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SEKAI HOTEL Fuse


商店街に泊まれる


そう触れ込まれた“まちごとホテル“
なるものが大阪でもすこーしローカルな東大阪にはあるんです

SEKAI HOTELってご存知ですか?
関西ローカルで言うなら一時期夕方のニュースとか特集とかで盛んに取り上げられていたので、もしかしたらちらりとお耳に入って入るかもしれません

まち全体をホテルにみたてた


気にはなっていたんですよ
なにせ1号店(という言い方はあっているのか..)のSEKAI HOTEL Fuseがあるところはわたしの出身地であり、大阪を離れて関東に移ってくるまで住み続けた場所でもあったので..

だからというかなんと言うか、近すぎて泊まるという発想がない場所だったので機を逸し続けてたわけです


今回のGW後半、所用で大阪に帰らないと行けないとなって思い切って訪れてみたところ
それはもう最高に楽しい体験でしたので、断片的にですがご紹介しますね

..ひとつの日記にまとめようとしたら
どえらい長いことなったので
SEKAI HOTEL Fuseと大阪下町スナップにわけわけします

まずはSEKAI HOTELさんへ

フロント兼カフェバー

まさかここがフロントとは思うまい
そんな佇まいで初っ端から心掴んでくれます

キヨシマっていつまであったんやろ?
洋品店にしては広いよな..
とか思いながらもううっすら見えてるけど、なかはめちゃんこおしゃれです




カウンターはホテルのフロントとカフェ&バーの受付を兼ねていて、こんな風にその場でビールを入れてくれたり

しっかり東訛りの大阪弁で接客してくれて
一気に気持ちが戻ってきました

飲む前からおんなじところで頭ぶつけまくって心配される始末(別に大阪の時に限ったことではないけど)

いや、まだ飲んでへんのよ..
おしゃれなつくりについていけなんだだけで


おそらくこのトタンはそのまんま
けど奥に続くドアはインダストリアルにしっかり改装されてて良きやん

うん、好き


外観は昭和のまま、けれど一歩踏み入れるとちゃんと今の時間が流れていて
そのバランスがとても心地よく感じました

こちらが今回宿泊した宿泊棟

ここは何度か前通ったん覚えてる..これが噂のホテルか?って思っとったもん
中どないなってるんやろ〜って気になっとったん






こんな感じのオリジナル風呂桶で出迎えてくれました!

なんかときどき印刷真ん中じゃないのあるんです


ちょっとてへへって感じで話してくれたけど
その感じが良かった
あつらえましたって感じがあったかい


地域への取り組みとかちゃんと言語化されて
こういうのがあると安心します
とりもなおさず、まだわたしの地元生きてるって感じ




さてさて、チェックインを済ませた時点で19時もまわってます
お腹もいい頃合いになったので、おすすめのまつばすしさんへ向かうことに

いや、だって宿泊者はドリンク一杯サービスらしいんやもの..
そりゃ行くでな



フロントでお勧めしてもらった、なんたらのヅケ(2回聞いたのに忘れた..)はなかったので
大将おすすめの10貫と


まぁ、お寿司ときたら熱燗で


ほろほろ酔いもまわってきたところで
となりに座ってたお兄さんにとんとんってされたんです


ふんわりお酒もまわっていい感じになっていたので
なぁに?
という感じで振り返ったら

「お寿司食べてくれませんか?」


???



いや、???ですよ
そりゃ
お寿司屋さん来てお寿司頼んどいて
ほとんど残ってるお寿司を食べていいですよ
ってどんな新手のビジネスキャッチなの?
ナンパにしたって怖すぎる
さしもの旅先おバカ(地元だけど)になってるわたしだって
そのくらいは警戒する

え?
って顔して戸惑ってたら
すこーしカタコトの日本語で話してくれたのは

日本の手仕事が見たくて
紹介されたお寿司屋さんにきてみた
けど、生魚が食べられない
頼みのスマホもホテルで充電したままにしていて
その意を対象に伝えられない


ということらしい

よくよく聞いてみると
日本の企業内で通訳(のような役職)で
働いたことがあり
今回は旅行で日本に来たとのこと
そして偶然にも同じSEKAI HOTELに宿泊していて
たまたま夕食の席で隣り合わせた..と

お勧めされている飲食店の中から選ぶ人が多いから
お店がバッティングする可能性はもちろんないとはいえないとはいえ
私たち以外のお客さんはどう見ても地元のお馴染みさん

こんな風に隣り合わせて
多少喋れるとはいえ異国語であることが間違いない
わたしに声をかけてくれた縁が嬉しくて

ありがたく彼のご厚意に甘えさせてもらいました


もらいっぱなしは性に合わないので
いっしょに日本酒飲んでみたり




せっかくだから日本のお酒美味しいと思ってほしいし

かったことの英語とこれまたカタコトの日本語
スマホの翻訳に助けてもらいながら
ときどーきカタコトのハングルで

一生懸命話すことのなんと楽しいことか
言葉の奥の裏の裏
コンテクスト関係なく
素直に話せるこの瞬間が好きで
わたしはこういう時ことさらオープンで素のままでいられるのだと思う
そして、いつかまた海外に行きたい理由も
わたしはきっとここに尽きる


そういえば彼と一緒に写真を撮らなかった
次のお店と移ってふらふらと歩いて
遅い時間までなにかと喋っていたから

撮れば良かったな

けどきっとまた会おうと思う
彼に会いたいと働きかけられる自分でありたいと思う
そのころまではわたしもハングルを少し勉強しようかな

そんな少しだけ初心に帰る出会いもあった
SEKAI HOTELでの宿泊体験でした



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