕事のやりがいにもつながります。

ですがHSPさんの場合は、非HSPの方よりも環境に左右されます。

「好きな事や、やりがいは考えない」という訳ではありません。

優先順位として「やりたい事」よりも「相性」を重視する事をぜひおすすめしたいのです。


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